近年、誰でもフリーランスになれる時代へと変わってきました。
そんなフリーランスの職種のなかでも、ライターは誰もがお手軽にはじめられる人気の職業です。
ライターは未経験からはじめられますし、知らないことでも調べて書くことができます。
なかには会社員として日中は働き、週末や夜に副業としてライターをしている方もいるでしょう。
この記事では、「フリーランスのライターとして独立したい!」「収入を上げていきたい!」と考えている方のために、フリーランスライターの年収や、収入の上げ方についてご紹介します。
この記事を読んで、フリーランスライターとしての年収を上げていきましょう。
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レバテックフリーランスは、フリーランスとフリーランスを採用したい企業の仲介をおこなっている人材サービスです。
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フリーランスライターの平均年収は200万円~300万円
フリーランスライターの平均年収は200万~300万円だといわれています。
フリーランス白書によると、執筆系フリーランスライターの平均年収は、以下のとおりです。
200万円未満 32.00% 200~400万円未満 26.90% 400~600万円未満 21.50% 600~800万円未満 8.20% 800~1000万円未満 5.50% 1000万円以上 3.70% 引用:フリーランス白書
ライター系フリーランスのなかには、Webライターはもちろん、コピーライター、ゴーストライターなどさまざまな種類があります。
そういったライターをまとめて「執筆系ライター」とよぶことにします。
上の表からわかることは以下3つです。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
フリーランスライター全体の30%が平均年収200万円未満
フリーランスライター全体の30%が平均年収200万円未満です。
しかし、このなかには副業ライターも含まれているので、全体的に低収入になっています。
ですが、フリーランス白書では「収入」として集計していますので、実際の手取りは結果よりもさらに低くなるでしょう。
フリーランスの平均年収は低めであることがわかります。
年収1000万円のフリーランスライターの割合はたったの3%
夢のような「年収1000万円」をかなえているフリーランスライターは、全体の3%程度です。
数としては少ないですが、目指せないわけではないです。
このことから、フリーランスライターの平均年収は200万円未満から1000万円以上と、幅広いことがわかります。
ライターの年収ランキングは正社員が独占状態
2020年マイナビが発表した職業別平均年収調査によると、正社員ライターの平均年収は445万円。
フリーランスライターの大多数の平均年収が200万~300万円程度であるので、正社員ライターの平均年収のほうが高いです。
ライターとして年収を上げたいのであれば、正社員のほうが安心かもしれません。
正社員でなくフリーランスライターでも、年収を上げていくことはできます。
フリーランスライターの単価相場
フリーランスライターとして稼いでいく場合、主に2つの方法で収入を得ます。
- 文字単価で支払ってもらう
- 1記事あたりの原稿料を支払ってもらう
それぞれの相場は以下のとおりです。
単価相場①1文字あたり1.0円からが相場
クラウドソーシングサイトを見る限り、1文字あたり1.0円からが相場です。
一方、1.0円よりも低い案件は、スキルがなくても書ける記事が大半。
稼ぐためには、1.0円以上を目指す必要があります。
1.5円、2.0円と文字単価をあげていくためには、SEOの知識が必須となっていきます。
収入を増やすためにも、SEOライティングを学んでいきましょう。
単価相場②1記事あたり3000円からが相場
一般的な案件の1記事あたりの原稿料は、3000円からが相場です。
3000円以下の記事は、文字単価にすると0.2円などの低価格帯になります。
また、1つの記事で1万円以上を獲得するためには、インタビューや撮影などほかのスキルも必要になります。
執筆をするだけではなく、ほかのスキルを持っていることが、高価格案件の条件となるでしょう。
フリーランスライターが稼ぐ方法
フリーランスライターが稼ぐ方法は、以下4つの方法があります。
稼ぐ方法①クラウドソーシングサイトに登録する
最も一般的な方法が、クラウドソーシングサイトに登録することです。
クラウドソーシングとは、企業などが外部に業務を委託する業務形態のこと。
近年テレワークが増えはじめ、認知度が上がってきています。
クラウドソーシングサイトにはライターの仕事が常に2000件以上あり、仕事内容も恋愛や金融、ITとさまざま。
しかしながら、なかには1文字0.2円と低い仕事も多くあります。
価格が低い仕事もあるとはいえ、ライターの仕事を見る機会にもなるので、まずは登録してみるのもいいかもしれません。
メリット
- 自分の好きなジャンルを探すことができる
- ほかの相場を知ることができる
デメリット
- 文字単価が低い仕事が多い
- 見てもらえるような応募文を書くのが面倒
クラウドソーシング
稼ぐ方法②メディアに直接営業する
メディアに直接営業して、執筆の機会をもらうのも収入を獲得する方法のひとつです。
通勤の途中やお昼休みに見ているブログメディアがあるなら、直接問い合わせてみましょう。
自分が書ける内容、ポートフォリオ、何を書きたいのかなどを細かく記入すれば、目に留めてもらえるかもしれません。
メリット
- 好きなメディアで書けるかもしれない
デメリット
- 直接営業は禁止している可能性がある
- 具体的なプランがないと採用されない
稼ぐ方法③SNSで積極的に自己アピールする
Twitterやインスタグラムでライターのアピールをする方法もあります。
SNSはさまざまな人がみています。
メディアや出版の人が目にすることで、ライターの案件が手に入ることも。
SNSが苦手な人は無理にアピールをせずとも、コツコツと仕事を獲得するほうがよいかもしれません。
メリット
- バズれば目につきやすい
- スカウトされる可能性が高い
デメリット
- 発信するのが苦手な人には向いてない
- 詐欺である可能性もある
稼ぐ方法④エージェントに登録する
フリーランス専用のエージェントに登録すると、簡単に仕事を見つけることができます。
クラウドソーシングや、メディアへの直接営業、SNSでのアピールはすべて自分主体の営業が必要でした。
しかし、エージェントに登録すると営業行為が必要ありません。
さらには、報酬の交渉までエージェントが代わりにおこなってくれます。
自分一人でおこなうのが億劫な方には、エージェントはおすすめです。
メリット
- 自分で営業をしなくてよい
- 報酬交渉をしなくてもよい
デメリット
- 登録時にスキルシートや面談をおこなう必要がある
おすすめエージェント | 支払いサイト | おすすめの人/特徴 | 案件のジャンル | マージン率 | 公式サイト (全て完全無料) |
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①業界トップクラスの案件数 ②登録者数10万人超えのNo.1エージェント ③大企業案件が豊富だから単価が高い |
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高収入のフリーランスライターと低収入のフリーランスライターの違い
高収入ライターと低収入ライターには特徴があります。
ここでは、高収入のライターの特徴に焦点を当てて、差を比べました。
高収入のライターの特徴は以下3つです。
違い①高収入のライターは文字単価が高い
高収入のライターは、基本的に文字単価が高いです。
仮に1字1.0円の仕事ですと、1カ月毎日5000字の記事を書いて15万円の収入があります。
この文字単価が1.5円、2.0円になるだけでも収入は倍になります。
数をたくさんこなしていくことも収入をあげる方法ですが、大変です。
高収入のライターは効率的に稼ぐために、文字単価が低価格のものではなく、高価格な案件を獲得していることが多いです。
違い②高収入のライターは執筆速度が速い
高収入のライターは執筆速度が早く、1日に納品できる記事数が多いです。
1字1.0円の5000字の記事を、1日に2記事納品するのを1カ月するだけでも、月収30万円を稼ぐことが可能になります。
8時間で5000字書ける人もいれば、3時間で5000字書ける人もいます。
その違いだけで、納品できる記事数は異なりますよ。
つまり、1日に納品できる記事数を増やすためには、執筆速度が速いことが前提なのです。
違い③高収入のライターは仕事の幅が広い
高収入のライターは、ライターのほかにも自身でメディアを運営していたりします。
ライター以外の収入もあるため、高収入なのです。
もちろん、ブログ運営している時間がない方はライター1本でも稼いでいけます。
より幅広く手掛けて多く稼ぎたい方は、ライター以外の仕事もしていく必要があるでしょう。
副業のフリーランスライターは収入が低い
正社員として昼間は働き、帰宅後や週末に働く「副業」ライターの方もいます。
副業のライターは、基本的に収入が低いです。
たとえば一日3時間ライターに費やせるとして、1字0.5円の記事を6000字書くとします。
週に2~3記事書いた場合、月の収入は良くて4万円程度です。
副業は時間が限られますし、必ずしも毎日1記事仕上げられるわけでもありません。
副業のフリーランスライターで稼ぐ方法
副業でも月に10万円以上は稼ぎたいと考えた場合、案件を増やし文字単価もあげる必要があるでしょう。
そうなると、昼までの仕事もあるためどんどん自分の首を締めてしまいます。
副業でフリーランスライターをするのであれば、高い収入は見込めないと認識しておきましょう。
フリーランスライターの年収別の特徴とは?
フリーランスライターの平均年収は200万~300万円ですが、なかには1000万円を超える方もいます。
ピンからキリまであるフリーランスライターの年収ですが、実際に年収ごとに稼ぎ方などの特徴はあるのでしょうか。
年収別にその特徴をみていきましょう。
クラウドソーシングをあてにしているフリーランスライターの平均年収は200万円
月の収入が20万円程度ですと、平均年収も200万円程度になります。
1字1.0円の記事を5000字、毎日ライティングしたとしてもその程度だからです。
クラウドソーシングには1字0.2円~1.0円の案件が多くあります。
そのため、クラウドソーシングをメインに仕事をしている方はこの年収になりがちです。
より年収を上げていくためには、応募する案件の数を増やし、より多くのクライアントに出会っていく必要があるでしょう。
安定的に稼いでいるフリーランスライターは平均年収400万円から
平均年収が400万円程度なら、普通の会社員と同じぐらいです。
安定的に稼いでいると言ってもいいでしょう。
年収を上げるためには、複数のクライアントから継続して案件をもらうだけではなく、積極的にほかの依頼やクライアントともつながりを増やすことが大切です。
ライター以外にも手をだしているフリーランスライターの平均年収は800万円以上
ライター以外にも幅広い仕事をしているフリーランスライターの年収は、大体が800万円を超えていきます。
単価の高い案件をもらっていれば、月収40万円たやすく到達できるでしょう。
しかし、ライターの仕事だけで多くの収入がもらえるわけではありません。
ライター以外にもブログの運営やYoutuberなど、自身のスキルを上げるための活動を広げると、より収入が増えるでしょう。
フリーランスライターの収入をUPする方法
フリーランスライターが収入をあげるための方法は、以下3つです。
収入アップ方法①専門知識を蓄えて書ける記事を増やしていく
収入を上げるためには、専門知識を蓄えていきましょう。
ライターの記事で、報酬の高いジャンルは「金融」「仮想通貨」「IT」など知識を必要とするものが多いです。
上記のジャンルが書けるライターは重宝されますし、より単価の高い案件に応募もできます。
知らないことでも調べれば書けるのがライターですが、専門性を必要とするものは大変です。
日々勉強や資格を取得し、収入を上げるためのスキルアップをしていきましょう。
収入アップ方法②文字単価を積極的に上げる交渉をする
ある程度記事を書き納品も済ませたら、自分の実力にあうだけの文字単価の値上げを交渉しましょう。
文字単価を上げないといつまでたっても低いままになります。
いくら書いても収入は上がらないという悪循環になるので、文字単価をあげることは非常に重要なことです。
怖い、申し訳ないとは思わず、自身の収入のためなので、積極的におこなってください。
収入アップ方法③良いクライアントと出会う
自分に合う、信頼できるクライアントを見つけることも大切です。
文字単価が低いクライアントや、仕事をまったく受注させてくれないクライアントもいます。
信じられるクライアントに出会うには運や縁が必要ですが、積極的に関わりにいけば出会えるでしょう。
よいクライアントに出会えれば、仕事を優先的に渡してくれるだけではなく、ほかの仕事も振ってもらえたりします。
多くの仕事に応募してつながりを獲得し、信頼できるクライアントを見つけ出してください。
年収1000万円稼げるフリーランスライターになるには?
年収1000万円という大きな壁を超えるには、どうしたらいいのかを解説します。
年収1000万円稼ぐフリーランスライターになるためには、3つの方法があります。
フリーランスライターになる方法①ライター以外の仕事もする
年収1000万円稼いでいるライターの多くが、ライター以外の仕事をしています。
投資やYoutuber、ブログの経営など、自身のスキルを磨いて活動の幅を広げた結果、高収入につながったのでしょう。
ライターだけではなくほかの仕事をすることで、全体の年収を上げていく。
年収1000万円を目指すには、さまざまな知識やスキルが必要だとわかります。
フリーランスライターになる方法②アフィリエイトブログやサイトを運営する
ライターの多くは自身のブログを運営しています。
ライターにとってブログは重要です。
まだライターをやりはじめたばかりの方、もしくはライターをはじめようと思っている方にとって、ブログは実績にもなります。
実績のない中での営業は、案件が見つかりにくく大変です。
ブログがあるだけでその人の性格や文章の書き方までわかるので、ひとつのポートフォリオにもなるのです。
ブログの運営は、ライティングスキルも向上し自己アピールにもつながります。
ブログは環境の構築など大変な面もありますが、上記の点においてチャレンジする価値は大いにあります。
ブログを運営し、年収1000万円に近づきましょう。
フリーランスライターになる方法③割に合うライターの募集をみつける
割に合うライターの募集を見つけることも大切です。
割に合うライターの募集とは、文字数に対する文字単価や記事の原稿料が見合っている仕事のことです。
文字数が5000字以上なのに、文字単価が0.2円だとやる気を失います。
それではたったの100円しか稼げません。
時間や労力にみあった報酬を支払ってくれる仕事を見つけて記事を書いていくことで、低収入を回避することができます。
フリーランスライターのメリット
実際、正社員で働いていれば上記のようなことはしなくてもよいです。
それなのに、なぜフリーランスライターは、正社員として働くよりも魅力的なのでしょう。
それは、フリーランスライターには正社員にないメリットがあるからです。
フリーランスライターのメリットは以下3つがあげられます。
メリット①好きな場所好きな時間に仕事ができる
フリーランスライターは自由な時間に働くことができます。
家ではなくカフェや図書館など、好きな場所を選んで働くことも可能です。
会社員とは違い、好きな時間や好きな場所で働けるのは、フリーランスライターの最大のメリットでしょう。
メリット②人間関係に悩まなくてよい
フリーランスライターになれば、人間関係に悩むことがなくなります。
クライアントともチャットツールなどを用いて交流するだけですし、顔を合わせる必要がありません。
人に合わせず、自分のペースで働くことが可能ですので、煩わしい人間関係とはお別れできます。
メリット③組織にとらわれずに働ける
フリーランスライターには、会社での上下関係やルールがありません。
出勤時間などの決められた時間もないため、自由に働くことができます。
もちろん納期などはありますが、それを守れば非常に自由です。
出世、発表、仕事以外のお茶くみや電話対応にも開放されるので、ストレスフリーになります。
フリーランスライターのデメリット
では次に、フリーランスライターのデメリットについて2つ挙げます。
デメリット①確定申告が面倒くさい!
フリーランスライターは、自分で確定申告をする必要があります。
会社員時代は会社がおこなってくれた確定申告ですが、フリーランスとして独立したあとは自分で行わなければいけません。
毎月の収入や経費を計算しなければいけないので、時間も消費してしまいます。
確定申告がフリーランスライターのデメリットと言えるでしょう。
デメリット②自分から仕事を取りに行く必要がある
フリーランスライターは自分で仕事を手に入れる必要があります。
エージェントに登録していればその必要はありませんが、実績を取得するためにも最初は自分で営業をするしかないでしょう。
この営業で仕事が入るか入らないかが決まるので、自己アピールや営業活動が苦手な方には、少し大変かもしれません。
売れっ子のフリーランスライターの収入は?実例を紹介!
実際に、フリーランスライターのなかには年収1000万円を突破している方もいます。
売れっ子ライター「萩原かおりさん」
売れっ子ライターである萩原かおりさんは、メディアを運営し、独立後一年半で年収1000万円を突破しています。
当時はまだ27歳。同年代の平均年収は350万円なので、とても大きい差がついています。
ランサーズオブザイヤー2021を受賞した「藤原将さん」
ランサーズのランサーズオブザイヤー2021を受賞した藤原将さんも、単価交渉や専門知識を深めた結果、年収1000万円を突破しています。
さらに、藤原さんは本の出版も手掛けており、「文章だけで月100万円稼ぐ方法」はkindleで首位を獲得しています。
年収1000万円を実際に超えている方はいますが、ライター以外の仕事もしているのが現実です。年収1000万円を超えるためには、ほかの仕事も手掛けることを念頭に置いた方がいいかもしれません。
まとめ|ライターはやめた方がいい?フリーランスライターでも食べていくことは可能!
フリーランスライターは好きな場所、好きな時間に仕事ができます。
決められた時間に起きる必要もないので、自分の時間に合わせて働くことができます。
しかし、「稼げる」人になるためには、ライター以外の業務も大切となります。
営業やスキルアップ、SEOの知識を蓄えるためにも、フリーランスになったあとほど勉強は必須です。
またスキルアップだけではなく、自身の年収をあげるためにも幅広い仕事を手掛けてみましょう。
ブログ運営が最も効率的な方法かもしれません。
近年フリーランスになる人が増えています。
一方、ライターは平均年収が低いため、独立するかどうかを悩んでいる人も多いでしょう。
本記事で述べた収入を上げる方法を実際に行えば、フリーランスライターでも収入は上げていけます。