【2024年最新】理系のホワイト企業ランキング!選び方と内定獲得のコツも解説

理系のホワイト企業ランキング

理系のホワイト企業を知りたい

女性でも働きやすい理系企業はある?

ホワイト企業ってどうやって探せばいい?

せっかく就職するのであれば働きやすい企業を選びたいと、このような疑問を持っている就活生も多いのではないでしょうか。

理系就活生に人気のホワイト優良企業を紹介するとともに、選び方や内定を獲得するコツを解説します。

自分に合う優良企業を見つけて就職活動を成功させましょう。

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【2024】ホワイト企業ランキングTOP100(理系)

「ホワイト企業総合研究所」が発表した「ホワイト企業ランキング」のうち、理系職種がある企業を抜粋して紹介します。

「ホワイト企業」の定義は人によって異なりますが、このランキングは主に下記の指標を元に判断されました。

  1. 職場環境
  2. ワークライフバランス
  3. 給与・福利厚生
  4. 成長環境
  5. 事業見通し
  6. 財務指標

なお、各企業データに関して、とくに記載のないものは企業が公表した数値を参照しています。

  1. 1位:グーグル合同会社(全体1位)
  2. 2位:Facebook Japan株式会社(全体2位)
  3. 3位:アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(全体3位)
  4. 4位:ヴイエムウェア株式会社(全体9位)
  5. 5位 :株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(全体10位)
  6. 6位:サントリーホールディングス株式会社(全体11位)
  7. 7位:シスコシステムズ合同会社(全体12位)
  8. 8位:株式会社セールスフォース・ジャパン(全体13位)
  9. 9位:日本マイクロソフト株式会社(全体14位)
  10. 10位:アステラス製薬株式会社(全体25位)

1位:グーグル合同会社(全体1位)

グーグル合同会社

GAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)と呼ばれるアメリカの主要IT企業の1社で、検索エンジン「Google」を中心としたインターネット関連サービスを提供しています。

近年は情報系の学部・学科が増えており、IT企業は理系就活生からの人気が高い業界の1つです。

プライベートを大切にすることが当たり前のアメリカの考えが浸透しており、ワークライフバランスを保つために互いにサポートし合う環境が特徴です。

福利厚生のストックオプションは自社株を時価にかかわらずあらかじめ決められた価格で購入することができる権利で、株価があがれば社員へのリターンが大きくなるため業績向上へのモチベーションにつながっています。

本社(その他主な勤務地) 東京
資本金 1,000万円
平均年収 1597万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 非公表
平均年齢 非公表
有休取得率 85.4%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 19.4時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://about.google/]

2位:Facebook Japan株式会社(全体2位)

Facebook Japan株式会社

アメリカ・カリフォルニア州に本社を置き「Facebook」や「Instagram」などのSNSを運営する「Meta(旧:Facebook)」の日本法人で、1位のGoogleと同様、情報系の学生から人気が高いIT大手です。

フレックスタイムやリモートワークにより勤務場所や休みの取り方は自由で、成果さえ出せば個人の裁量で働き方を決めることができる環境です。

オフィスには朝・昼食が無料で提供される食堂のほか、息抜きのためのゲームや授乳室なども設置されています。

本社(その他主な勤務地) 東京
資本金 4億9999万9999円
平均年収 1,618万円(平均年収.jp参照)
平均勤続年数 非公表
平均年齢 非公表
有休取得率 77.4%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 13.8時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://about.meta.com/ja/company-info/]

3位:アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(全体3位)

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

ECサイト大手amazonグループの1社で、世界シェアNo.1のクラウドコンピューティングサービス「AWS」を提供するIT企業です。

新卒では「クラウドサポートエンジニア」などの情報系や電気設備の保守などを担当する「ファシリティエンジニア」など、複数の理系職種の求人があります。

母体であるamazonが提唱する「Our Leadership Principles」をもとに「全員がリーダーである」との考えを持ち、個人の裁量が大きい働き方が可能です。

アマゾンジャパンと共通のオフィスには50カ国以上から集まった社員が所属しており、さまざまな価値観に触れながら働いています。

本社(その他主な勤務地) 東京(大阪・名古屋・福岡)
資本金 非公表
平均年収 1,313万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 非公表
平均年齢 非公表
有休取得率 72.7%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 24.1時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://aws.amazon.com/jp/careers/]

4位:ヴイエムウェア株式会社(全体9位)

アメリカ・カリフォルニア州を拠点とするIT企業で、ITの仮想化(コンピュータリソースを管理するための技術)市場において世界一のシェアを誇ります。

クラウドネイティブ アプリケーションやクラウド管理、セキュリティなどを幅広く提供し、一貫した管理ができる製品を提供しています。

与えられた仕事をこなしていれば自由に休日を取りやすい外資系らしい社風で、オンオフをしっかり切り替えられる人にとっては非常に働きやすい環境です。

本社(その他主な勤務地) 東京(大阪)
資本金 非公開
平均年収 999万円(enライトハウス口コミ参照)
平均勤続年数 非公表
平均年齢 非公表
有休取得率 67.0%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 23.1時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.vmware.com/jp.html]

5位:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(全体10位)

「リクナビ」を運営するリクルートグループの1社で、人材採用・人材開発・制度構築・組織開発の4分野で企業の経営を支援しています。

ITを活用した商品・サービスの開発やデータ情報や最新テクノロジーを扱う職種もあり、情報系学部の専門性を活かして働くことができます

時間外勤務時間が比較的多くハードにもかかわらず、過去3年間の新卒離職者は34名中1名と高い定着率を誇ることが特徴です。

福利厚生面ではカフェテリアプランを取り入れており、毎年50万円相当支給されるポイントを利用して、住宅補助や医療費補助などさまざまなメニューのなかから希望のサービスを受けることができます。

本社(その他主な勤務地) 東京(名古屋・大阪・福岡)
資本金 1億5000万円
平均年収 868万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 7.8年(2021年3月時点)
平均年齢 38.8歳(2021年3月時点)
平均有休取得日数 11.4日(2020年度実績)
時間外勤務 45.9時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.recruit-ms.co.jp/]

6位:サントリーホールディングス株式会社(全体11位)

清涼飲料やアルコール飲料を中心に飲料業界で売上1位を誇るサントリーグループの中核で、「【大学院生】理系人気就職ランキング」にもランクインしている人気企業です。

「生産性の向上」「ワークライフバランスの実現」「健康・活き活きの実現」を目指して働き方改革を進めており、フレックスタイム制におけるコアタイムやテレワーク勤務日数の上限撤廃など、柔軟な働き方が可能になっています。

育児についても2024年度までに男性の育児休暇取得率100%を目指しており、2021年度の実績は134名(58%)でした。

なお、採用は「サントリーホールディングス株式会社」「サントリー食品インターナショナル株式会社」の2社合同でおこなっています。

本社(その他主な勤務地) 大阪(東京・ほか全国の事業所、海外)
資本金 700億円
平均年収 1,140万円
平均勤続年数 19.4年(2021年12月31日時点)
平均年齢 45.1歳(2021年12月31日時点)
有休取得率 77.7%(2021年度実績)
時間外勤務 18.6時間(2021年度実績)
[blogcard url=https://www.suntory.co.jp/]

7位:シスコシステムズ合同会社(全体12位)

アメリカ・カリフォルニア州に本社を置く世界最大級のネットワークシステム機器の開発メーカー「シスコシステムズ」の日本法人で、同社のシステム・ソリューションの販売やサービスの提供をおこなっています。

社員からのボトムアップにより自社のITツールやテクノロジーを最大限活用し、柔軟な働き方の実現に取り組んでいることが魅力です。

新卒ではシステムエンジニアやコンサルティングエンジニアなど、複数のエンジニア職を採用しています。

本社(その他主な勤務地) 東京(札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡)
資本金 4億5,000万円
平均年収 1348万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 非公開
平均年齢 非公開
有休取得率 65.0%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 26.7時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.cisco.com/c/ja_jp/index.html]

8位:株式会社セールスフォース・ジャパン(全体13位)

アメリカ・カリフォルニア州に本社を置き顧客関係管理(顧客情報管理、顧客関係構築)を中心としたクラウドコンピューティング・サービスを提供するIT企業「セールスフォース・ドットコム」の日本法人です。

同社のシステムは世界シェアは2020年時点で19.5%でトップ、日本においては約6割を占めています。

Great Place to Workが発表している働きがいのある会社ランキング」では大規模部門(従業員1000人以上)では、2019〜2022年の4年連続で1または2位を獲得しており、社員の満足度の高さが伺えます。

本社(その他主な勤務地) 東京(名古屋・大阪・和歌山・広島・福岡)
資本金 1億円
平均年収 1348万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 非公開
平均年齢 非公開
有休取得率 65.0%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 26.7時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.salesforce.com/jp/]

9位:日本マイクロソフト株式会社(全体14位)

アメリカ・ワシントンに本社を置くソフトウェア大手「マイクロソフト」の日本法人です。

1985年に開発されたパソコン用OS「Windows」は、長年シェア1位を独占し続けています。

2007年より在宅ワークを可能にしており、近年ではより柔軟な働き方を目指してリモートワークとオフィスワークのよさを組み合わせた独自の「ハイブリッドワーク」を取り入れています。

本社(その他主な勤務地) 東京
資本金 4 億 9950 万円
平均年収 1266万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 非公開
平均年齢 非公開
有休取得率 62.7%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 34.4時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.microsoft.com/ja-jp/]

10位:アステラス製薬株式会社(全体25位)

山之内製薬と藤沢薬品工業の合併により誕生した製薬メーカーで、2021年度の国内売上高は業界3位でした。

理系では医学・薬学系の学生を対象とした製薬技術研究職のほかにも、研究設備や市倹約製造施設の建設などを担当するエンジニアリング職も募集しています。

ワークライフバランスや女性活躍の取り組みに力を入れており、厚生労働省の「くるみん」「プラチナくるみん」や経済産業省の「ダイバーシティ経営企業100選」などの多数の認定・評価を受けました

2022年6月末時点で取締役の女性比率は30%となっており、2030年度までには経営基幹職における女性比率も現在の14.5%から30%に引き上げることを目指しています。

本社(その他主な勤務地) 東京(茨城・静岡・富山ほか)
資本金 1030億100万円
平均年収 1,064万円
平均勤続年数 16.2年
平均年齢 42.3歳
平均有休取得日数 20.7日(2020年度実績)
時間外勤務 21.1時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.astellas.com/jp/]

【メーカー】ホワイト企業ランキング(理系)

「ホワイト企業総合研究所」が発表した「ホワイト企業ランキング」のうち、ホワイト企業が多く理系学生からの人気も高いメーカーを抜粋してわかりやすく紹介します。

「ホワイト企業」の定義は人によって異なりますが、このランキングは主に下記の指標を元に判断されました。

  1. 職場環境
  2. ワークライフバランス
  3. 給与・福利厚生
  4. 成長環境
  5. 事業見通し
  6. 財務指標

なお、各企業データに関して、とくに記載のないものは企業が公表した数値を参照しています。

  1. 1位:サントリーホールディングス株式会社
  2. 2位:旭化成株式会社
  3. 3位:アステラス製薬株式会社
  4. 4位:シュルンベルジェ株式会社
  5. 5位:第一三共株式会社
  6. 6位:スリーエムジャパンイノベーション株式会社
  7. 7位:味の素株式会社
  8. 8位:トヨタ自動車株式会社
  9. 9位:ファイザー株式会社
  10. 10位:中外製薬株式会社

1位:サントリーホールディングス株式会社

清涼飲料やアルコール飲料を中心に飲料業界で売上1位を誇るサントリーグループ(国内289社)の中核企業です。

「生産性の向上」「ワークライフバランスの実現」「健康・活き活きの実現」を目指して働き方改革を進めており、フレックスタイム制におけるコアタイムやテレワーク勤務日数の上限撤廃など、柔軟な働き方が可能です。

育児についても2024年度までに男性の育児休暇取得率100%を目指しており、2021年度の実績は134名(58%)でした。

なお、採用は「サントリーホールディングス株式会社」「サントリー食品インターナショナル株式会社」の2社合同となっています。

本社(その他主な勤務地) 大阪(東京・ほか全国の事業所、海外)
資本金 700億円
平均年収 1,140万円
平均勤続年数 19.4年(2021年12月31日時点)
平均年齢 45.1歳(2021年12月31日時点)
有休取得率 77.7%(2021年度実績)
時間外勤務 18.6時間(2021年度実績)
[blogcard url=https://www.suntory.co.jp/?ke=hd]

2位:旭化成株式会社

ケミカル・生活製品から繊維、電子部品、医療・医薬品、住宅など幅広い事業を手がける化学メーカーです。

旭化成が一括して採用をおこないますが配属先はグループ会社も含まれ、理系では素材や医薬品の研究開発、生産技術開発、医療機器開発、情報システム開発などさまざまな職種があります

全国に独身寮や社宅が用意されており、割安で入居が可能です。

また、全国の契約保養所やリゾート施設、スポーツクラブを割引価格で利用できるほか、各地域で野球部やサッカー部など多くのクラブもあり、仕事外でのリフレッシュに関する福利厚生も充実しています。

本社(その他主な勤務地) 東京(大阪・名古屋・宮崎・静岡・岡山・神奈川・三重・滋賀ほか)
資本金 1033億8900万円
平均年収 751万円
平均勤続年数 14.6年(2022年3月31日時点)
f平均年齢 41.3歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 21.1時間(2020年度実績)
時間外勤務 20.7日(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.asahi-kasei.com/jp/]

3位:アステラス製薬株式会社

山之内製薬と藤沢薬品工業の合併により誕生した製薬メーカーで、2021年度の国内売上高は業界3位でした。

アメリカやヨーロッパ、アジアなど海外にも多くの開発・生産・販売拠点を持ち、売上の8割を海外が占めます。

ワークライフバランスや女性活躍の取り組みに力を入れており、厚生労働省の「くるみん」「プラチナくるみん」や経済産業省の「ダイバーシティ経営企業100選」などの複数の認定・評価を受けました

2022年6月末時点で取締役の女性比率は30%となっており、2030年度までには経営基幹職における女性比率も現在の14.5%から30%に引き上げることを目指しています。

本社(その他主な勤務地) 東京(茨城・静岡・富山ほか)
資本金 1030億100万円
平均年収 1,064万円
平均勤続年数 16.2年
平均年齢 42.3歳
平均有休取得日数 20.7日(2020年度実績)
時間外勤務 21.1時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.astellas.com/jp/]

4位:シュルンベルジェ株式会社

フランス・パリとアメリカ・ヒューストンに本社を構え、油田探査用計測機器の開発・製造を手がける世界最大級のエネルギー開発企業「シュルンベルジェ・リミテッド」の日本法人です。

日本においては神奈川県にSKKテクノロジーセンターをもち、音響 、光学分析装置、坑井用ケーブル通信、センサー など各種の油田探査用計測機器を開発・製造しています。

給与は日本では珍しい年俸制で、初任給は654万円(基本月額51.2万円)という高収入です。

本社(その他主な勤務地) 神奈川(東京・新潟)
資本金 13億9900万円
平均年収 984万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 14.5年(2022年度時点)
平均年齢 約45歳(2022年度時点)
有休取得率 85%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 26.7時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://jp.slb.com/]

5位:第一三共株式会社

「ルル」や「ロキソニンS」などで知られる製薬メーカーで、2021年度の国内売上高は業界4位でした。

新薬の開発を中心としておりますが、グループ全体としては「ジェネリック医薬品」「ワクチン」「OTC医薬品(処方箋なしで購入できる医薬品)」を併せた4分野を開発・製造しています。

仕事とプライベートの両立を意味する「ワークライフバランス」を、仕事とプライベートの好循環を作るという意味を込めて「ワークライフサイクル」と置き換え、多様な働き方をサポートしています。

事業所内に保育所を3つ設置するなど子育てとの両立を図る取り組みが評価され、厚生労働省から「プラチナくるみん」の認定を受けました。

本社(その他主な勤務地) 東京(神奈川・群馬ほか)
資本金 500億円
平均年収 1,094万円
平均勤続年数 20.0年(2022年3月31日時点)
平均年齢 44.8歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 14.2日(2019年度実績)
時間外勤務 29.4%(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.daiichisankyo.co.jp/]

6位:スリーエムジャパンイノベーション株式会社

アメリカに本社を置く化学・電気素材メーカー「3M」の日本法人で、神奈川県に製造・研究開発拠点を持ちます。

スポンジなどの「スコッチ・ブライト」シリーズや付箋「ポストイット」で知られていますが、研磨剤やセラミック、歯科用・矯正用材料、エレクトロニクス素材など幅広い分野を手がけています。

健康経営への取り組みが評価され、2020〜2022年と3年連続で経済産業省「健康経営優良法人ホワイト500」の認定を受けています

本社(その他主な勤務地) 東京(神奈川)
資本金 9億6,000万円
平均年収 955万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 非公開
平均年齢 非公開
平均有休取得日数 49.7%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 24.7時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/company-jp/about-3m/group/]

7位:味の素株式会社

「おいしく食べて健康づくり」を志に、調味料や冷凍食品を開発・製造する食品メーカーです。

創業後8年でニューヨークに進出し、現在は南北アメリカやヨーロッパ、アジアを中心に26の国と地域に拠点を持ちます。

コアタイムなしのフレックスタイム制に加え、業務内容に応じて拠点オフィスや自宅、サテライトオフィスなど働く場所も自由に選ぶことができ、柔軟な働き方が可能です。

また、借上社宅として提携不動産会社の物件に入居した場合、家賃補助を受けることができます

本社(その他主な勤務地) 東京(大阪・福岡・愛知・宮城・埼玉・広島・石川ほか)
資本金 798億6300万円
平均年収 1,045万円
平均勤続年数 20.2年(2022年3月31日時点)
平均年齢 44.4歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 15.3日(2020年度実績)
時間外勤務 21時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.ajinomoto.co.jp/]

8位:トヨタ自動車株式会社

小型車・普通車を中心に自動車の開発・製造を手がけるメーカーです。

2020・2021年と連続で世界販売台数の首位を獲得しており、日本を代表するグローバル企業としての地位を確立しています。

各オフィス近隣には約80カ所もの寮が用意されていて、自宅が至近の場合を除いて誰でも入寮可能です。

福利厚生が充実していることで知られており、異業種交流を通じて出会いをサポートする「恋活プログラム」や寮ー会社間や各オフィス間のシャトルバス運行など、大企業ならではの珍しいものも用意されています

本社(その他主な勤務地) 愛知(静岡・東京・北海道ほか)
資本金 6,354億円
平均年収 857万円
平均勤続年数 16.4年(2022年3月31日時点)
平均年齢 40.4歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 非公開
時間外勤務 21.3時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://global.toyota/]

9位:ファイザー株式会社

アメリカ・ニューヨークに本社を置く製薬メーカーで、2021年の医薬品売上高は世界1位を獲得しました。

日本では東京に開発拠点、愛知に生産拠点を構えます。

国内外すべてのオープンポジションに誰でも応募することができるグローバルジョブポスティングシステム(社内公募制度)を設けており、やりたい仕事にチャレンジできる環境です。

また、柔軟かつメリハリのある働き方のサポートに力を入れており、土日を合わせて9連休を取得できる「5+4キャンペーン」や、結婚による勤務地選択制度などさまざまな制度を導入しています。

本社(その他主な勤務地) 東京(名古屋・横浜ほか)
資本金 非公開
平均年収 1024万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 17.4年(2021年時点)
平均年齢 非公開
平均有休取得日数 12.8日(2020年度実績)
時間外勤務 17.4時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html]

10位:中外製薬株式会社

医師の処方が必要な「医療用医薬品」に特化した製薬メーカーで、2021年度の国内売上高は業界4位でした。

得意とするがん領域が売上の約半分を占め国内シェア15.4%で1位、抗体医薬品も22.9%でトップシェアを誇ります。

もとは日系企業ですが、2002年スイスに本社を置く世界トップクラスの医薬品メーカーであるロシュ社とアライアンスを組み、現在は同社が株の半数以上を保有する外資系企業となりました。

子育て支援として東京のオフィス近くに保育所を開設しているほか、営業車両での保育所送迎や結婚や育児、介護による新幹線通勤が認められており、時間を有効活用しながら育児や介護と仕事の両立ができるようサポートしています

本社(その他主な勤務地) 東京(神奈川・静岡・栃木ほか)
資本金 732億200万円
平均年収 1155万円
平均勤続年数 16年10ヶ月(2021年12月31日時点)
平均年齢 43歳4ヶ月(2021年12月31日時点)
有休消化率 59.0%(2020年度実績)
時間外勤務 4.3時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.chugai-pharm.co.jp/]

大手企業ランキング(理系)

大企業と中小企業の違いは中小企業基本法によって明確に定義されており、社員の人数や資本金、出資額によって決まります。

ここでは、「Yahoo!ファイナンス」の情報を元に、従業員数の多い企業をランキングでわかりやすく紹介します。

  1. 1位:トヨタ自動車株式会社
  2. 2位:株式会社日立製作所
  3. 3位:日本電信電話株式会社(NTT)
  4. 4位:住友電気工業株式会社
  5. 5位:パナソニックホールディングス株式会社
  6. 6位:本田技研工業株式会社
  7. 7位:キヤノン株式会社
  8. 8位:株式会社デンソー
  9. 9位:株式会社NTTデータ
  10. 10位:イオン株式会社

1位:トヨタ自動車株式会社

小型車・普通車を中心に自動車の開発・製造を手がけるメーカーです。

【メーカー】ホワイト企業ランキング」でも8位に入っており、規模、働きやすさともに日本を代表する優良企業と言えます。

各オフィス近隣には約80カ所もの寮が用意されていて、自宅が至近の場合を除いて誰でも入寮可能です。

福利厚生が充実していることで知られており、異業種交流を通じて出会いをサポートする「恋活プログラム」や寮ー会社間や各オフィス間のシャトルバス運行など、大企業ならではの珍しいものも用意されています。

本社(その他主な勤務地) 愛知(静岡・東京・北海道ほか)
資本金 6,354億円
平均年収 857万円
平均勤続年数 16.4年(2022年3月31日時点)
平均年齢 40.4歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 非公開
時間外勤務 21.3時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://global.toyota/]

2位:株式会社日立製作所

100年以上の歴史を持つ老舗メーカーで、ITやモビリティ、ヘルスケア、インダストリー(産業、環境など)、エネルギーなどさまざまな分野で豊かで快適な生活を提供しています。

理系の採用では学校推薦枠と自由応募枠があり、いずれも希望する事業分野との面談により理解を深めて就活生と企業のニーズを確認する「ジョブマッチング制度」を導入しています。

希望分野を決めて選考に臨み、内々定と同時に配属先も決定するため、希望から外れた部署へ配属になる心配がありません

福利厚生では与えられたポイントを使って自由にメニューを選べるカフェテリアプランを採用しており、住宅ローンや家事代行利用の補助といった生活サポートからスポーツクラブや旅行費用の補助など、充実したプランが用意されています。

本社(その他主な勤務地) 東京(茨城・神奈川・埼玉ほか)
資本金 4617億3100万円
平均年収 896万円
平均勤続年数 19.3年(2022年3月31日時点)
平均年齢 42.7歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 非公開
時間外勤務 非公開
[blogcard url=https://www.hitachi.co.jp/]

3位:日本電信電話株式会社(NTT)

1953年に発足した国営法人「日本電信電話公社」を起源とする通信・情報会社です。

NTTドコモやNTTコミュニケーションズをはじめ約950もの子会社があり、グループ全体で保有する特許は2022年3月時点で約18,000件にのぼります。

個人の裁量により業務の手段や時間配分などを決められる「裁量労働制」やリモートワークを基本とする「リモートスタンダード」制度を導入し、個人の能力やライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

総務省からテレワーク先駆者百選」として認定を受け、通信事業者として場所に縛られない働き方を牽引しています。

本社(その他主な勤務地) 東京(神奈川・茨城・大阪ほか)
資本金 9,380億円
平均年収 952万円
平均勤続年数 16.7年
平均年齢 41.8歳
平均有休取得日数 14.4日(2020年度実績)
時間外勤務 34.0時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://group.ntt/jp/]

4位:住友電気工業株式会社

「社会インフラ」「最先端技術」「グローバル」をキーワードに、自動車や情報通信、エレクトロニクス、環境エネルギー、産業素材の5分野を手がけるメーカーです。

世界40カ国に約400拠点を持ち、社員の約半数は海外出張や駐在の経験を持つグローバル企業のため、海外勤務に興味のある人におすすめの企業です。

女性の育児休暇復帰率は100%、男性の取得率は63.6%と子育て支援にも力を入れています。

女性マネージャーの人数は5年で4倍になり、「プラチナくるみん」「えるぼし」「なでしこ銘柄」の認定を受けるなど女性も活躍できる環境です。

本社(その他主な勤務地) 大阪(茨城・栃木・東京・神奈川・山梨・愛知・三重・滋賀・大阪・兵庫・岡山ほか)
資本金 997億3700万円
平均年収 785万円
平均勤続年数 16.4年(2022年3月31日時点)
平均年齢 43.2歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 15.7日(2021年度実績)
時間外勤務 16.3時間(2021年度実績)
[blogcard url=https://sumitomoelectric.com/jp/]

5位:パナソニックホールディングス株式会社

パナソニック株式会社を中心に約520社で構成されるパナソニックグループを統括する持株会社で、採用はグループ各社がおこなっています。

理系学生を対象とした一般的な技術系採用のほかに「高度技術人材コース」を設け、AIやデータサイエンスなど最新のデジタル技術に関する専門性を身につけた人材の育成に力を入れています

いち早く2016年より柔軟な働き方を目指した取り組みをはじめており、情報の電子化により場所を選ばず効率よく働ける環境が整っていることも魅力です。

本社(その他主な勤務地) 大阪(全国の事業所)
資本金 2,529億円
平均年収 758万円
平均勤続年数 22.5年(2022年3月31日時点)
平均年齢 45.7歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 非公開
時間外勤務 非公開
[blogcard url=https://holdings.panasonic/jp/]

6位:本田技研工業株式会社

二輪・四輪自動車の開発・製造を手がけるメーカーで、売上の大半を海外が占めるグローバル企業です。

アメリカをはじめ世界各国にも拠点を持ち、生産は24カ国、開発は14カ国でおこなっています。

1970年代から有給休暇の繰越による消滅をゼロにする「有給休暇カットゼロ運動」に取り組み、1988年には全社でカットゼロを実現したほか、3日連続・5日連続での有休取得も推奨されており、土日含めて9連休が取得可能です。

本社(その他主な勤務地) 東京(栃木・埼玉・静岡・三重・熊本)
資本金 860億円
平均年収 778万円
平均勤続年数 22.2年(2022年3月31日時点)
平均年齢 44.7歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 18.8日(2019年度実績)
時間外勤務 19.9時間(2019年度実績)
[blogcard url=https://www.honda.co.jp/]

7位:キヤノン株式会社

オフィス用複合機やレーザープリンターなどのプリンティング事業を主力とする精密機器メーカーです。

プリンティング事業が売上の55%を占めるほか、イメージング(カメラ)、メディカル(CT、MRIなど)、インダストリアル(産業機器など)の4部門を手がけます。

海外にも複数の子会社を持ち現在約1000名の日本人社員が海外で勤務しており、グローバルに活躍できる環境です。

社員の健康に力を入れ、健康支援アプリや睡眠サポートをはじめとしたさまざまな取り組みが評価され、健康経営銘柄2022」「スポーツエールカンパニー」「上手な医療のかかり方アワード」など複数の認定や受賞実績があります。

本社(その他主な勤務地) 東京(茨城・栃木・神奈川・静岡・大分・海外)
資本金 1747億6200万円
平均年収 759万円
平均勤続年数 20.1年(2021年3月31日時点)
平均年齢 44.9歳(2021年3月31日時点)
平均有休取得日数 16.4日(2020年度実績)
時間外勤務 9.4時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://canon.jp/]

8位:株式会社デンソー

パワートレイン(駆動装置)やモーター、エアコンなどの自動車関連部品を開発・製造するメーカーです。

北アメリカやヨーロッパ、アジアなど世界各国に支社を持ち、自動車部品のシェアは世界2位を誇ります。

本社敷地内には休憩スペースやフィットネスエリアを備えた多目的施設を新設、愛知・三重県内には託児所を6カ所持ち、働きやすい環境も魅力です。

本社(その他主な勤務地) 愛知(三重・静岡・東京・神奈川・岩手・神戸・)
資本金 1,875億円
平均年収 786万円
平均勤続年数 22.3年(2022年3月31日時点)
平均年齢 44.2歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 19.4日(2020年度実績)
時間外勤務 非公開
[blogcard url=https://www.denso.com/jp/ja/]

9位:株式会社NTTデータ

NTTグループの1社で、日本最大のシステムインタグレータ(ソフトウェアの設計や運用、コンサルティング)として電子マネーや自治体の防災システムをはじめさまざまなシステムを提供しています。

新卒入社社員のうち理系出身者は6割にのぼり、情報系出身者はもちろん非情報系出身者も多く活躍しています。

社員の働きやすさにも力を入れており、年間労働時間はIT業界の平均である2,000時間を大幅に下回る1,867時間です。

先進技術の導入やイノベーションにより働き方改革を推進している企業を選ぶ「第3回日経スマートワーク経営調査(日本経済新聞社)」では最高評価である5つ星認定を受けました。

本社(その他主な勤務地) 東京(神奈川・千葉・ほか国内外の各拠点)
資本金 1425億2000万円
平均年収 759万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 14.8年(2021年3月時点)
平均年齢 38.9歳(2021年3月時点)
平均有休取得日数 16.2日(2020年度実績)
時間外勤務 非公開
[blogcard url=https://www.nttdata.com/jp/ja/]

10位:イオン株式会社

スーパーマーケット「マックスバリュ」やショッピングモール「イオンモール」を展開するグループ各社を統括する持株会社です。

グループ内の店舗は全国で2万カ所を越えるほか、ディベロッパー事業や金融事業など幅広く展開しています。

「ダイバーシティが成長の源泉」と考え誰もが働きやすい環境づくりに取り組んだ結果、なでしこ銘柄2021」「日経Smart Work大賞2020 イノベーション力部門」「えるぼし(3段階目)」など複数の認定や賞を受けました

本社(その他主な勤務地) 千葉
資本金 2,200億700万円
平均年収 856万円
平均勤続年数 19.8年(2022年2月28日時点)
平均年齢 49.7歳(2022年2月28日現在)
有休消化率 60.6%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 20.9時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.aeon.info/]

女性が働きやすいホワイト企業ランキング(理系)

社会全体で女性のキャリア形成に力を入れる動きが活発になっていますが、「女性が働きやすい会社は男性も働きやすい」と言われています。

女性が働きやすい環境が整っている企業を5社紹介するので、女性はもちろん男性も参考にしてみてください。
  1. 1位:株式会社ワコールホールディングス
  2. 2位:株式会社ヤクルト本社
  3. 3位:イオン株式会社
  4. 4位:ユニ・チャーム株式会社
  5. 5位:花王株式会社

1位:株式会社ワコールホールディングス

「ピーチ・ジョン」「AMPHI」「une nana cool」など、コンセプトやターゲットの異なる複数のブランドを展開し、国内トップシェアを誇る下着メーカーです。

女性向け製品が主力であることから、2022年3月時点での女性従業員比率は90.5%、女性管理職者比率は27.3%と高い数字を誇り、現在は管理職に占める女性割合30%以上を目指した取り組みに力を入れています。

自己啓発活動(ボランティア、留学など)や配偶者の転勤に伴う休職が可能で、幅広いキャリア選択が可能です。

本社(その他主な勤務地) 京都(北海道・東京・福岡・沖縄・海外)
資本金 132億6000万円
平均年収 554万円
平均勤続年数 19.8年(2022年3月31日時点)
平均年齢 46.0歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 14.3日(2020年度実績)
時間外勤務 3時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.wacoalholdings.jp/]

2位:株式会社ヤクルト本社

ヒット商品「ヤクルト1000」をはじめとする乳酸菌飲料を主力に、清涼飲料や食品、医薬品、化粧品の開発・製造・販売を手がける食品メーカーです。

東京都国立市には「ヤクルト中央研究所」を設け、製品開発をおこなっています。

プライベートと両立して働ける「ヤクルトレディ」でも知られていますが、本社勤務においても子育て支援に力を入れており、2020年には「プラチナくるみん」の認定を受けました

生産技術職または総合職として入社した場合は8年目までに原則全員が参加する「グローバルインターンシップ」があり、2週間の海外現地法人にて研修を実施することで海外で活躍できる人材の育成を目指しています

本社(その他主な勤務地) 東京(福島・茨城・神奈川・静岡・兵庫・佐賀)
資本金 311億1,765万円
平均年収 791万円
平均勤続年数 18.6年(2022年3月31日現在)
平均年齢 42.5歳(2022年3月31日現在)
有休取得率 71.7%(2020年度実績)
時間外勤務 8.1時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.yakult.co.jp/]

3位:イオン株式会社

スーパーマーケット「マックスバリュ」やショッピングモール「イオンモール」を展開するグループ各社を統括する持株会社で、「大手企業ランキング」でもランクインしている大グループです。

グループ内の店舗は全国で2万カ所を越えるほか、ディベロッパー事業や金融事業など幅広く展開しています。

労働者に占める女性の割合は44%、管理職の女性比率は26%と、政府が目標としている30%を目前にしています。

「ダイバーシティが成長の源泉」と考え誰もが働きやすい環境づくりに取り組んだ結果、なでしこ銘柄2021」「日経Smart Work大賞2020 イノベーション力部門」「えるぼし 3段階目」など複数の認定や賞を受けました

本社(その他主な勤務地) 千葉
資本金 2,200億700万円
平均年収 856万円
平均勤続年数 19.8年(2022年2月28日時点)
平均年齢 49.7歳(2022年2月28日現在)
有休消化率 60.6%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 20.9時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.aeon.info/]

4位:ユニ・チャーム株式会社

生理用品からはじまり、おむつを中心とするベビーケア用品やペット用品、ティッシュペーパーやマスクといった衛生用品などを開発・製造するメーカーです。

日本はもちろん、タイやインドネシアなどアジア各国でも分野別でシェアNo.1を獲得しており、売上における海外比率は約60%を占めています。

社内に浸透させ取得しやすい風土を目指す目的で自社ブランド名から名付けた「ソフィ休暇(生理休暇)」や「ペットとの別れのための休暇」など、自社製品と絡めた取り組みが特徴的です。

本社(その他主な勤務地) 本社(香川・福島・静岡・埼玉・兵庫・三重・福岡)
資本金 159億9300万円
平均年収 842万円
平均勤続年数 16.1年(2021年12月31日時点)
平均年齢 41.1歳(2021年12月31日時点)
有休消化率 10.1日(2020年度実績)
時間外勤務 17.6時間(2019年度実績)
[blogcard url=https://www.unicharm.co.jp/ja/home.html]

5位:花王株式会社

「ハイジーン&リビングケア」「ヘルス&ビューティケア」「ライフケア」「化粧品」の4分野を手がける化学メーカーです。

日用品・消費財メーカーとしては国内トップシェアを誇り、海外でも100以上の国と地域で事業を展開しています。

自社製品の名前を冠した時短勤務制度「メリーズタイム」や、小学校3年生までの子どもがいる社員を対象に有給とは別に年5日間の休暇が取得できる「看護・介護特別休暇」など、子育て中でも安心して働ける制度が整っています。

本社(その他主な勤務地) 東京
資本金 854億円
平均年収 789万円
平均勤続年数 17.4年(2021年12月31日時点)
平均年齢 40.5歳(2021年12月31日時点)
有休消化率 69.1%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 24.2時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.kao.com/jp/]

【大学院生】理系人気就職ランキング

キャリタスが発表した「就職希望企業ランキング:大学院生編」をもとに、大学院生に人気の企業を紹介します。

働きやすさだけではなく、成長できる環境が整っている企業も多数ランクインしているので、重視するポイントとマッチする企業を探してみてください。
  1. 1位:ソニーグループ株式会社(旧:ソニー株式会社)
  2. 2位:旭化成グループ
  3. 3位:トヨタ自動車株式会社
  4. 4位:株式会社日立製作所
  5. 5位:アクセンチュア株式会社
  6. 6位:株式会社NTTデータ
  7. 6位:川崎重工業株式会社
  8. 8位:味の素株式会社
  9. 9位:株式会社野村総合研究所
  10. 10位:サントリーグループ

1位:ソニーグループ株式会社(旧:ソニー株式会社)

テレビやオーディオ機器などを開発・製造する「ソニー株式会社」や音楽事業を手がける「株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント」など、グループ各社を統括する持株会社です。

2021年のグループ再編により「ソニーグループ」に社名変更し、旧社名である「ソニー」は現在エンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S)事業を担う子会社の名称になっています。

希望の部署やポストに応募できる「社内募集制度」や仕事で高評価を得た社員にプロ野球のようなフリーエージェント権が与えられる制度などを導入し、やりたいことにチャレンジできる環境です。

また、育児や介護、治療との両立を目指した「Symphony Plan」により、社員のキャリアをサポートする環境も整っています。

本社(その他主な勤務地) 東京(神奈川・宮城)
資本金 8,804億円
平均年収 1084万円
平均勤続年数 16.7年(2022年3月31日)
平均年齢 42.6歳(2022年3月31日)
平均有休取得日数 12.2日(2020年度実績)
時間外勤務 34.2時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.sony.com/ja/]

2位:旭化成グループ

ケミカル・生活製品から繊維、電子部品、医療・医薬品、住宅など幅広い事業を手がける化学メーカーです。

旭化成が一括して採用をおこないますが配属先はグループ会社も含まれ、理系では素材や医薬品の研究開発、生産技術開発、医療機器開発、情報システム開発などさまざまな職種の求人があります

全国に独身寮や社宅が用意されており、割安で入居が可能です。

また、全国の契約保養所やリゾート施設、スポーツクラブを割引価格で利用できるほか、各地域で野球部やサッカー部など多くのクラブもあり、仕事外でのリフレッシュに関する福利厚生も充実しています。

本社(その他主な勤務地) 東京(大阪・名古屋・宮崎・静岡・岡山・神奈川・三重・滋賀ほか)
資本金 1033億8900万円
平均年収 751万円
平均勤続年数 14.6年(2022年3月31日時点)
平均年齢 41.3歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 21.1時間(2020年度実績)
時間外勤務 20.7日(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.asahi-kasei.com/jp/]

3位:トヨタ自動車株式会社

小型車・普通車を中心に自動車の開発・製造を手がけるメーカーです。

2020・2021年と連続で世界販売台数の首位を獲得しており、日本を代表するグローバル企業として地位を確立しています。

各オフィス近隣には約80カ所もの寮が用意されていて、自宅が至近の場合を除いて誰でも入寮可能です。

福利厚生が充実していることで知られており、異業種交流を通じて出会いをサポートする「恋活プログラム」や寮ー会社間や各オフィス間のシャトルバス運行など、大企業ならではの珍しいものも用意されています

本社(その他主な勤務地) 愛知(静岡・東京・北海道ほか)
資本金 6,354億円
平均年収 857万円
平均勤続年数 16.4年(2022年3月31日時点)
平均年齢 40.4歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 非公開
時間外勤務 21.3時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://global.toyota/]

4位:株式会社日立製作所

100年以上の歴史を持つ老舗メーカーで、ITやモビリティ、ヘルスケア、インダストリー(産業、環境など)、エネルギーなどさまざまな分野で豊かで快適な生活を提供しています。

理系の採用では学校推薦枠と自由応募枠があり、いずれも希望する事業分野との面談により理解を深めて就活生と企業のニーズを確認する「ジョブマッチング制度」を導入しています。

希望分野を決めて選考に臨み、内々定と同時に配属先も決定します。

福利厚生では与えられたポイントを使って自由にメニューを選べるカフェテリアプランを採用しており、住宅ローンや家事代行利用の補助といった生活サポートからスポーツクラブや旅行費用の補助など、充実したプランが用意されています

本社(その他主な勤務地) 東京(茨城・神奈川・埼玉ほか)
資本金 4617億3100万円
平均年収 896万円
平均勤続年数 19.3年(2022年3月31日時点)
平均年齢 42.7歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 非公開
時間外勤務 非公開
[blogcard url=https://www.hitachi.co.jp/]

5位:アクセンチュア株式会社

アイルランドに本社を置き、世界49カ国200以上のオフィスを持つ総合コンサルティングファームの日本法人です。

AIやメタバースのような最新技術や経営戦略やM&Aなどの事業サポート、マーケティング、サステナビリティなど幅広いジャンルを手がけます。

ソリューション・エンジニアやデータサイエンティストなど高いIT知識を必要とする職種も多いため、理系学生からの人気が高くなっています。

PRIDE指標」を2022年時点で7年連続受賞した実績も持ち、性的マイノリティに対する取り組みに積極的です。

本社(その他主な勤務地) 東京(横浜・大阪・福島・札幌・福岡・熊本)
資本金 3億5千万円
平均年収 867万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 非公開
平均年齢 非公開
有休消化率 67.7%(openwork口コミ参照)
時間外勤務 36.0時間(openwork口コミ参照)
[blogcard url=https://www.accenture.com/jp-ja?c=acn_glb_brandexpressiongoogle_12779789&n=psgs_0122&gclid=Cj0KCQiA14WdBhD8ARIsANao07gQlYxdbY2DsG2rOkhds3uqxcKupQLxWOGiyl9H2re3s4Z-XnT8VksaAvCXEALw_wcB]

6位:株式会社NTTデータ

NTTグループの1社で、日本最大のシステムインタグレータ(ソフトウェアの設計や運用、コンサルティング)として電子マネーや自治体の防災システムをはじめさまざまなシステムを提供しています。

新卒入社社員のうち理系出身者は6割にのぼり、情報系出身者はもちろん非情報系出身者も多く活躍しています。

社員の働きやすさにも力を入れており、年間労働時間はIT業界の平均である2,000時間を大幅に下回る1,867時間です。

先進技術の導入やイノベーションにより働き方改革を推進している企業を選ぶ「第3回日経スマートワーク経営調査(日本経済新聞社)」では最高評価である5つ星認定を受けました。

本社(その他主な勤務地) 東京(神奈川・千葉・ほか国内外の各拠点)
資本金 1425億2000万円
平均年収 759万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 14.8年(2021年3月時点)
平均年齢 38.9歳(2021年3月時点)
平均有休取得日数 16.2日(2020年度実績)
時間外勤務 非公開
[blogcard url=https://www.nttdata.com/jp/ja/]

6位:川崎重工業株式会社

船舶や鉄道車両、航空機などの輸送用機器、プラントやガスタービンなどのエネルギー、産業用ロボットや油圧機器の産業用設備、二輪バイクを中心とするモーターサイクルの4分野を手がける機械メーカーです。

なかでも鉄道車両は日本のトップメーカーとして、JRをはじめ国内外多くの鉄道会社向けの新幹線・在来線車両、貨物などをを手がけています。

新卒として入社後は3年かけて育成がおこなわれ、社会人としての基礎知識や英語、職種別の専門研修など成長のためのさまざまな研修が用意されています。

各事業所の周辺には独身寮や社宅があるほか、直営保養所やスポーツ施設、10万円相当のポイント制で自由にメニューが選べるカフェテリアプランなど、充実した福利厚生が魅力です。

本社(その他主な勤務地) 東京(兵庫・北海道・宮城・岐阜・愛知・大阪・広島・香川・福岡・沖縄・ほか国内外の事業所)
資本金 1044億8400万円
平均年収 683万円
平均勤続年数 14.9年(2022年3月31日時点)
平均年齢 40.5歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 15.9日(2020年度実績)
時間外勤務 17.2時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.khi.co.jp/]

8位:味の素株式会社

「おいしく食べて健康づくり」を志に、調味料や冷凍食品を開発・製造する食品メーカーで、「【メーカー】ホワイト企業ランキング」でも7位にランクインしています。

創業後8年でニューヨークに進出し、現在は南北アメリカやヨーロッパ、アジアを中心に26の国と地域に拠点を持ちます。

コアタイムなしのフレックスタイム制に加え、業務内容に応じて拠点オフィスや自宅、サテライトオフィスなど働く場所も自由に選ぶことができ、柔軟な働き方が可能です。

また、借上社宅として提携不動産会社の物件に入居した場合、家賃補助を受けることができます

本社(その他主な勤務地) 東京(大阪・福岡・愛知・宮城・埼玉・広島・石川ほか)
資本金 798億6300万円
平均年収 1,045万円
平均勤続年数 20.2年(2022年3月31日時点)
平均年齢 44.4歳(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 15.3日(2020年度実績)
時間外勤務 21時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.ajinomoto.co.jp/]

9位:株式会社野村総合研究所

コンサルティングや金融ITソリューション、産業ITソリューションなどを提供するコンサルティング会社で、日本のみならずアメリカやヨーロッパ、アジアなどでも広く事業を展開しています。

採用は学部学科問わずおこなっていますが、アプリケーションエンジニアやテクニカルエンジニアなど、IT・情報系の知識を活かせる職種も多く理系出身者は7割にのぼります

20種類以上のキャリアパスから社員一人ひとりの適性や希望に合わせた目標を設定して働くことができるほか、キャリアを後押しする講座が年間300以上用意されており、自分次第で成長できる環境です。

入社後一定期間が経過すると、業務の進め方や時間配分を自ら決める「裁量労働制」となり、「どれだけ働いたか」ではなく「どれだけ質の高い仕事ができたか」が重視されています。

本社(その他主な勤務地) 東京(神奈川・大阪・札幌・福岡)
資本金 236億4493万2600円
平均年収 1,232万円
平均勤続年数 40.6歳(2022年3月31日時点)
平均年齢 14.8年(2022年3月31日時点)
平均有休取得日数 13.7日(2020年度実績)
時間外勤務 33.5時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.nri.com/jp]

10位:サントリーグループ

飲料水やアルコール飲料を中心に、国内外で事業を展開する大手食品メーカーグループで、「サントリーホールディングス株式会社」としては「【メーカー】ホワイト企業ランキング」の1位にもランクインした優良企業です。

全世界で4万人にのぼる社員一人ひとりが個性を最大限活かして活躍できることを目指し、「全社員型タレントマネジメント」「ダイバーシティ経営」を基本方針としています。

グループ全体として「生産性の向上」「ワークライフバランスの実現」「健康・活き活きの実現」を目指して働き方改革を進めており、柔軟な働き方が可能です。

なお、グループ全体を統括する「サントリーホールディングス」と、中枢である「サントリー食品インターナショナル株式会社」は合同で採用をおこなっています。

本社(その他主な勤務地) 大阪(東京・ほか全国の事業所、海外)
資本金 700億円(サントリーホールディングス株式会社)
平均年収 1140万円(サントリーホールディングス株式会社)
平均勤続年数 19.4年(2021年12月31日時点)
平均年齢 45.1歳(2021年12月31日時点)
有休取得率 77.7%(2021年度実績)
時間外勤務 18.6時間(2021年度実績)

※ データはサントリーホールディングス株式会社のもの

[blogcard url=https://www.suntory.co.jp/]

みんなが知らない超優良企業リスト

隠れ優良ホワイト企業として「ホワイト企業研究所」に掲載されている企業について、詳しく解説します。

ここでの隠れ優良ホワイト企業の定義は下記のとおりです。
  1. 「就活 四季報(総合版)」に未掲載
  2.  社員数が1000人未満
  3.  売上高が1000億円未満

引用:ホワイト企業研究所

  1. 株式会社ISSリアライズグループ(旧:井上特殊鋼株式会社)
  2. 日置電機株式会社

株式会社ISSリアライズグループ(旧:井上特殊鋼株式会社)

主に金属加工製品の開発・製造するメーカーと、その商品を扱う専門商社が一体となったグループです。

熱した金属を叩いて成型する鍛造(たんぞう)をおこなう「ISS山崎機械」や鍛造のなかでもリング形状の加工に特化した「ISS富士鍛」、超精密金属加工を得意とする「ISSダイニチ」などグループ各社が開発・製造しており、営業を担当するのが「ISSリアライズ」です。

なお、ホワイト企業研究所に掲載されているのは「ISSリアライズ」単体ですが、理系出身者が活躍する製造部門は子会社化されているので、グループ全体として紹介しています

本社(その他主な勤務地) 大阪(東京・神奈川・静岡・名古屋・金沢・広島・福岡ほか)
資本金 1億5,000万円
平均年収 679万円(openwork口コミ参照)
平均勤続年数 12年(2020年時点)
平均年齢 非公開
有休取得率 7日(2020年度実績)
時間外勤務 7.8時間(2020年度実績)

※データは株式会社ISSリアライズのもの
[blogcard url=https://www.issgrp.co.jp/]

日置電機株式会社

電気計測器の開発・製造・販売をおこなうメーカーです。

工場があるのは長野県のみですが、販売ネットワークは全国各地に加えアメリカやヨーロッパ、アジア各国にも広がっています。

年に1度連続7日間以上の休暇を取れる「脳活休暇」制度やリゾート施設・保養施設の割引、希望者が参加できるバス旅行やスポーツ大会など、福利厚生としてリフレッシュの機会が多数用意されています。

プラチナくるみん」「えるぼし認定(3段階目)」「働きがい認定企業」など複数の認定を受けている優良企業です。

本社(その他主な勤務地) 長野
資本金 32億9946万円
平均年収 923万円
平均勤続年数 20.7年(2021年12月31日時点)
平均年齢 45.9歳(2021年12月31日時点)
有休取得率 11.2日(2020年実績)
時間外勤務 7.7時間(2020年度実績)
[blogcard url=https://www.hioki.co.jp/jp/]

学生が知らない優良企業も見つかる?理系ホワイト優良企業の探し方

「ホワイト企業に就職したいけどどうやって探したらいいかわからない」と困っている就活生も多くいます。

ホワイト企業の探し方を5つ紹介するので、できそうなものからはじめていきましょう。
  1. ホワイト企業認定をチェック
  2. 健康経営優良法人をチェック
  3. 安全衛生優良企業公表制度をチェック
  4. 就活四季報をチェック
  5. 先輩の体験談を聞く
  6. 就活エージェントを利用する

ホワイト企業認定をチェック

一般財団法人日本次世代企業普及機構(通称:ホワイト財団)が運営する、国内唯一の民間認定制度です。

累計224社が認定を受けています(2022年10月時点)。

70設問で7つの審査項目を審査し、基準をどの程度満たしているかによって5つのランクにわけて認定されます。

〈審査項目〉

  • ビジネスモデル/生産性
  • ワーク・ライフバランス
  • 健康経営
  • 人材育成/働きがい
  • ダイバーシティ&インクルージョン
  • リスクマジメント
  • 労働法遵守

引用:ホワイト企業認定

公的な認定制度と異なり認定取得には費用がかかるため、ホワイト経営に力を入れていることに加えてそこにコストを割く余裕がある企業が集まっていると考えられます。

健康経営優良法人をチェック

経済産業省では、社員の健康管理を経営戦略に組み込んでいる企業を選定する「健康経営優良法人」の認定をおこなっています。

健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。

引用:経済産業省 健康経営優良法人

健康経営優良法人認定制度では毎年企業の認定・公表を実施しており、2022年は大規模法人部門で2,299社、中小規模法人部門12,255社が認定されました。

また、各部門上位法人にはさらに「ブライト500」の冠が付けられます

実際に認定された企業の取り組み事例も紹介されているので、働き方を重視する方はここから気になった企業について調べてみるのもいいでしょう。

〈取り組み事例〉

  • 健康診断の内容見直し
  • 禁煙チャレンジ
  • 就業中のフィットネスタイム

安全衛生優良企業公表制度をチェック

厚生労働省が公表するデータの1つに「安全衛生優良企業」があります。

安全衛生優良企業とは、労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善しているとして、厚生労働省から認定を受けた企業のことです。
この認定を受けるためには、過去3年間労働安全衛生関連の重大な法違反がないなどの基本事項に加え、労働者の健康保持増進対策、メンタルヘルス対策、過重労働防止対策、安全管理など、幅広い分野で積極的な取組を行っていることが求められます。

引用:厚生労働省 安全衛生優良企業

労働者が心身ともに健康かつ安全に働くことができるよう、取り組みに力を入れている企業を指します。

2015年6月にはじまった制度ですが認定企業は35社(2022年10月時点)と限られているため、従業員の健康にかなり力を入れて取り組んでいる企業と考えられます。

就活四季報をチェック

就活生の定番アイテムが、東洋経済新報社の「就職四季報」です。

企業からの掲載料は一切もらわず中立の立場でデータをまとめていることが特徴で、「新卒3年後離職率」や「有休取得状況」「残業時間」「離職率」などが掲載されています。

定着率や勤続年数などのデータ別ランキングもあるので、重視するポイントに絞って企業を探すことも可能です。

2024年版では大手企業1,278社の「総合版」と、総合版に掲載しきれなかった優良企業4600社の「優良・中堅企業版」などが販売されているので、自分の志望に合ったものを選びましょう。

先輩の体験談を聞く

理系には大学推薦枠が用意されていることも多いため、学部やゼミの先輩の体験談を聞くことができます。

企業を通しておこなうOB・OG訪問ではあくまでも社員としての対応となるので、本音を聞くことは難しいと考えられます。

大学での繋がりであればプライベートとしてよりリアルな声を聞くことができるので、可能であれば友人や教授を通じて気になっている企業に就職した先輩から話を聞くことができないか確認してみましょう。

ホワイト企業の特徴

  1. BtoB企業が多い
  2. 景気に左右されない
  3. 新規参入が難しい
  4. 離職率が低い
  5. 福利厚生が整っている
  6. 女性が働きやすい環境
  7. 残業が少なく有休取得率が高い

BtoB企業が多い

企業相手の商売であるBtoB企業は、一般消費者の購買意欲の影響を直接的に受けるBtoC企業に比べて売上が安定しやすい特徴があります。

たとえばA社が製造する冷蔵庫の売上が急激に落ちた場合、A社はダイレクトに影響を受けます。

しかしA社の冷蔵庫に使用されるパーツを製造するメーカーは複数の取引先を持つことが多いので、影響ゼロとはいきませんがA社ほどのダメージは受けません。

また、サービス業などのBtoC企業は長時間労働や不規則な勤務体系になりやすいですが、BtoB企業は取引先の勤務時間も限られるため、土日休みで9〜17時勤務のようにメリハリのある働き方がしやすいです。

景気に左右されない

景気に左右される業界は、好景気のときはよいですが景気が悪くなると途端に業績が悪化しボーナスカットや福利厚生の廃止などの待遇悪化、最悪の場合はリストラや倒産の恐れがあります。

どんなに大きな企業でも「絶対に潰れない」とは言えませんが、安定的に需要が見込める業界のほうが倒産リスクは低いです。

嗜好品や贅沢品ではなく、生活に欠かせない商品やサービスを扱っている業界に注目してみましょう。

新規参入が難しい

大規模な工場や最先端の設備が必要な業界は多額の資金と時間が必要になるため、新規参入企業が少なく過度な競争が起こりづらいです。

そのため、売上が安定しやすくホワイト企業が多い傾向にあります。

たとえばベンチャー企業が多い分野として代表的なIT業界は、パソコン1台あればはじめることができるため、大規模な設備投資が不要で参入障壁は非常に低いです。

逆の見方をすれば、ベンチャー企業が多い業界は競争が激しいため要注意です。

離職率が低い

働きやすい環境が整っているホワイト企業をやめたいと思う人は少ないため、離職率が低いです。

そして離職率が低ければ人材が安定してベテラン社員が多くなるため、さらに仕事がしやすくなる好循環が生まれます。

企業の採用ページやリクナビ、マイナビなどのナビサイトで離職率が公表されている場合があるので、チェックしてみましょう。

福利厚生が整っている

福利厚生には法律で義務付けられている「法定福利厚生」と、企業が独自でおこなう「法定外福利厚生」があります。

法定外福利厚生は企業ごとに取り組み内容や充実度が大きく異なるため、採用ページなどでチェックしてみましょう。

また、福利厚生を提供するにはコストがかかるため、法定外福利厚生の充実度は経営が安定していて資金的に余裕があることの指標にもなります。

実際に存在する福利厚生を一部紹介します。

法定福利厚生 健康保険、介護保険、雇用保険、労災保険、厚生年金保険、子ども・子育て拠出金
生活支援 家賃補助・住宅手当・社宅、社員食堂・食事補助、通勤手当、社員割引、
健康維持 フィットネス施設またはジム法人会員、マッサージサービス、仮眠施設
育児・介護 育児・介護休暇、時短勤務制度、社内託児所
リフレッシュ 社員旅行、保養所、社内部活動、旅行・レジャーの優待
休暇 特別休暇(結婚、誕生日、記念日、ボランティアなど)
自己啓発 資格取得支援、通信教育、書籍購入補助

女性が働きやすい環境

女性は結婚や出産のタイミングでキャリアの中断を余儀なくされますが、優秀な人材が長く活躍できるよう各企業が女性の働きやすさに力を入れています

「女性が働きやすい会社は男性も働きやすい」とも言われており、現在は男性の育児休暇取得に積極的に取り組む企業も増えています。

とくに社内結婚の場合は夫のサポートを受けやすくなり、女性の働きやすさにも直結します。

厚生労働省が定める育児休暇は原則子が1歳(最長2歳)になるまで取得可能ですが、独自に延長制度を設ける企業や、託児所の設置や時短勤務制度などで復帰をサポートする企業があります。

残業が少なく有休取得率が高い

残業が少なく有休取得率が高い企業は、プライベートの時間を充実させることができるため従業員が退職しづらいです。

離職率が低いから人材が安定して短時間で効率的に業務を進めることができ、働きやすさによって離職率が下がるといった好循環が生まれます。

フレックスタイム制を取り入れている企業であれば、残業する日があれば代わりに業務の少ない日に早めに退社したり、業務の調整がつけば予定のある日に少し早く帰ったりとバランスがとりやすいです。

厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査 令和4年2月分結果速報等」によると、一般労働者の時間外労働の平均は13.3時間となっており、残業時間の多さのひとつの目安となります。

ホワイト優良企業に就職するコツ

  1. 徹底的に企業・業界研究をする
  2. 内定者のESを研究する
  3. 選考対策サービスを活用する

徹底的に企業・業界研究をする

企業に入社したい熱意を伝えるために、徹底的に企業研究・業界研究をおこないましょう。

企業は自社で活躍して利益をもたらす人材を探しているのであって、高待遇を享受したいだけの人を採用したいとは思いません

本心は「働きやすそうだから」が志望動機だとしても、そのまま伝えたのでは内定をもらえる可能性は極めて低いです。

企業について調べるのはもちろんですが、同業他社との違いも調べて「業界の志望動機」と「業界のなかでその企業を志望する理由」を併せて話せるようにしておきましょう。

内定者のESを研究する

高倍率の人気企業の場合は書類選考で不採用となることがあるため、話すことがうまい人でも魅力的なエントリーシート(ES)を書くことができなければ面接に辿り着けません

そこで活用したいのが、約7万枚もの内定者・選考通過者のESを無料で見ることができるサービス「Unistyleです。

本選考のESだけでなくインターン選考のESや選考レポートなども掲載されており、これから選考を受けようとしている就活生にとって有益な情報が詰まっています。

どのようなESが選考を通過しているのか参考にしつつ、それを超えるESを目指しましょう。

選考対策サービスを活用する

ナビサイトや大学、自治体が主催するイベントや就活エージェントなど、無料で利用できる選考対策サービスを有効活用しましょう。

志望動機や自己PRの内容を練っても、それが相手にどう伝わるかは自分では判断しづらいです。

就活のプロの目から客観的に見てもらうことで、自分では気付けない改善点が見つかります。

また、面接は場数を踏むことも重要なので、模擬面接で数をこなして慣れておきましょう。

ブラック企業の見抜き方

働きやすい企業に入社するためには、まずブラック企業の見抜き方を押さえておくことが欠かせません。

見るべきポイントを3つ解説するので、気になる企業があれば必ずチェックしたうえで入社するかどうか判断しましょう。

  1. 離職率をチェック
  2. 残業時間や有休消化率をチェック
  3. 口コミをチェック

離職率をチェック

もっともわかりやすいブラック企業の指標は、離職率です。

「ブラック企業」「ホワイト企業」の基準は人によって異なる点もありますが、離職率が高いのは企業に対してなにかしら不満を持つ社員が多いことの表れです。

また、離職率が高く人材が定着しないと経験の浅い社員ばかりになり、仕事がスムーズに回らないことが激務につながりさらに退職者が増えるといった悪循環に陥る可能性があります。

残業の多さや給与とのバランス、評価制度、上司や同僚との関係性など原因は企業によってさまざまなので、入社を考えるのであればなにが問題なのか、それは自分にとっても問題になるのかを見極めて決断しましょう

残業時間や有休消化率をチェック

体力のある若いうちにバリバリ働いて経験を積みたい方はいいですが、ライフワークバランスを重視するのであれば、残業時間や有休消化率を必ずチェックしましょう。

残業が多く有休を消化できていない場合、慢性的な人手不足で一人ひとりの負担が大きい可能性が高いです。

近年では残業時間削減の取り組みも多く、採用ホームページなどで過去と比較しながら成果を公表している企業もあります。

成果が出ていることが確認できれば、今後もさらに改善される可能性があるでしょう。

口コミをチェック

企業が公表している情報だけでなく、口コミサイトを利用して実際に働いている人のリアルな意見も確認するようにしましょう。

部署や役職、働いていたタイミングによっても感じ方が異なっているので、口コミサイトではさまざまな意見を知ることができておすすめです。

企業の情報を得る手段としてOB・OG訪問も効果的ですが、社員として対応する以上マイナスの話はしづらいと考えられるため、企業とは完全に切り離されている口コミサイトも併せてチェックすることをおすすめします。

ホワイト企業を見極めて就活を成功させよう

せっかく一回きりの新卒入社のチャンスを生かすため、ホワイト企業に入社したいと考える人は多いはずです。

とくに理系は専門性を身につけているので、魅力的な企業に入社するための武器になります。

「いい企業」の定義は人それぞれなので、自分にとってもっとも重視したい点を踏まえて企業をチェックしましょう。

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