システムエンジニア(SE)が激務な理由と対策!残業が少ない職場の見つけ方も紹介

監修者

WEBBOX合同会社

CEO

江波戸純希

江波戸純希は日本で海外就職の転職支援をサポート実績のある人物で、外国語大学の神田外語大学の出身。フリーランス経験をもとにフリーランスマッチングサイト「WEBLANCE(ウェブランス)」も開発。WEBBOX合同会社の代表・CEOでもあるが、フリーランスとしても活躍中。大手メディア「mybest」などで記事の監修も担当。厳選な審査の上、プロの専門家が掲載される「マイベストプロ」にも紹介。また、フリーランスと企業のマッチング支援も行っているため、職業紹介責任者講習の資格も保持している。その資格証拠はこちら

こんな悩みを抱えてはいませんか?

この記事ではシステムエンジニアの労働時間について詳しく解説しています。

最後まで読むことで、システムエンジニアが激務から解放される方法を知ることが可能です。

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今後のシステムエンジニアの労働環境についても参考にして、自分のキャリアを考えましょう。
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システムエンジニア(SE)が激務で忙しいと言われる理由

システムエンジニア(SE)が激務で忙しいと言われる理由

システムエンジニアが激務といわれる理由は、以下の6つです。

  1. スケジュール設定が難しい
  2. 仕様変更が行われる
  3. ゼネコン構造になっている
  4. 仕事ができる人に業務が集中する
  5. ITエンジニアが不足している
  6. PM(プロジェクトマネージャー)のかじ取りが下手

順番に、詳しく解説します。

激務な理由①スケジュール設定が難しいから

システムエンジニアの業務は、スケジュール設定が難しいといわれています。

クライアントが希望する納期に合わせるのはもちろんのこと、途中で起こるトラブルにも対応しなければなりません。

システム開発はトラブルと隣り合わせなので、バグや不具合が起こることを想定してスケジュールを設定する必要があります。

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クライアントがタイトな納期を指定してきた場合はどれだけ激務であっても作業を進めることになります。

激務な理由②度重なる仕様変更が行われるから

1つのシステムを作り上げる中で、仕様変更を依頼されることも多々あります。

途中の段階で仕様変更があっても、納期を延長するわけにはいきません。

IT関連に詳しくないクライアントの場合、納期ギリギリで追加機能の設計と実装を依頼してくることもあります。

システムエンジニアの仕事は、クライアントの要望通りのシステムを作ることです。

仕様変更があっても、納期までの納品を目指すため自然と激務になってしまいます。

激務な理由③ゼネコン構造になっているから

ITエンジニア業界は、基本的にピラミッド型のゼネコン構造になっています。

ピラミッドの頂点にいる大手クライアントへの納期は、厳守しなければなりません。

下層エンジニアにまわされる仕事ほど納期がタイトで激務になりやすいといえるでしょう。

激務な理由④仕事ができる人に業務が集中するから

システムエンジニアに限らず、仕事ができる人には業務が集中します。

特に、システム開発は知識やスキル、経験が必要な仕事です。

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特定の人にしかできない作業も多く、経験のあるシステムエンジニアほど激務になりやすい傾向があります。

激務な理由⑤ITエンジニアがそもそも不足しているから

ITエンジニアの仕事は需要が高いわりに人手が不足しています。

システム開発などの要スキル案件にかかわるには、知識だけではなく実務経験も必要です。

即戦力になれる技術者が少ないため、すでにシステムエンジニアとして活躍している技術者に負担がかかりやすいといえます。

システムエンジニアは激務といわれるのは、この点も大きな原因です。

激務な理由⑥PMの舵取りが下手だから

プロジェクトのマネジメントをする責任者(PM)の業務管理が下手だと、技術者であるシステムエンジニアが激務になりがちです。

スケジュール設定や進捗管理などの舵取りが上手くいかないと、現場にしわ寄せがきてしまうのです。

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システムエンジニアが改善できる問題ではなく、最終的には激務を受け入れて作業をする他ありません。

システムエンジニア(SE)はどの工程も大切!仕事の流れを紹介

システムエンジニア(SE)はどの工程も大切!仕事の流れを紹介

システムエンジニアの仕事は、どの工程もおろそかにできません。

なぜなら、1つの作業に問題が発生するとゼロからやり直しというケースもあるからです。

システムエンジニアの仕事を以下の5つに分けて解説します。

  1. 要件定義
  2. 基本/詳細設計
  3. 開発・実装
  4. テスト
  5. 運用・保守

仕事の流れ①要件定義

クライアントから要望を聞き、打ち合わせを重ねてプロジェクトの全体像を作るのが要件定義です。

このとき、要件の詰め方が甘かったりスケジュール設定に無理があったりすると、プロジェクトそのものが炎上する可能性があります。

仕事の流れ②基本設計・詳細設計

要件書にしたがってシステムの設計を行います。

クライアントが希望するシステムの機能やイメージ通りの表示方法などの基本設計ができると、仕組みなどの詳細設計に移ります。

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設計が正しく行われていないとテストの段階で不備が発生することもあります。

仕事の流れ③開発・実装

設計書にしたがってシステムを開発した後は、実装をプログラマーに任せてしまうケースも多くなります。

その場合、システムエンジニアは現場を監督する立場になります。

進捗状況を管理するのはもちろんのこと、品質にも責任を持たなければなりません。

仕事の流れ④テスト

テストの段階になると、テスターと呼ばれるテストエンジニアに任せることもあります。

ですが、システムエンジニアもテストの状況を把握し、エラーやトラブルにすぐに対応しなければなりません。

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テストの結果によっては、要件定義やシステム設計までさかのぼってやり直す可能性もあります。

仕事の流れ⑤運用・保守

システムエンジニアは、納品後のシステム運用と保守も担当します。

トラブル対応や定期的なメンテナンスなど、システムのスムーズな稼働に責任を持つのもシステムエンジニアの仕事だからです。

システム運用と新規案件の受注が同時進行で行われることもあり、スケジュールの設定がますます大事になります。

開発現場のプログラマも激務で忙しい

開発現場のプログラマも激務で忙しい

プロジェクトに参加するプログラマーも激務で忙しいといわれます。

その理由は、以下の2点です。

  1. スケジュールが押されることが多い
  2. 勉強時間を取らなければならない

激務な理由①設計が終わらずにスケジュールを圧迫する

プログラマーはプログラムの実装が主な業務になるため、システムエンジニアが手掛ける設計書を待つ必要があります。

しかし、クライアントとのすり合わせや仕様変更が重なると、プログラマーに渡される設計書の完成が遅くなります。

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それでも納期は守らなければならないため、残業をしてでもプログラミングを終わらせなければなりません。

激務な理由②スキルを勉強する時間を取らなければならない

プログラマーは、スキル習得のための勉強が欠かせません

さまざまなプログラミング言語の習得の他、エンジニアを目指すために設計や開発の勉強をする人もいます。

仕事に加えて勉強の時間を取らなければならないため、プライベートの時間が犠牲になることもあります。

システムエンジニア以外に激務で忙しい仕事ランキング

システムエンジニア以外に激務で忙しい仕事ランキング

システムエンジニア以外にも、激務といわれる仕事はたくさんあります。

いろいろなランキングを調べた結果、以下のようになりました。

  1. システムエンジニア(SE)は6位
  2. インフラエンジニアもランクイン

激務ランキングでSEは6位

仕事内容が激務かどうかは、残業時間を目安に考えることができます。

平均的な残業時間をもとにした激務ランキングは、以下の通りです。

  1. 医師
  2. 営業職
  3. 保険の営業、コンサルタント
  4. 放送局、新聞記者
  5. 飲食店店長
  6. システムエンジニア

堂々の1位を誇る医師の中でも、小児科医や産婦人科医は特に激務といえるでしょう。

システムエンジニアは第6位という結果ですが、1人の技術者がどこまで担当するかでも違いがあります。

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すべての工程を外注せずに行う場合、システムエンジニアの仕事は多くなりかなりの激務が予想されます。

別のランキングではインフラエンジニアがランクイン

残業時間だけではなく、労働力と報酬のバランスなどを考慮すると違うランキングができあがります。

別のケースでは、インフラエンジニアが第9位という結果になりました。

  1. アニメーター
  2. 工場勤務
  3. プロゲーマー
  4. 介護福祉士
  5. 飲食店店員
  6. Web監視員
  7. コールセンター
  8. 美容師
  9. インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ITインフラに関する構築や運用保守を行うのが仕事です。

夜間休日に稼働することも多く、仕事環境によっては激務を覚悟しなければなりません。

システムエンジニア(SE)は月末など時期によっても忙しい?

システムエンジニアの繁忙期や休日

仕事によっては月初/月末など時期によって激務になるものもありますが、システムエンジニアはそうではありません。

システムエンジニアの繁忙期や休日について、以下の2点にまとめました。

  1. 繁忙期はパターン化していない
  2. 有給は取りやすい

忙しい時期の明確な決まりはない

システムエンジニアの仕事は、忙しくなる時期が決まっていません。

すべては受注から納期までの期間を中心に回っています。

そのため、1カ月のうちで特定の期間だけ忙しくなるというよりも、納期に近づくにつれて忙しくなるのが主なパターンです。

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運用や保守を担当しているシステムエンジニアは、システムの利用状況に応じて忙しくなるケースがほとんどです。

有給は割と取りやすい

システムエンジニアは、比較的有給休暇が取りやすい職種です。

なぜなら、大事なのは納期であって稼働日数や時間は重要視されないからです。

企業にもよりますが、前もって予定のある日に休みを入れ、その分を土日や残業でカバーすることが可能です。

ただし、納期に近い日程で休みを取ることは難しいかもしれません。

システムエンジニア(SE)は大手でも激務?日立など大手企業の残業を比較

大手SIer残業時間

システム開発に関わる企業(Sler)の残業時間を調べると、大手企業ほど残業が少ない傾向にあることがわかります。

大手Slerの残業時間ランキングをまとめました。

大手SIer残業時間ランキング

大手Slerの残業時間を、10社までランキングにしてみました。

残業時間が多い順番に、以下のような結果となっています。

月平均の残業時間

  • 日立システムズ…32.8時間
  • 日本Oracle…32.5時間
  • 富士通…32時間
  • NTTデータ…31.3時間
  • TIS株式会社(TIS Inc.)…29.3時間
  • 日本ユニシス…28時間
  • NEC(日本電気)…27.8時間
  • Sky…25.8時間
  • SCSK…23.8時間

仮に月20日勤務とすると、一番残業時間が長い日立システムズでも1日1~2時間ということがわかります。

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大手Slerのシステムエンジニアは、それほど激務ではないということになるでしょう。

システムエンジニア(SE)が激務から逃れる方法

システムエンジニア(SE)が激務から逃れる方法

システムエンジニアが激務から逃れる方法は、以下の3つです。

  1. プロジェクトを異動
  2. 社内SEに転職
  3. フリーランスに転身

実現可能なものがあれば、検討してみましょう。

プロジェクトを異動する

システムエンジニアが激務から逃れるもっとも早い方法は、プロジェクトの異動です。

激務を避けられるプロジェクトの特徴は、以下の通りです。

  • 仕事が比較的ゆるい
  • 技術者が多い
  • 優秀なPMが在籍している

これらの特徴を参考に、プロジェクトの異動を願い出てみましょう。

社内SEに転職する

システムエンジニアの中でも、社内SEは比較的残業が少ない傾向にあります。

社内SEの特徴は、自社システムを取り扱うところにあります。

社内SEの残業が少ない理由は、以下の2つです。

  • 無理のないスケジュール設定
  • 共有しやすいニーズ
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クライアントの要望を最優先しなければならないシステムエンジニアと違い、自社システムを扱う社内SEであれば激務を避けられるでしょう。

技術力を付けてフリーランスに転身する

フリーランスエンジニアになれば、自分のペースで仕事を受けることができます。

会社員のように平日日中の稼働を強制されることはなく、休みたいときに休めます。

営業も自分で行うため、クライアント次第ではスケジュールを長めに設定することも可能です。

スキルと実務経験を積み、フリーランスエージェントなどを利用して案件を探してみましょう。

システムエンジニア(SE)は激務で終わってる職業ではない!将来性は高い

システムエンジニア(SE)は激務で終わってる職業ではない!将来性は高い

激務で忙しい印象が強いシステムエンジニアですが、将来性は高いのでおすすめです。

システムエンジニアの今後の需要や、働き方についてまとめました。

  1. IT自体が不可欠になっている
  2. 働き方改革が浸透している
  3. リモートワークが増えている

IT業界以外もITが不可欠

ITの技術は、IT業界以外の一般企業にも普及しています。

中には、IT技術が遅れていて社内インフラの整備にシステムエンジニアに仕事を発注する企業もあります。

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ITはさまざまな業界で不可欠になっているため、システムエンジニアの仕事がなくなるリスクは限りなく低いといえるでしょう。

働き方改革も浸透している

近年では、働き方改革として残業を減らしている企業が多くあります。

会社の制度変更で残業が減ったと感じている技術者も多く、企業の工夫次第では今後も残業は減っていくでしょう。

ただし、下請け専門や技術者の少ない会社では激務が続く可能性もあるため、転職や独立を視野に入れるのも大事です。

リモートワークなど新しい働き方も浸透している

システムエンジニアは、リモートでも働きやすい職種です。

IT関連では、一部リモートワークはもちろんのこと、応募・入社からリモートOKという企業もあります。

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出社時間を削ることにより、効率良く作業が進み残業を減らすことにも期待ができます。

まとめ|システムエンジニア(SE)は技術力を付けて激務から逃れよう

システムエンジニアは、技術を身につけることで激務から逃れられます。

スキルと経験があれば上流工程に関わることもでき、プログラミングやテストを他の人に任せることもできます。

さまざまな知識と技術を身につければ、より時間に余裕がある社内SEへの転職やフリーランスへの転身も可能です。


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激務が続く環境から逃れ、自分のスキルを最大限に発揮できるシステムエンジニアを目指しましょう。