ITエンジニアの種類は21種!仕事内容・適性・年収・将来性

ITエンジニアの種類

ITエンジニアの種類に関する悩み

ITエンジニアは、情報技術に関する知識とスキルを持ち、ソフトウェアやシステムなどを開発・運用する専門職です。

エンジニアにはどんな種類があるの?

どのエンジニアに需要がある?

エンジニア転職を目指している方のなかには、このような疑問を持っている人もいるかもしれません。

そこでこの記事では、エンジニアを目指している方向けに、エンジニアの種類や仕事内容、適性、年収、将来性、どんなエンジニアに需要があるのかについて、解説しています。

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ITエンジニアの職種21種類を一覧でわかりやすく紹介!

ITエンジニアの職種21種類を一覧

ITエンジニアになりたいけれど、「どんな職種があるのかわからない」という人もいると思います。

ITエンジニアは大きく分けて6種類があります。さらに、職種ごとに分けると以下の21種類に分けることができます。

IT職種(大分類) IT職種(小分類) 仕事内容
システムエンジニア SE システムの設計を担当
プログラマー 仕様書を基にプログラミングをする
アプリケーションエンジニア アプリやゲームなどを開発する
WEBエンジニア フロントエンドエンジニア ユーザーが直接見る場所を開発する
バックエンドエンジニア ユーザーの見えない部分の開発や構築を担う
スマホアプリゲームエンジニア スマートフォン向けのアプリを開発する
機械系のエンジニア 組込みエンジニア 家電用品などにプログラムを組み込む
テストエンジニア 完成物の最終確認をする
サービスエンジニア 機械の保守や運用をおこなう
インフラエンジニア サーバーエンジニア サーバーの構築や保守、運用を担当
セキュリティエンジニア セキュリティ面を担当する
データベースエンジニア データベースに保存したデータの運用や保守を担当
クラウドエンジニア クラウドサービスの構築や保守を担当
ネットワークエンジニア ネットワークの構築や保守、運用を担当
上流工程に携わるエンジニア ITコンサルタント ITスキルやサービスを駆使して企業戦略を提案する
プロジェクトマネージャー プロジェクト全体の管理をする
そのほかのエンジニア 社内SE 社内のパソコンや情報システムの管理をおこなう
データサイエンティスト 統計からデータを解析し、経営に役立たせる
セールスエンジニア ITの技術や知識を活用した営業
フルスタックエンジニア 複数の開発工程を一人で担当できるマルチなエンジニア
フィールドエンジニア 電子機器、例えばパソコンやプリンター、制御デバイス、計測システム、医療器具などが問題を起こした時、その場所に行って問題を修正する作業

種類によって目指す難易度も異なるため、確認しましょう。

システムエンジニア

エンジニアと聞いたら、多くの人がシステムエンジニアを思い浮かべるでしょう。

システムエンジニアは、システムの設計や開発を担当するエンジニアであり、多くの企業で必要とされています。

システムエンジニアのなかにも種類を分けて考えることができ、とくにプログラミング言語を必要とするエンジニアと、必要としないエンジニアに分けることができます。

エンジニアだからといって、必ずしもプログラミングスキルを必要とするわけではありません。

WEBエンジニア

WEBエンジニアは、Webサイトの作成やWeb向けのアプリケーションの開発をおこなうエンジニアです。

IT業界として括り分けされることは少なく、どちらかというとWEB業界と括られることのほうが多いでしょう。

スマートフォン向けアプリの開発とは異なり、インターネットを通じたWeb向けのアプリケーションの開発であるため、使用するプログラミング言語も異なります。

Web業界は花形ともよばれており、とくにWebデザイナーは女性に人気の職業であるため、エンジニアのなかでは女性も多い職種といえるでしょう。

インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークといったITの基礎、基盤となるものを扱うエンジニアのことです。

ITは24時間、休日や昼夜も問わず動き続けなければならないため、インフラエンジニアの責任はとても重いと言えるでしょう。

未経験から目指すことは可能ですが、必要なスキルを習得してから目指すとよいです。

また、インフラエンジニアは24時間インフラの運用や保守をしなければならないため、技術だけではなく体力も必要とされています。

機械系のエンジニア

機械系のエンジニアとは、実際に機械の製作や設計をおこなうエンジニアのことで、工学について理解する必要があります。

たとえば自動車の制作をしたり、ロボットの制作をする職種が機械系のエンジニアです。

機械系エンジニアになるためには、機械工学の知識のほかに、実際にモノづくりをするための法規の知識も必要になります。

さまざまな分野の知識が必要となるところが、ほかのエンジニアとの大きな違いです。

上流工程に携わるエンジニア

上流工程エンジニアとは、クライアントや取引先と話し合い、形にしたいプロジェクトについてまとめる重要なポジションのエンジニアです。

上流工程エンジニアが最初にまとめなければ、下流を担当するエンジニアの仕事も円滑に進まなくなり、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。

とても責任度の高い職種ですが、上流工程エンジニアは仕様書の設計以外に、クライアントから情報や望みを聞き出すためのコミュニケーション能力も必要です。

プログラマーのようにプログラミングを常にするわけではないため、ひたすらコードを書きたい人には向かない職種と言えるかもしれません。

そのほかのエンジニア

たとえば、以下のようなエンジニアをそのほかのエンジニアと括ります。

  • 社内SE
  • データサイエンティスト
  • 営業担当のエンジニア

エンジニアとしての知識や経験を活かし、別の分野で活躍することもできるでしょう。

しかし、専門的な分野になることもあるため、資格の取得や多岐にわたる勉強も必須となります。

システムエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

システムエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

システムエンジニアには、以下3つの種類があります。

  1. SE
  2. プログラマー
  3. アプリケーションエンジニア

SE

SEとは?
おもにシステムの設計に携わることが多いエンジニアです。システムの設計や仕様書の作成がメインの仕事ですが、企業によってはシステムエンジニアみずからプログラミングすることもあるため、さまざまな分野の知識が必要となる職種とも言えます。また、クライアントと直接話しながら細かい設計も確認していくため、コミュニケーション能力も重要となるでしょう。クライアントにとって、システムエンジニアは窓口となる人物であるため、需要もとても高いです。

SEの仕事内容

SEの仕事内容の詳細
SEは、ソフトウェア開発の現場において、開発プロジェクトや開発チームの管理、プログラムやソフトウェアの設計書の作成を主に行います。 また、予算管理や進捗管理などもSEの仕事です。

SEの適性|向いている人の特徴

SEの向いている人の特徴
SEに向いている人の特徴は次の5つです。コミュニケーション能力が高い、論理的思考ができる、変化やトラブルに対して柔軟な対応ができる、メンタルが強い、体力があるなどに当てはまる人が理想です。また、システムエンジニアの仕事は覚えることが多く、常に勉強を続けなければいけない仕事なので、向上心が高い人に向いていると言えるでしょう。

SEの平均年収

SEの平均年収
システムエンジニアの年収は、企業や在籍年数、スキルによって異なるため断定することはできません。しかし、2021年転職サイトのdodaが発表した「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」によると、システムエンジニアの平均年収は438万円との結果が出ています。さらに、同調査によれば、40代50代と年代が上がるにつれて、平均年収は600万円〜680万円に増加することも分かっています。このことから、若い年代のうちは400万円ですが、年齢が上がるにつれて平均年収もあがることがわかっているため、システムエンジニアの平均年収は400万円〜600万円と言えるでしょう。

SEの将来性

SEの将来性
パソコンやスマホが1人1台の時代になっていることからも、IT業界が急激に市場規模を拡大していることがわかります。IT業界全体では慢性的な人材不足に陥っており、なかでも、クライアントにとっての窓口となるSEの需要は高いです。年間を通して募集をしている企業もあるので、SEの将来性は高いと言えるでしょう。

プログラマー

プログラマーとは?
プログラマーは、システムエンジニアから渡された仕様書を基に実際に開発をする人のことを指します。基本的にプログラミングがメインの仕事であるため、人と話すことは少ないです。しかし、チームとなって動くことも多いため、納期の調整やスケジュールなどを常に旧友できる協調性は必要となります。また、システムによっては言語の指定がされることもあるため、さまざまなプログラミング言語を覚えていく必要があるでしょう。

プログラマーの仕事内容

プログラマーの仕事内容
プログラマーは、コンピュータプログラムの設計・開発・テスト・保守を行う専門家であり、主にソフトウェア開発に従事します。具体的には、要件定義から設計、実装、テスト、デバッグなどの工程を担当し、コンピュータによる問題解決を支援します。また、新しい技術やプログラミング言語を学び、開発プロジェクトに活かすことも求められます。

プログラマーの適性|向いている人の特徴

プログラマーに向いている人
基本的にプログラミングがメインの仕事であるため、人と話すことは少ないです。しかし、チームとなって動くことも多いため、納期の調整やスケジュールなどを常に旧友できる協調性は必要となります。また、システムによっては言語の指定がされることもあるため、さまざまなプログラミング言語を覚えていく必要があるため、学習能力の高さが求められます。

プログラマーの平均年収

プログラマーの平均年収
プログラマーの平均年収は434万円です。「令和2年 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は433万円なので、プログラマーの年収は平均よりわずかに高い傾向にあります。

プログラマーの将来性

プログラマーの将来性
プログラミングの自動化技術が進んでいますが、現在のところプログラマーの存在を脅かすレベルには到達していません。 プログラマーの需要は、この数年で大幅に減少する可能性は低いため、将来性はあると考えられます。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアとは?
アプリケーションエンジニアとは、アプリやゲームなどの開発をおこなうエンジニアのことです。仕事内容はシステムエンジニアとほぼ同じであり、開発するものがシステムかアプリケーションかという点のみが異なります。スマートフォンの普及が広まっているため、今後もアプリケーションエンジニアの需要は高まると考えられています。アプリケーションエンジニアには未経験でもなることはできますが、アプリを開発した経験があるほうが採用されやすいでしょう。

アプリケーションエンジニアの仕事内容

アプリケーションエンジニアの仕事内容
アプリケーションエンジニアとは、アプリやゲームなどの開発をおこなうエンジニアのことです。要件定義、設計、開発・テスト、運用・保守といった一連の開発工程すべてが業務範囲です。仕事内容はシステムエンジニアとほぼ同じであり、開発するものがシステムかアプリケーションかという点のみが異なります。

アプリケーションエンジニアの適性|向いている人の特徴

アプリケーションエンジニアに向いている人
アプリケーションエンジニアには、「業務アプリエンジニア」と「Web・スマホアプリエンジニア」があります。業務アプリエンジニアの場合は、システム上の問題を解決したり、利便性を良くすることで、クライアントから「業務が効率化できた」「生産性が上がった」など、感謝の声を聞くことで達成感を得られます。そのため、人に感謝される仕事がしたい人に向いているといえるでしょう。一方、Web・スマホアプリを開発するエンジニアは、世の中に新しいサービスを生み出し、人々の生活をより豊かにしたい人に向いています。

アプリケーションエンジニアの平均年収

アプリケーションエンジニアの平均年収
アプリケーションエンジニアの平均年収は562万円です。 日本の平均年収よりも高い傾向である職種といえます。給与水準が高い理由は、資格取得による手当などが支給される職場が多いことが挙げられます。

アプリケーションエンジニアの将来性

アプリケーションエンジニアの将来性
アプリケーションエンジニアの需要は、Webサービスの普及にともなって高まっており、将来性の高い職種として注目されています。 アプリケーションエンジニアのキャリアパスは幅広く、将来は上流工程を目指せるほか、社内SEやコンサルタント、フリーランスとして活躍することも可能です。

WEBエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

WEBエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

WEBエンジニアには、以下3つの種類があります。

  1. フロントエンドエンジニア
  2. バックエンドエンジニア
  3. スマホアプリゲームエンジニア

フロントエンドエンジニア

フロントエンジニアとは?
フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接見る場所を開発するエンジニアです。とくにWebサイトの見た目や動きなどを考える仕事であるため、デザインが好きな人には向いている職業だと言えます。WebデザイナーがつくったWebサイトをもとに動きを出していくため、HTML以外のプログラミング言語の習得も必要です。Web業界は今後も需要が高まっていくといわれているため、SEOやWebマーケティングの知識など、さまざまな知識も大切になっていくでしょう。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニアの仕事内容
フロントエンドエンジニアは、Webページやアプリケーションのユーザーインターフェース(UI)の設計・開発を行います。HTML、CSS、JavaScriptを用いて、UIのデザインや動作を実現します。また、ブラウザの互換性やアクセシビリティにも配慮し、ユーザーが快適に操作できるUIを実現することが求められます。

フロントエンドエンジニアの適性|向いている人の特徴

フロントエンドエンジニアに向いている人
フロントエンドエンジニアに向いている人の特徴は次の5つです。新しい技術に興味を持っている人、知識をアップデートし続けられる人、サービス精神が旺盛な人、ユーザーの気持ちに寄り添える人、地道な作業が苦にならない人の5つです。また、Webサイトの見た目や動きなどを考える仕事であるため、デザインが好きな人には向いている職業だと言えます。

フロントエンドエンジニアの平均年収

フロントエンドエンジニアの平均年収
フロントエンドエンジニアの平均年収は約599万円です。 日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。 月給で換算すると50万円、初任給は24万円程度が相場となっています。

フロントエンドエンジニアの将来性

フロントエンドエンジニアの将来性
フロントエンドエンジニアは、Webサイトの急激な需要増加によって、短期的な将来性は明るいといえます。一方で、AIや自動化などの技術の進化によって、Webサイト制作の技術が進化するという予想もあるため、長期的な将来性は不安視されています。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアとは?
バックエンドエンジニアとは、フロントエンドエンジニアとは異なり、ユーザーの見えない部分の開発や構築を担うエンジニアです。とくにWebサーバーの構築や設計がメインであり、たとえば会員登録などのシステムを構築するのが主な仕事です。Webサービスの提供が始まると、多くの人に毎日使われることになるため、バグの発生も常におきます。そのときに対応するのも、バックエンドエンジニアの役割です。

バックエンドエンジニアの仕事内容

バックエンドエンジニアの仕事内容
バックエンドエンジニアは、Webサービスやアプリケーションのサーバーサイドの開発を行うエンジニアです。具体的には、サーバーサイドのシステム設計やデータベースの設計、APIの実装やWebアプリケーションの開発、セキュリティの強化などが挙げられます。バックエンドエンジニアは、ユーザーが使うフロントエンド側のUI/UXと密接に連携して、高度な機能を提供するWebサービスの開発に貢献します。

バックエンドエンジニアの適性|向いている人の特徴

バックエンドエンジニアに向いている人
バックエンドエンジニアの仕事は、実際に開発したものがユーザーに評価されるわけではありません。そのため、目立つものを作って世間的な評価をされるよりも、裏方として技術を駆使して業務を進めたい人の方が、バックエンドエンジニアとしての適性が高いと言えるでしょう。

バックエンドエンジニアの平均年収

バックエンドエンジニアの平均年収
バックエンドエンジニアのフリーランス年収相場は880万円ほどです。最低年収は400万円台ほどで、最高年収では1,000万円以上を稼ぐバックエンドエンジニアも存在します。給与水準が高い理由は、Webサービスなどのバックエンド側の処理に実装するバックエンドエンジニアの仕事は、高度なスキルが求められるからです。

バックエンドエンジニアの将来性

バックエンドエンジニアの将来性
バックエンドエンジニアはネット社会の現代に欠かせない重要な仕事であり、需要が非常に高いです。デザインなどが業務範囲であるフロントエンドと比べ、バックエンドエンジニアは根本的な土台の設計をするため、仕事の幅が広く、求人が多い傾向です。エンジニア業界全体の人手不足もあり、バックエンドエンジニアは将来性のある安定した職業と言えます。

スマホアプリゲームエンジニア

スマホアプリゲームエンジニアとは?
スマートフォン向けのアプリを開発するエンジニアです。ゲームアプリの市場は常に拡大しており、人々にとって欠かせないものとも言えます。競合も多いですが、その分優秀なエンジニアはどこでも活躍できます。需要も高いので、確実なスキルを身に付ければ仕事に困ることはないでしょう。

スマホアプリゲームエンジニアの仕事内容

スマホアプリゲームエンジニアの仕事内容
スマホアプリゲームエンジニアは、スマホゲームを開発することがメインの仕事となります。ゲームを企画・立案するゲームクリエイターとの打ち合わせで、ゲームの内容や仕様を決めた後に制作をします。

スマホアプリゲームエンジニアの適性|向いている人の特徴

スマホアプリゲームエンジニアに向いている人
スマホアプリゲームエンジニアに向いているのは、チームワークを発揮して仕事ができて、モノ作りが好きな人です。「ゲームが好き」という理由だけでゲーム業界を志望する人が多いですが、ミスマッチの原因になることもあります。上記の特徴にあてはまる人であれば、スマホアプリゲームエンジニアに向いている可能性が高いでしょう。

スマホアプリゲームエンジニアの平均年収

スマホアプリゲームエンジニアの平均年収
ゲームプログラマーの年収は、正社員で471万円です。国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査 」によると、日本人の平均年収は433万円なので、ゲームプログラマーの年収は平均よりも高いことが言えます。ただし、経験が少ないプログラマーの年収は低く、300万円ほどの場合もあります。その一方で、経験やスキルがある人は700万円ほどのケースもあるので、年収はスキルの有無によって大きく変わる傾向にあります。

スマホアプリゲームエンジニアの将来性

スマホアプリゲームエンジニアの将来性
スマホゲームユーザーが増えていることから、現代では多種多様のエンジニアが必要になっています。また、ゲーム業界はトレンドの変化が早いのに対し、ニーズの変化に柔軟な対応ができるエンジニアが少ないため、人材不足に陥っています。今後も、スマホゲーム業界はまだまだ成長していくと考えられるため、スマホアプリゲームエンジニアの需要がなくなることは考えにくいでしょう。

インフラエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

インフラエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

インフラエンジニアは、基盤となるものを扱うエンジニアのためとても需要が高く、種類もいくつかに分けることができます。具体的には、以下5つの種類にわけることができるでしょう。

  1. サーバーエンジニア
  2. セキュリティエンジニア
  3. データベースエンジニア
  4. クラウドエンジニア
  5. ネットワークエンジニア

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとは?
サーバーエンジニアは、サーバーの構築や保守、運用をメインに担当するエンジニアです。サーバーには、メールサーバーやファイルサーバーなどさまざまな種類があり、それぞれに合わせてクライアントと話し合う必要もあります。容量や通信速度なども考えて設計しなければならず、関係者との打合せの量も多いです。また、サーバーに関する知識はもちろん必要ですが、密接にかかわるネットワークの知識も大切になります。

サーバーエンジニアの仕事内容

サーバーエンジニアの仕事内容
サーバーエンジニアは、企業や組織のITシステムを支えるサーバーの設計・構築・運用・保守を担当します。具体的には、ハードウェアの選定・設置、OSの導入・設定、ネットワーク構築、システムの監視・管理・障害対応などが挙げられます。サーバーエンジニアは、企業の情報システムを支える重要なポジションであり、セキュリティや可用性の向上など、企業の業務効率化やビジネス成長に貢献します。

サーバーエンジニアの適性|向いている人の特徴

サーバーエンジニアに向いている人
サーバーエンジニアに向いているのは、コンピュータや情報機器が好きで完璧主義の人です。サーバーエンジニアの業務では、予測を超えるエラーも発生します。問題の原因がどこにあるのかを分析する「思考の柔軟性」も必要な資質と言えるでしょう。

サーバーエンジニアの平均年収

サーバーエンジニアの平均年収
サーバーエンジニアの平均年収は、20代では約400万円、30代では約500万円です。 未経験者や経験2年程度まででは、300万~400万円程度となることが多いです。 サーバーの構築・設計の経験を数年積んだ場合の平均年収は、400万~500万円ほどです。

サーバーエンジニアの将来性

サーバーエンジニアの将来性
AWS・Azureなどのクラウドサービスが普及したことで、サーバーエンジニアの需要が減少したと思われがちです。
しかし、クラウド技術を活用したIoT・フィンテックなどの新しい分野でITインフラが要求されるようになっています。ITインフラの根幹を担うサーバーエンジニアは一定の需要があるため、サーバーエンジニアの将来性は期待できると言えるでしょう。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアとは?
セキュリティエンジニアとは、サーバーの運用や保守業務に携わり、おもにセキュリティ面を担当するエンジニアのことです。たとえば、サイバー攻撃を未然に防ぐための対策を練ったり、調査をします。年々サイバー攻撃は高度化しており、攻撃される側に合わせて守備を高度化しなければなりません。セキュリティ対策が必要とされる現代、セキュリティエンジニアはとても需要が高いと言えるでしょう。

セキュリティエンジニアの仕事内容

セキュリティエンジニアの仕事内容
セキュリティエンジニアは、情報セキュリティに関する問題を特定し、対策を立案・実行することを専門とします。具体的には、不正アクセス、ウイルス感染、情報漏えいなどのリスクを防ぐため、セキュリティポリシーの策定やセキュリティ評価・監視・改善などを担当します。また、最新の脅威についての情報収集や、社内でのセキュリティ教育・啓発も重要な業務です。

セキュリティエンジニアの適性|向いている人の特徴

セキュリティエンジニアに向いている人
セキュリティエンジニアに向いているのは、仕事が正確で几帳面、仕事を最後までやり遂げる人です。未経験からセキュリティエンジニアを目指すには、必要な知識やスキルを身につける必要があるため、資格の取得や関連業務で経験を積むことを検討しましょう。

セキュリティエンジニアの平均年収

セキュリティエンジニアの平均年収
セキュリティエンジニアの平均年収は約600万円で、 日本の平均年収よりも高い傾向です。 月給で換算すると50万円ほどとなっています。

セキュリティエンジニアの将来性

セキュリティエンジニアの将来性
「セキュリティエンジニアはなくなる」と言われることもありますが、デジタル化社会の現代では必要不可欠な存在であるため、将来性は高いと言えます。多くの企業が独自のネットワークを構築し、情報をデジタル化して管理しているため、情報漏えいやコンピューターウイルスへの対策を行う必要があります。そのため、今後もセキュリティエンジニアの需要がなくなることは考えにくいでしょう。

データベースエンジニア

データベースエンジニアとは?
データベースに保存したデータの運用や保守を担当するのが、データベースエンジニアです。ビッグデータとよばれる大量の顧客情報などのデータを管理し、経営戦略に利用するための職種であり、セキュリティの知識も必要となります。データは増え続けていくものであるため、膨大なデータを管理しなければなりません。そのため、データベースエンジニアはとても責任度の高い職種だと言えるでしょう。

データベースエンジニアの仕事内容

データベースエンジニアの仕事内容
データベースエンジニアは、企業や組織が利用するデータベースの設計・構築・運用・保守を担当します。具体的には、データベースのスキーマ設計、クエリの最適化、バックアップやリカバリの実施、パフォーマンスのチューニングなどが挙げられます。データベースエンジニアは、企業の重要なデータを管理し、安全性や可用性の向上に貢献します。また、ビジネスの成長に必要なデータ分析やレポート作成などの業務にも関わっています。

データベースエンジニアの適性|向いている人の特徴

データベースエンジニアに向いている人
データベースエンジニアは他のプロジェクトメンバーと一緒に業務を進めていくため、コミュニケーション能力の高い人が向いています
プロジェクトメンバーの中で、データベースエンジニアが一人というケースが多いため、周囲のメンバーはデータベースに関する知識を持ち合わせていないことが多いです。データベース運用に関する意見を他のメンバーに伝える必要があるため、データベースエンジニアには、コミュニケーションスキルがある人が向いているといえます。

データベースエンジニアの平均年収

データベースエンジニアの平均年収
データベースエンジニアの平均年収は約600万円です。 日本の平均年収より高い傾向にあります。 月給で換算すると50万円ほどとなっています。

データベースエンジニアの将来性

データベースエンジニアの将来性
ディープラーニングや機械学習など、AI関連技術の発達にともない、データベースエンジニアの需要は高まっています。 ビッグデータを管理できるような、大規模データベースの設計・開発ができるデータベースエンジニアの需要や将来性は高いといえます。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアとは?
クラウドエンジニアは、クラウドサービスの構築や保守を担当するエンジニアです。クラウドファースト戦略が推進されている現代、クラウドサービスを利用することは当たり前となりつつあります。そのため、クラウドエンジニアの需要も高まっています。クラウドの利用率が上がるにつれて責任度も高くなっていくでしょう。

クラウドエンジニアの仕事内容

クラウドエンジニアの仕事内容
クラウドエンジニアは、クラウドサービスのインフラ設計を担当するエンジニアです。裏方に近い仕事といえますが、現場が滞りなく業務を続けるためには必要不可欠な仕事です。インフラ設計だけでなく、クラウド環境そのものの構築も行います。また、構築後の保守・運用もクラウドエンジニアの役割の一つです。クラウドエンジニアは設計から構築、保守、運用など、クラウドの一連の業務を担う仕事と言えます。

クラウドエンジニアの適性|向いている人の特徴

クラウドエンジニアに向いている人
クラウドエンジニアに向いているのは、最新の情報を追うのが好きな人や、細かなミスに気づける人です。また、クラウドエンジニアには、クラウド構築や管理のほか、資料作成などの地道な作業も多く存在します。地道な作業も苦にならない人も、クラウドエンジニアに向いていると言えるでしょう。

クラウドエンジニアの平均年収

クラウドエンジニアの平均年収
クラウドエンジニアの平均年収は約600万円です。 日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。 月給で換算すると50万円ほどとなっています。

クラウドエンジニアの将来性

クラウドエンジニアの将来性
現代では、オンプレミスからクラウドへの移行が進んでおり、 自社サーバーの運用も、クラウドが主流になりつつあります。 これからも、クラウドの活用は進むことが予想されるため、クラウドエンジニアの将来性は高いといえるでしょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアとは?
ネットワークエンジニアとは、ネットワークの構築や保守、運用を担当するエンジニアです。ネットワークがなければ仕事も進まず、日常生活にも影響を及ぼします。インフラとして絶対不可欠なものであり、必要性がもっとも高いのがネットワークと言えるでしょう。ネットワークエンジニアはサーバー間を繋げる役割もあり、誰もが滞りなくネットワークを使えるように管理する職業として、非常に需要の高い職種と言えます。

ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアの仕事内容
ネットワークエンジニアは、企業内で使用するコンピューターや電子機器同士をつないで、最適なネットワーク環境を構築し、運用するのが主な仕事です。クライアントの要望にあわせて、必要なネットワーク環境を用意します。ネットワークエンジニアはプログラムを書くことはほとんどありません。

ネットワークエンジニアの適性|向いている人の特徴

ネットワークエンジニアに向いている人
ネットワークエンジニアに向いているのは、学習能力が高く継続力がある人です。また、人と接するのが苦ではない人もネットワークエンジニアに向いています。パソコンで作業するだけではなく、チームメンバーやクライアントと協力して作業を進める必要があるため、高いコミュニケーション能力が必要な仕事です。

ネットワークエンジニアの平均年収

ネットワークエンジニアの平均年収
ネットワークエンジニアの平均年収は、転職サイト「doda」のデータによると、およそ448.3万円です。 2022年のデータによると日本の平均年収は445万円なので、ネットワークエンジニアの年収は、平均よりわずかに高いと言えます。

ネットワークエンジニアの将来性

ネットワークエンジニアの将来性
ネットワークエンジニアは、「需要がないのでは」と思われがちです。しかし、ネットワークのクラウド化が進み、クラウドサービスを活用したネットワーク構築の技術のあるエンジニアの需要が高まっています。ネットワークエンジニアの将来性は高いですが、クラウド化が進んでいることを踏まえると、ネットワーク以外の最新知識も取り入れていく必要があるでしょう。

機械系のエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

機械系のエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

機械系のエンジニアは、プログラミングをするエンジニアとは少々異なるモノづくりを専門としたエンジニアです。具体的には、以下3つの種類にわけることができます。

  1. 組込みエンジニア
  2. テストエンジニア
  3. サービスエンジニア

組込みエンジニア

組み込みエンジニアとは?
組込みエンジニアとは、家電用品や機械などを実際に動かすプログラムを組み込むエンジニアです。

主に画像処理を担当することが多く、たとえば以下のような機械に組み込まれることがあります。

  • 医療機器
  • カーナビ
  • ロボット

近年医療機器の需要はとても高く、画像処理のできる組込みエンジニアは需要が高いです。

そのため、ニーズに合わせて開発できるエンジニアは、どこでも活躍できるでしょう。

組込みエンジニアの仕事内容

組込みエンジニアの仕事内容
組込みエンジニアは、電子機器や制御システムなどに組み込まれるソフトウェアの開発を担当します。具体的には、マイコンやマイクロプロセッサのプログラミング、デバイスドライバの開発、周辺機器とのインターフェース設計などが挙げられます。組込みエンジニアは、自動車や家電、医療機器などの様々な製品に関わることができ、品質や安全性の向上に貢献します。また、最近ではIoT技術の普及により、組込みエンジニアの需要が増加しています。

組込みエンジニアの適性|向いている人の特徴

組込みエンジニアに向いている人
組込みエンジニアは、新しいモノを生み出す仕事のため、ひらめきやセンスが求められます。課題を解決するためのひらめきに自信がある人や、シンプルで分かりやすいプログラムを書くセンスのある人に向いている仕事と言えるでしょう。

組込みエンジニアの平均年収

組込みエンジニアの平均年収
組み込みエンジニアの平均年収は約500万円です。 2022年のデータによると日本の平均年収は445万円なので、ネットワークエンジニアの年収は、平均より高いと言えます。

組込みエンジニアの将来性

組込みエンジニアの将来性
組込みエンジニアはさまざまな分野で活躍できるため、需要が高まっています。 技術が身につくと継続してさまざまな仕事を任される傾向にあるため、将来性のある仕事といえます。

テストエンジニア

テストエンジニアとは?
制作のおわった完成物に問題やバグがないか、最終確認をするエンジニアです。品質管理がメインの仕事であり、細部まで気づける人に向いています。一方、自分自身が開発に関わるわけではないため、「開発したい!」という強い意思を持っている人は、テストエンジニアは向いていないかもしれません。しかし、テストエンジニアは完成前の最後の確認を任せられる非常に重要度の高いエンジニアであるため、責任力の高い人であれば実力を発揮できるでしょう。

テストエンジニアの仕事内容

テストエンジニアの仕事内容
テストエンジニアとは、制作のおわった完成物に問題やバグがないか、最終確認をするエンジニアです。以前は、テスト工程はプログラマーが行うケースが主流でしたが、近年では高レベルのテストを行うために、テスト専門のエンジニアが担当するようになってきています。

テストエンジニアの適性|向いている人の特徴

テストエンジニアに向いている人
テスト工程は開発の最終地点であるため、納期が厳しいケースが多く、突発的な事態が発生した時にも即座に対応する必要があります。そのため、常に業務を優先できる人が向いていると言えます。

テストエンジニアの平均年収

テストエンジニアの平均年収
テストエンジニアの平均年収は、400~500万円といわれています。国税庁の「民間給与実態統計調査結果(令和2年分)」では、日本の平均年収が433万円なので、テストエンジニアの年収は平均と同程度と言えます。

テストエンジニアの将来性

テストエンジニアの将来性
近年ではテストを自動化・効率化するツールが普及し、開発支援アプリケーションの性能が進歩しています。そのため、今後はテスト工程だけを担当するテストエンジニアの需要は減っていくと考えられます。

サービスエンジニア

サービスエンジニアとは?
サービスエンジニアとは、機械の保守や運用をおこなうエンジニアです。お客様のもとに向かい、導入や修理などを任せられる職業であるため、コミュニケーション能力が必須となります。扱う機械によって必要となる知識は異なりますが、どのような故障でも対応できる臨機応変さも必要です。柔軟に対応し、顧客と良好な関係を結ぶことも求められるため、会社の顔となることもあるでしょう。

サービスエンジニアの仕事内容

サービスエンジニアの仕事内容
サービスエンジニアとは、お客様のもとに向かい、導入時の機材の設置や配線、その後の保守・点検や部品の交換、修理、障害発生時の原因究明や復旧作業などを行なう仕事です。

サービスエンジニアの適性|向いている人の特徴

サービスエンジニアに向いている人
サービスエンジニアは、製品や案件によって異なる知識やスキルが求められるため、配属後に製品に関する深い知識を習得する必要があります。したがって、機器を扱うのが好きで、製品に関する知識を積極的に学べる人に向いている仕事です。

サービスエンジニアの平均年収

サービスエンジニアの平均年収
正社員は500〜580万円の水準が最も多いです。ただし、勤務先や経験・求められるスキルによっても大きな差があります。特に、技術や専門性の高い職種や、競争が激しい業界では、求められるスキルや経験が多いほど高い収入が期待できる傾向があります。

サービスエンジニアの将来性

サービスエンジニアの将来性
サービスエンジニアは技術的なスキルや専門性を求められる職種であり、高いニーズがあります。現代では、情報技術や通信技術の進化に伴い、多くの企業や組織が高度なシステムや機器を導入しており、その運用や保守にはサービスエンジニアが必要となります。サービスエンジニアの需要は今後も高まると予想され、将来性は非常に高い職種の一つであると言えます。

上流工程に携わるエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

上流工程に携わるエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

上流工程に携わるエンジニアには、以下2つの種類があります。

  1. ITコンサルタント
  2. プロジェクトマネージャー

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは?
ITコンサルタントは、クライアントが抱えている経営課題について、ITのスキルやサービスなどを駆使して、さまざまな戦略を提案する仕事です。自社で開発しているサービスの提案もできるため、ITコンサルタントの力次第で売上があがることもあります。ITコンサルタントになるためには、ITの知識は当然のように必要であり、さらに競合他社の情報やIT業界全般の知識も必要となります。扱うプロジェクトによっては数千万円の金額が動くこともあり、プレッシャーはとても重圧ですが、やりがいのある仕事だと言えるでしょう。

ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントの仕事内容
ITコンサルタントは、企業や組織の情報システムの最適化や改善策の提案、システムの導入支援などを担当します。具体的には、ビジネスプロセスの分析、システム導入計画の策定、適切なソリューションの提案などが挙げられます。ITコンサルタントは、技術的な専門知識やビジネス知識を活かし、お客様のビジネス課題の解決に貢献します。

ITコンサルタントの適性|向いている人の特徴

ITコンサルタントに向いている人
ITコンサルタントは、技術的知識とビジネス知識のバランスが取れている人に向いている職業です。また、コンサルティングファームには優秀な人材が多いため、同僚からの刺激を受けてさらに成長したいと考える人にも向いています。

ITコンサルタントの平均年収

ITコンサルタントの平均年収
ITコンサルタントの平均年収は、経験や技術、業界などによって異なりますが、一般的には500万円以上から1000万円程度が中心となっています。具体的には、大手ITコンサルティング企業では、新卒入社の場合、500万円から600万円程度の年収が一般的であり、経験や実績によって年収は上昇します。また、独立系や中小企業のITコンサルタントは、年収400万円から800万円程度の範囲になる場合が多いと言われています。

ITコンサルタントの将来性

ITコンサルタントの将来性
情報処理推進機構の「IT人材白書2020」によると、1,001名以上の大企業において、約30%の企業が社内向けの「ITコンサルタント」の業務を拡大しているという結果が出ています。今後、ますますITコンサルティングを提供する企業が増加することが見込まれるため、ITコンサルタントのニーズは今後ますます高まることが予想されます。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーとは?
プロジェクトマネージャーとは、プロジェクト全体の管理をする職業です。今動いているプロジェクトに携わっているエンジニアやプログラマーがどんな人で、誰がどこを担当しており、どのぐらいのスケジュールで納品できるのかなど、細かく進捗を管理することが主な仕事です。プロジェクトマネージャーがうまくプロジェクトを回さなければ、スケジュールが滞り、リリースすることが難しくなります。ITの知識はもちろん必要とされますが、チームメンバーの性格や仕事の向き合い方についても把握する必要があり、人間力がなによりも大切になると言えるでしょう。

プロジェクトマネージャーの仕事内容

プロジェクトマネージャーの仕事内容
プロジェクトマネージャーとは、今動いているプロジェクトに携わっているエンジニアやプログラマーがどんな人で、誰がどこを担当しており、どのぐらいのスケジュールで納品できるのかなど、プロジェクトの進捗を管理することが主な仕事です。 また、クライアントとの窓口としてプロジェクトの状況報告や改善策の提案なども行います。

プロジェクトマネージャーの適性|向いている人の特徴

プロジェクトマネージャーに向いている人
プロジェクトマネージャーに向いている人は、コミュニケーション能力が高く、問題解決能力が高い人です。また、マルチタスクが得意でリーダーシップがある人も、プロジェクトマネージャーとして活躍できるでしょう。

プロジェクトマネージャーの平均年収

プロジェクトマネージャーの平均年収
プロジェクトマネージャーの平均年収は、業界や地域、職種によって異なりますが、一般的には600万円〜1000万円程度とされています。また、経験や実績が豊富であったり、特定の業界や領域に精通している場合は、年収が高くなる傾向があります。ただし、これはあくまでも平均値であり、個人の能力や状況によって大きく異なる場合もあります。

プロジェクトマネージャーの将来性

プロジェクトマネージャーの将来性
サービスエンジニアは技術的なスキルや専門性を求められる職種であり、高いニーズがあります。現代では、情報技術や通信技術の進化に伴い、多くの企業や組織が高度なシステムや機器を導入しており、その運用や保守にはサービスエンジニアが必要となります。サービスエンジニアの需要は今後も高まると予想され、将来性は非常に高い職種の一つであると言えます。

そのほかのエンジニアの種類と仕事内容・適性・年収・将来性

そのほかのエンジニアとして、たとえば以下の種類があります。

  1. 社内SE
  2. データサイエンティスト
  3. セールスエンジニア
  4. フルスタックエンジニア
  5. フィールドエンジニア

社内SE

社内SEとは?
社内SEは、社内のパソコンの問題や情報システムの管理をおこなう職業です。プログラミングなどをするわけではありませんが、社内で起きたトラブルを解決する役割があるため、とても重要とされています。企業によっては、経験のあるエンジニアを社内SEとして採用することもあり、IT関連の知識が豊富であればあるほど活躍できるでしょう。将来性が高い職種ではありませんが、社内のシステムやトラブルを解決するための職業であるため、需要は今後もある職種です。

社内SEの仕事内容

社内SEの仕事内容
社内SEは、企業や組織内で情報技術に関するさまざまな課題に取り組むことが求められます。具体的には、システムやネットワークのトラブルシューティング、ITインフラの保守・管理・改善、新たなシステムの導入・開発などが挙げられます。社内SEは、情報技術に関する専門知識と技術を駆使して、企業の業務改善やコスト削減に貢献します。

社内SEの適性|向いている人の特徴

社内SEに向いている人
社内SEに向いている人は、コンピュータシステム全般に関する幅広い知識を持ち、問題解決能力が高い人が必要です。また、顧客や社内のユーザーに対して的確なコミュニケーションができる人が求められます。最後に、新しい技術やシステムに対する好奇心があり、常に自己研鑽を怠らない人が向いています。

社内SEの平均年収

社内SEの平均年収
社内SEの平均年収は、業界や経験年数、地域などによって異なりますが、400万円から800万円程度の範囲となっています。ただし、大企業などであればそれ以上の年収を得られる場合もあります。また、スキルや経験年数などに応じた昇給や賞与もあるため、収入は増減する可能性があります。

社内SEの将来性

社内SEの将来性
社内SEの将来性については、今後ますます情報システムが企業にとって不可欠なものになるため、需要が高まると予想されています。特に、企業がビジネスを展開するために欠かせないITインフラの構築や運用、セキュリティ対策などに関する専門知識を持ったSEが求められる傾向があります。新しい技術や手法に対する知識や経験を持つ社内SEはますます重要視され、需要が高まることが予想されます。

データサイエンティスト

データサイエンティストとは?
データサイエンティストとは、あらゆる統計からデータを解析し、経営に役立たせる職業であり、IT業界にとどまらず、あらゆる業界で必要とされています。データサイエンティストは経営の課題を解決させる役割を持っており、さまざまな経営戦略を考える上で重要とされていますが、日本にはデータサイエンティストの人材が不足しているのが現状です。データサイエンティスト協会が発表した「データサイエンティストの採用に関するアンケート調査結果」によると、データサイエンティストが所属している会社は全体の29%とされており、世界各国と比較しても著しく低い結果です。データサイエンティストによる分析は今後経営戦略を進める上で重要となるため、人材を増やしていくことが課題となるでしょう。

データサイエンティストの仕事内容

データサイエンティストの仕事内容
データサイエンティストは、企業や組織のビッグデータを分析し、課題解決に活用する仕事を担います。具体的には、データの収集・整理・分析・可視化、予測モデルの開発や最適化、ビジネス上の問題解決に向けた戦略立案などが挙げられます。データサイエンティストは、データに基づく意思決定の支援や新たなビジネス機会の発見に貢献します。

データサイエンティストの適性|向いている人の特徴

データサイエンティストに向いている人
データサイエンティストに向いている人は、数学や統計学などの基礎的な数値解析能力が高く、論理的思考力がある人です。また、プログラミング言語やデータベースの知識を持ち、データの収集や整理が得意な人も求められます。さらに、問題解決能力が高く、自ら課題を見つけ、解決することができる人が向いています。

データサイエンティストの平均年収

データサイエンティストの平均年収
データサイエンティストの平均年収は500万円以上と言われています。初級レベルのデータサイエンティストであれば、年収400万円程度からスタートすると考えられます。中級レベルのデータサイエンティストであれば、年収600万円程度、上級レベルのデータサイエンティストであれば、年収1000万円以上を稼ぐことができる場合もあります。

データサイエンティストの将来性

データサイエンティストの将来性
データサイエンティストは、ビッグデータ時代において、データの分析や活用によるビジネス価値の創出が求められるため、今後ますます需要が高まっていくと考えられています。企業のマーケティング戦略の立案や商品開発、業務効率の改善など、様々な分野でデータサイエンティストの活躍が期待されています。

セールスエンジニア

セールスエンジニアとは?
セールスエンジニアの主な仕事は営業ですが、通常の営業と異なる点は、ITの技術や知識を活用した営業にあります。ソフトウェアや自社開発したサービスをクライアントに説明する際、理解してもらうためにも実演や説明をおこなう必要があります。企業によっては、実際に開発したエンジニアがおこなうこともありますが、営業のプロではないため拙い説明になることも多いでしょう。一方、セールスエンジニアであればIT技術に詳しいエンジニアが営業のプロとなり説明するため、より説得力のある営業をおこなうことができます。

セールスエンジニアの仕事内容

セールスエンジニアの仕事内容
セールスエンジニアは、技術的な知識や専門知識を持ちながら、営業担当者と協力して顧客への製品やサービスの提供を行う仕事を担います。具体的には顧客のニーズや要望を把握し、提案や説明資料の作成、デモンストレーションの実施、技術的なサポートの提供などが挙げられます。セールスエンジニアは、顧客との信頼関係を築きながら、製品やサービスの売上を拡大するための貢献を行います。

セールスエンジニアの適性|向いている人の特徴

セールスエンジニアに向いている人
セールスエンジニアに向いている人は、技術的な知識に加え、コミュニケーション能力が高く、顧客に対して説明や提案を行うことが得意な人です。また、顧客のニーズを理解し、適切なソリューションを提供するための問題解決能力が必要です。常に新しい技術や製品に興味を持ち、学習意欲が高い人が向いています。

セールスエンジニアの平均年収

セールスエンジニアの平均年収
セールスエンジニアの平均年収は、業界や経験、担当製品やサービスなどによって異なりますが500万円以上とされています。ただし、売上や契約成約数に応じてボーナスが支給される場合もあるため、年収だけでなく総収入も含めて考慮することが重要です。

セールスエンジニアの将来性

セールスエンジニアの将来性
サービスエンジニアは技術的なスキルや専門性を求められる職種であり、高いニーズがあります。現代では、情報技術や通信技術の進化に伴い、多くの企業や組織が高度なシステムや機器を導入しており、その運用や保守にはサービスエンジニアが必要となります。サービスエンジニアの需要は今後も高まると予想され、将来性は非常に高い職種の一つであると言えます。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは?
フルスタックエンジニアとは、システム開発や運用など、複数のスキルを持っているITエンジニアのことです。ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計、構築、運用や保守など一連の流れをすべて担当します。この時点で、ネットワークエンジニアは複数のスキルを持っているエンジニアということになり、フルスタックエンジニアとして働くことが可能です。複数のスキルを持っていれば、自分がやりたい仕事を自分の気分に合わせてすることができるため、自分の裁量に任せて仕事をしたい方はフルスタックエンジニアもよいでしょう。

フルスタックエンジニアの仕事内容

フルスタックエンジニアの仕事内容
フルスタックエンジニアは、設計、開発・運用・保守・アップデートなどの複数のスキルを持ったエンジニアを指すため、明確な仕事の範囲が定まっていません。バックエンドとフロントエンドの開発に関わるフルスタックエンジニアもいれば、アプリケーションの全体的な設計、開発、テストまでのプロセスを担当するフルスタックエンジニアもいます。

フルスタックエンジニアの適性|向いている人の特徴

フルスタックエンジニア に向いている人
フルスタックエンジニアは幅広い領域に関わるため、さまざまな技術に興味を持ち、新しいことを学ぶ意欲が高い人が向いています。また、バックエンドとフロントエンドのチームと協力し、コミュニケーションを取る必要があるため、コミュニケーション能力の高さも求められます。

フルスタックエンジニアの平均年収

フルスタックエンジニア の平均年収
フルスタックエンジニアの平均年収は約500万円~1000万円以上と幅が広いです。年収の幅が広い理由は、フルスタックエンジニアに任せられる業務範囲が広いからです。企業では通常、複数のエンジニアを雇いますが、優秀なフルスタックエンジニア1人を雇えば、バックエンドやフロントエンド、データベースやサーバーの運用や開発を任せられます。そのため、優秀なフルスタックエンジニアは年収が高い傾向にあります。

フルスタックエンジニアの将来性

フルスタックエンジニア の将来性
フルスタックエンジニアは、幅広いプロジェクトに対応できるため、需要が高まっています。特に中小企業やスタートアップ企業では、限られたリソースで多様な開発作業を行う必要があるため、フルスタックエンジニアが重宝されています。さまざまな分野に精通したフルスタックエンジニアは、限られた分野に対応するエンジニアよりも将来性が高いといえるでしょう。

フィールドエンジニア

フィールドエンジニアとは?
フィールドエンジニアは、顧客の現場や設備の場所に出向いて、技術的なサポートや業務を行うエンジニアのことを指します。製品のメンテナンスやトラブルを解決するのがメインの仕事となります。

フィールドエンジニアの仕事内容

フィールドエンジニアの仕事内容
フィールドエンジニアは、製品やシステムのインストールや設定、トラブルシューティング、修理などの技術的なサポートを行います。顧客が問題に直面した際に、問題を理解し、適切な解決策を提案します。また、実施した業務やトラブルシューティングの結果を報告書や文書でまとめ、上司や関係者に提供することも重要な仕事のひとつです。

フィールドエンジニアの適性|向いている人の特徴

フィールドエンジニア に向いている人
フィールドエンジニアは、製品やシステムの専門知識をもとに、トラブルシューティングや修理を行う必要があります。技術的な興味や好奇心を持ち、新しいことを学ぶのが好きな人が向いています。また、顧客に対して問題の説明や解決策の提案をわかりやすく伝える必要があるため、コミュニケーションスキルも必要不可欠です。

フィールドエンジニアの平均年収

フィールドエンジニア の平均年収
フィールドエンジニアの仕事の平均年収は400万円~800万円です。フィールドエンジニアの平均年収は、経験豊富なベテランになるほど年収が高くなる傾向にあります。また、特定の分野では技術の専門性や求められるスキルによっても給与が変わることがあります。

フィールドエンジニアの将来性

フィールドエンジニア の将来性
フィールドエンジニアは、新しい製品やシステムの導入、トラブルシューティング、メンテナンスなどで重要な役割を果たすため、将来性は高いと言われています。 とくにAIやIoTなどの分野で、高いスキルを持つフィールドエンジニアの需要が増えています

エンジニア種類別の需要ランキング

どのエンジニアも需要はありますが、エンジニアの種類によっては需要度に差があります。

システム開発の設計や仕様書は常に求められてはいますが、時代とともに求められる技術も異なるでしょう。

AIやクラウドなど、これまでとは異なる技術が発展している現代、需要の高いエンジニアは以下の順番だと考えられます。※自社調べのため、全てが真実であるとは限りません。

  1. インフラエンジニア
  2. 上流工程エンジニア
  3. システムエンジニア
  4. WEBエンジニア
  5. 機械系のエンジニア
  6. そのほかのエンジニア

とくにクラウドエンジニアやセキュリティエンジニアは、今後さらに需要が高まるでしょう。

ITエンジニア種類別の年収ランキング

エンジニア種類別の年収ランキング

求人ボックスの給料ナビ転職会議dodaを参考に、日本の平均年収443万円より高い職種を、以下の表にまとめました。

職種

年収
データサイエンティスト 709万円
プロジェクトマネージャー 645万円
ITコンサルタント 642万円
フロントエンドエンジニア 600万円
クラウドエンジニア 599万円
アプリケーションエンジニア 574万円
セールスエンジニア 545万円
システムエンジニア 509万円
データベースエンジニア 489万円
セキュリティエンジニア 489万円
社内SE 483万円
サーバーエンジニア 457万円
ネットワークエンジニア 448万円

企業の規模により年収に差はありますが、平均的にみるとデータサイエンティストの年収はとても高いことがわかります。

年収が低いからといって将来性が低いわけではないため、年収だけで判断しないようにしましょう。

将来性があるITエンジニアの種類

どのエンジニアにも将来性はありますが、ITの市場拡大や技術発展により、将来性の高いエンジニアは異なります。

現代ではとくに、以下のエンジニアは将来性が高いほうだと言えるでしょう。

  • クラウドエンジニア
  • インフラエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • データサイエンス分野

将来性が高いエンジニアを選んだからといって、必ずしも重要度の高いエンジニアになれるわけではありません。

時代の変化とともにIT分野も成長し、さまざまな知識も必要とされてくるため、自分自身の価値も高めていくようにしましょう。

未経験からおすすめのエンジニアの種類は?

未経験で目指す際におすすめのエンジニアは、以下のとおりです。

  • プログラマー
  • スマホアプリゲームエンジニア
  • サーバーエンジニア
  • SE

どのエンジニアも人手不足であるため、未経験から目指すことはできます。

しかし、経験がある人のほうが活躍しやすいというのも事実です。

まずは上記のようなエンジニアを目指して経験を重ね、責任度の高いエンジニアを目指すとよいでしょう。

自力でエンジニアになるのはきつい?最短でエンジニアになるには?

エンジニアになるためには、プログラミングの勉強や、情報技術者試験などのIT関連の資格を取得するとよいでしょう。

IT業界は人手不足であるため、常に人材を欲しています。

そのため、未経験でも応募することは可能ですが、入社したあとに苦労しないようにあらかじめエンジニアに必須なスキルの学習はおこなったほうがよいです。

独学でプログラミングを学んだり資格の勉強をするのは時間がかかりますが、自分に合う方法を見つけて学びましょう。

就職支援のあるプログラミングスクールに通う

とくにおすすめの方法が、就職支援つきのプログラミングスクールに通うことです。

就職支援とは、具体的には以下のような支援を指します。

  • 面接の練習
  • 職務経歴書や履歴書の添削
  • 会社や案件の紹介

また、転職できなければ授業料を返金してくれる転職保証制度つきのスクールもあるため、エンジニアへの転職を目指してる方は、就職や転職に強いスクールを選ぶとよいでしょう。

たとえば、以下のようなスクールがあります。

テックキャンプ

リンク先:https://tech-camp.in/

テックキャンプ」は、未経験からのエンジニア転職に特化したプログラミングスクールです。

テックキャンプは未経験者向けのカリキュラムやメンターの受講生に質問し放題で学べる環境が整っており、3人体制であなたを就職までサポートしてくれるスクールです。

他のプログラミングスクールよりも高額なのがデメリットではあります。ただ、他のスクールよりもカリキュラムやあなたをサポートしてくれるスタッフなどかなり充実しているのが特徴です。

未経験から3ヶ月くらいの期間でエンジニア転職するには、充実した初心者向けのサポートが必要になります。

まずは無料でカウンセリングをしてもらえるので、あなたがどのスキルまで上達できるか相談してみましょう!

まずは無料相談 公式サイトを見る

未経験者に優しいと評判

まとめ|エンジニアには種類がたくさんある!自分にあう種類を見極めよう!

エンジニアにはさまざまな種類があるため、どのエンジニアを目指せばよいか悩む方もいるかもしれません。

それぞれの職種には必ず必要性や重要性もあり、どれもやりがいのある職種です。

自分の性格や仕事の適性に合わせて選びましょう。

エンジニアは今後、需要が高まっていく職種だと言われています。

ネットワークやクラウドの普及などにより、今後は需要のある職種のランキングも変動していくと考えられるでしょう。そうなったとき、すぐにでも時代に追いつけるよう、さまざまな分野の知識について勉強しておくことも大切です。

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