webライターは、副業やフリーランスとして独立する際におすすめの職業です。文章を書くことが好きだったりライティングスキルが高い人であれば、誰でも楽しく働けます。
また、学歴不問の場合も多いため未経験でも参入が簡単です。しかし、フリーランスでwebライターを続けていると、いつ休めばよいのかわからなくなり、体に疲れもたまってしまいます。
webライターは書かなければ稼げない職業なため、休みを取ることに不安を覚える人もいるでしょう。
このように、休みをとることはよくないことだと考えている人も多いです。
そこでこの記事では、webライターがとりにくく感じている休みや、休みによる収入への変化について、詳細に解説します。
休みを取りたいのに取れていないwebライターは、休みを取ることへの考えをあらためてみましょう。
web(ウェブ)ライターとは?
webライターとは、文章を書く仕事で、おもにネットの記事を書く職業です。
ライターと聞くと紙媒体のライターを想像する人もいますが、昨今はネット記事も需要が高く、webライターの仕事は増えています。
webライターについて、以下4つの観点から説明します。
仕事内容とは?
webライターはネットに掲載する記事を書く仕事であり、具体的には以下の仕事があります。
- 企業メディアに掲載するコラム記事
- ネットの広告に掲載する文章
- 商品の説明文
また、書く内容もジャンルによってさまざまであり、たとえば以下のジャンルの記事を書くことが多いです。
- 金融関係
- 仮想通貨
- ネット関係
- 格安SIM関係
- 恋愛記事
- 転職記事
- 投資関係
多くの人に需要のある記事が書ければ書けるほど報酬は高くなりますが、専門性も問われます。
マイナーなジャンルだとしても報酬が高い記事もあるため、文章を書くことが好きな人であれば、誰でも参入できる仕事です。
働き方は?
webライターは正社員として募集している企業もあるため、探せば正社員として働くことも可能ですが、話題性のある記事を書く場合は早急に仕上げなければならず、残業を要することもあります。
しかし、ほとんどの場合、勤務地が決められていない業務委託形態で募集されることが多く、フリーランスか副業として働くことになるため在宅ワークがメインになるでしょう。
webライターは書かなければ報酬が貰えない職業なため、書いた分だけ報酬や給与がもらえるフリーランスは楽ちんです。
一方、webライターとして働きはじめの段階では単価が低いこともあるため、正社員の方が稼げる可能性も高く、人によって働き方は異なります。
年収は?
マイナビAGENTが発表した職業別平均年収によると、ライター、編集、制作、校正の平均年収は415万円で、月給は約34万円です。
クリエイティブ系の職業のなかでは平均的な年収であり、女性の割合も比較的高い職業と言えるでしょう。
一方、フリーランスとして独立すると、平均年収の割合は人によってまばらとなり、「フリーランス白書2019」によれば、年収が200万円未満の人が全体の3割となっています。
フリーランスは人によって働き方が異なるため平均年収を定めることは難しいですが、なかには1000万円を稼いでいる人もいるため、稼ごうと思えば稼げる職業です。
休める?
正社員の場合は、会社の規定によって休みの日が定められているため、しっかりと休むことができます。
一方、フリーランスとして独立した場合も人によっては休みの日を設けていることもあるでしょう。
webライターは毎日新しい記事を書かなければならないわけではなく、クライアントから指定されたキーワードに合わせて、納期までに記事を執筆すれば問題ありません。
そのため、人によっては余裕をもった仕事の量に調整し、休みながら働いている人もいます。
webライターが休みをとると収入が減る?
webライターは書いた分稼ぐことができるため、休むと収入が減るのではないかと不安を抱いている人もいます。
しかし、休む日が多いからといって、必ずしも収入が減るわけではありません。
webライターは1字当たりの文字単価や記事単価で報酬を貰えますが、文字単価が高ければ執筆する記事数が少なくても稼ぐことが可能です。
毎日たくさんの記事を書くのではなく、単価の高い記事を余裕持って執筆していけば休むこともできるため、休んだからといって収入が減ることにはならないでしょう。
webライターに休みは必要?
単価が高い報酬を貰えている人は休むこともできますが、単価が低い人は休まないほうがよいのではないかと考えている人もいます。
しかし、webライターはどの単価で働いている人も休みが大切です。
以下2つの観点から理由を解説します。
休みがあるほうが集中できる
文章を書ける人にwebライターはおすすめですが、休まずに書き続けるのは集中力が途切れて大変です。
webライターの仕事を一切しない休みの日を1日でも設けることで、集中力も上がりますし、体力も戻ります。
また、webライターはパソコンを見たり座る時間も長く、目だけではなく腰にも負担がかかる仕事です。
適度に休みを設けて体を休ませたほうが、短時間で集中して多くの記事を書けるようになります。
休みをとるとスキルアップできる
休みがあることで、スキルアップの時間に回せます。
毎日執筆を続けても、スキルを上げていかなければ単価を上げていくことは困難です。
SEOの知識や、資格取得のための時間も費やさなければ、単価の高い記事が書けないだけではなく、クライアントのニーズに答えることも難しくなります。
より高い報酬をもらい、クライアントに信頼してもらうためには、スキルアップをするための休みを取ることも大切です。
文章を書く仕事にはどんな種類がある?
文章を書くことが好きな人にはwebライターが向いていますが、文章を書くことが好きであればwebライター以外のライター業もおすすめです。
具体的には以下6つの職種があり、どれもwebライターと同じ様に働けますが、仕事内容は少し異なります。
インタビューライター
インタビューライターとは、誰かに取材した内容を記事にまとめるライターのことです。
たとえば、求人を書くために社員にインタビューをしたり、商品のアピールをするために開発部にインタビューしたりなど、インタビューする相手は題材によって異なります。
インタビューライターは相手の言いたい内容を引き出さなければならず、楽しく会話ができるためのコミュニケーション能力や、相手に関する知識なども必要です。
写真を撮影することもあるため、カメラ技術を鍛える必要もあり、マルチに働くことになるでしょう。
コピーライター
コピーライターとは、商品や会社のイメージを一言で伝えられるキャッチコピーや、商品説明のボディコピーなどを書く仕事です。
キャッチコピーがコピーライターのメインだと考えている人も多いですが、コピーライターの仕事はほとんどボディコピーであり、理想と離れていると感じてしまう人もいます。
また、コピーライターは創作ではなく、クライアントがいるからこそできる仕事です。
花形な仕事だと思って就くとギャップに苦しんでしまうこともあるため、仕事内容を理解してから目指しましょう。
ブックライター
ブックライターとは、書籍に仕上げるための文章を書く仕事のことです。
近年はkindleなどの電子書籍が読める媒体が増えているため、ブックライターの需要は非常に高まっています。
おもに、ブックライターに求められるジャンルは以下のとおりです。
- ビジネス
- 金融や投資関連
- 子育て
ブックライターはwebライターとは異なりSEOを意識する必要はないため、単純な知識と文章力が肝となります。
ゲームライター
ゲームライターは、ゲームの攻略方法を書いたり、ゲームのマメ知識をまとめるライターの仕事です。
ゲームが好きな人にとっては夢のような仕事に感じますが、自分で必要な素材を撮影する必要もあり、大変な部分もあります。
そのため、ゲームを楽しみながら執筆ができるとは限らず、純粋に楽しむ時間が減る恐れもあります。
また、流行のゲームがメインになることも多く、ゲームが好きなだけでは難しいところもあるでしょう。
シナリオライター
シナリオライターとは、一般的にはゲームのシナリオを書くライターのことですが、近年はYoutubeの台本を書く仕事も含まれています。
とくにYoutubeの案件で多い仕事内容は2ch風に書くもので、20分程度の動画におさまるように書く必要があります。
ほとんどの場合、最初に嫌な事件が起きて、最終的に閲覧者がすっきりできるような内容が求められており、起承転結がしっかりと書ける人には向いている仕事です。
創作が好きな人にはシナリオライターは向いていますが、クライアントの求めているニーズに合わせる必要があるため、完全オリジナルではない点に注意しましょう。
ルポライター
ルポライターとは社会情勢について調査し、隅々まで細かく伝えるライターの仕事です。
社会情勢とは、具体的に以下の内容を含みます。
- 戦争
- 風俗
- 社会問題
事実を基に書き上げる仕事なため、ノンフィクション作家とも呼ばれますが、ほぼ現地に向かうことになるため在宅ワークは難しいでしょう。
ルポライターは社会情勢や社会問題に目を向けなければならず、さらに言葉で読者に伝えられるように文章のセンスなども求められる仕事です。
まとめ|webライターは休みもある!自分のペースで稼ごう!
webライターは休みながら働くことができます。
人によっては単価が低く、休んでる場合ではないと不安に感じている人もいるかもしれませんが、休みをとることで集中力も上がり、メリハリをつけて働くことが可能です。
休みをとることが必ずしも収入減に繋がるわけではないため、安心して休みましょう。
年間休日を考える必要はありませんが、一週間のうち1日だけでも休むことが大切です。
フリーランスになると、毎日仕事をしなければならないと不安に思うこともあるかもしれません。
フリーランスになったからこそ自分のペースで働くこともできるため、しっかりと休みをとってwebライターとして働いていきましょう。