副業でフリーランスはおすすめ?始め方など解説

監修者

WEBBOX合同会社

CEO

江波戸純希

江波戸純希は日本で海外就職の転職支援をサポート実績のある人物で、外国語大学の神田外語大学の出身。フリーランス経験をもとにフリーランスマッチングサイト「WEBLANCE(ウェブランス)」も開発。WEBBOX合同会社の代表・CEOでもあるが、フリーランスとしても活躍中。大手メディア「mybest」などで記事の監修も担当。厳選な審査の上、プロの専門家が掲載される「マイベストプロ」にも紹介。また、フリーランスと企業のマッチング支援も行っているため、職業紹介責任者講習の資格も保持している。その資格証拠はこちら

会社員として副業フリーランスに取り組む利点は何でしょうか?

副業としてフリーランスで成功するためのおすすめの職種を教えてください

会社員として副業フリーランスを行う際、会社に悟られない方法や注意すべき点は?

これらの疑問をお持ちではないでしょうか?

本記事では、フリーランスの副業が会社員におすすめである理由や留意すべき点を丁寧に解説していきます。

最後まで読んでいただくことで、副業としてフリーランスを選ぶ利点や、会社に気づかれずに行う方法が理解できるでしょう。

監修者
利益を上げる副業を賢く選択し、年収アップを目指しましょう。

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なぜ会社員に副業フリーランスがおすすめなのか?兼業する意義とは?

なぜ会社員に副業フリーランスがおすすめなのか?兼業する意義とは

会社員が副業フリーランスを選ぶべき理由は、次の5点が挙げられます。

兼業のメリットを合わせて確認していきましょう。

  1. 収入が増加する
  2. 知識やスキルが向上する
  3. 時間をうまく活用できる
  4. 仕事にメリハリを持たせて満足度が向上する
  5. 将来の独立をサポートする
◾️フリーランスとしての副業を行うことのメリット

メリット詳細説明
収入の増加本業の収入に加えて副業からの報酬が得られ、総収入が向上。特に昇給が見込めない状況や特定の目標に向けた資金が必要な場合に有効。
知識やスキルの向上本業と異なる分野での経験や新たなスキルの習得が可能。市場理解や新たな能力の開発に役立つ。
時間の有効活用リモートワークが可能な職種が多く、空いた時間を効果的に活用できる。スキマ時間を仕事に充てることが可能。
仕事への満足度の向上自由な働き方や好きな業種を選択できるため、仕事への満足度が向上。仕事の充実感が高まり、本業にも良い影響を与える可能性がある。
将来の独立に向けた準備副業を通じて営業活動や税金の申告などの経験を積むことで、将来独立する際の準備が整う。フリーランスとしての経験が独立に役立つ。

上記のメリットは、フリーランスとしての副業に取り組むことで得られる利点であり、本業とは異なる経験や収入源を確保する手段として有効です。特に自由度の高い仕事選びやスキルアップの機会は、キャリア形成において重要な要素となります。また、リスク分散の面でも副業は有益であり、将来的な独立に向けたステップとしても機能します。

収入が増加する

フリーランスとしての副業に取り組む会社員にとって、本業の収入に加えて副業による報酬が得られるため、総収入が向上します

そのため、正社員であってもなかなか昇給が見込めない方や、特定の目標に向けて資金を貯めたいと考えている方が副業を始めるケースが多いです。

さらに、景気の変動などで本業の給与や手当が減少してしまった方にも、フリーランスとしての副業は非常におすすめです。

知識やスキルが向上する

フリーランスとしての副業には、知識やスキルが向上する利点があります。

本業と同じ業界の副業を選択することで、フリーランスの立場から市場を理解することができるでしょう。

また、本業と異なる業界の副業に取り組むことで、自身にとって新たな能力を身につけたり、新しい経験を積むことができます。

時間をうまく活用できる

多くの副業フリーランスは自宅からリモートワークが可能な職種であるため、空いた時間を効果的に利用することができます。

一方、副業のアルバイトではシフトに従って労働する必要があり、スキマ時間を活用することが困難です。

例えば、本業が終わった後の数時間や予定のない休日など、好きな時間に働くことができる点が副業フリーランスの大きな利点です。

仕事にメリハリを持たせて満足度が向上する

副業としてフリーランスを行う場合、仕事に対する満足度が向上することが期待できます。

その理由は、副業では好きな業種を選択し、自由な働き方ができるため、仕事そのものが充実することが挙げられます。

楽しみながら仕事をすることで作業品質が向上し、より高い評価を獲得することが可能です。

副業が充実していくことで、本業にも良い影響が及び、相乗効果が期待できることもあるでしょう。

将来の独立をサポートする

サラリーマンとしての仕事を続けながら、副業のフリーランスに取り組むことで、将来の独立に向けた準備が整います

フリーランスの副業では、仕事の受注から納品までのプロセス全てを一人で担当し、年度末には税金の申告手続きも必要となります。

営業活動や求人探し、バックオフィス業務まで全ての経験ができるため、フリーランスとして独立する際に非常に有益です。

副業フリーランスとしてお勧めの業種と収入の目安

副業フリーランスとしてお勧めの業種と収入の目安

副業としてフリーランスでお勧めの業種は、下記の5つです。

1週間に1~2日働くことを考慮した場合の収入の目安も併せてご紹介いたします。

  1. ITエンジニア・プログラマー
  2. Webデザイナー
  3. Webライター
  4. 動画編集の副業
  5. 写真撮影および販売の副業

◾️メリットや収入の見込み

副業の種類メリット収益の見込み
ITエンジニア・プログラマー在宅勤務が可能、専門知識が活かせる。月収20〜50万円以上(案件による)
Webデザイナーデザインスキルを活かせる、自宅で作業可能。月収5〜20万円(案件による)
Webライター特別なスキル不要、手軽に始められる。月収5〜10万円(単価による)
動画編集需要が高い、特定のソフトウェアスキルが活かせる。月収10〜30万円以上(スキルレベルによる)
写真撮影・販売趣味を活かせる、創造性が求められる。月収2〜10万円以上(スキルレベルによる)

上記の副業はそれぞれ独特のメリットがあり、収入の見込みも異なります。副業を選ぶ際は、自身のスキルや興味、ライフスタイルに合わせて選択することが重要です。特にITエンジニアやプログラマー、Webデザイナーなどは専門的なスキルが求められますが、報酬が高い傾向にあります。Webライターや写真撮影・販売は初心者でも始めやすいですが、収入を増やすためには一定の努力と時間が必要です。

 ITエンジニア・プログラマー

IT関連の職種では、在宅勤務が可能な作業が多く、副業として非常に人気が高いです。

基本的な知識は独学で習得できることから、求人案件も多く存在し、副業として最適と言えます。

収益の見込み

週末1~2日程度で働く副業エンジニアの場合、収入の目安は以下の通りです。

  • 一般的なシステムエンジニアの仕事…月収20万~30万円
  • 高度なエンジニア向けの案件…月収50万円以上
  • 簡易的なプログラミング作業…月収10万~20万円

エンジニアやプログラマーの技能には幅が広く、報酬もケースバイケースで異なります。

高額報酬の案件を受注するためには、市場での需要が高い言語を学び、スキルを磨き、高難易度の案件を獲得することが重要です。

Webデザイナー

Webデザインの副業はグラフィックデザインやデジタルイラストレーションの技能を持っている方に向いています

受注から納品まで自宅で行えるため、平日の夜や休暇中に時間を活用して仕事ができます。

収益の見込み

週末1~2日程度で働く副業Webデザイナーの場合、収入の目安は以下の通りです。

  • デザインのみの仕事…月収5万~10万円
  • コーディングを含む仕事…月収10万~20万円

プログラミング言語を用いたコーディングスキルを持っていると、デザインのみの案件よりも報酬が高くなります

HTMLやCSSの知識と技術は必須なので、しっかり学んでおくことをおすすめします。

Webライター

特別な経験や能力が必要なく、手軽に始められるWebライターは、初めて副業をするフリーランスにとって好評です。

記事作成はコンピュータがあれば可能で、初期投資も全く必要がないので、非常に手軽に始められます。

副業Webライターの収入の目安について

週に1~2日程度、副業としてWebライターの仕事を行った場合の収入の目安は以下の通りです。

  • 1文字0.5円の単価の場合…月収約5万円程度
  • 1文字1円の単価の場合…月収約10万円程度

Webライターの報酬は、1文字あたりの単価と総文字数によって決定されます。

自分のスキルや経験に見合った案件を選び、効率的に進めていくことが重要です

動画編集の副業

動画編集の副業は、特定のソフトウェアと基本的な知識があれば容易に始めることができる点が魅力的です。

動画広告やYouTubeの解説チャンネルの増加に伴って、現在では需要が高まっている仕事の一つと言えるでしょう。

動画編集の副業の収入の目安

週に1~2日程度動画編集の副業を行った場合の収入の目安は以下の通りです。

  • 初心者や中級者…月収10万~20万円程度
  • 上級者…月収30万円以上

動画編集の仕事は、提供された素材をクライアントの要望に従って編集するだけで、独自に作品を制作する必要はありません。

ソフトウェアの使い方を習得すれば、誰でもチャレンジできる副業と言えます

写真撮影および販売の副業

写真撮影および販売は、普段から写真を撮ることが得意な人に特におすすめの副業です。

休日に外出が多い方にとっては、趣味を楽しみながら副業ができるというメリットもあります。

写真撮影・販売副業の収入の目安

週に1~2日程度写真撮影・販売の副業を行った場合の収入の目安は以下の通りです。

  • 初心者…月収2万~3万円程度
  • 中級者…月収5万~10万円程度
  • 上級者…月収10万円以上

写真販売の副業は、撮影した写真をフォトストックサービスにアップロードし、購入やダウンロードによって収益が発生する仕組みです。

副業として安定した収入を得るためには、質の高い写真をコンスタントに投稿し続けることが重要です

サラリーマンでありながら副業フリーランスの案件を見つける方法

サラリーマンでありながら副業フリーランスの案件を見つける方法

本業と並行してフリーランスの副業案件を見つけるためには、以下の3つの方法があります。

  1. クラウドソーシングサービスへの登録
  2. フリーランス向け求人サイトで探す
  3. 知り合いや友人に仕事の紹介を依頼する

クラウドソーシングサービスへの登録

クラウドソーシングプラットフォームでは、初心者から上級者向けまで、多種多様な副業関連の案件が提供されています

登録は無償なので、自分に適した副業を見つけたい方は、まずはサービスに登録してみましょう。

クラウドソーシングは一度きりの案件が主で、副業を試みたいと考えている方にも最適です。

デメリットは、報酬からシステム利用料が差し引かれることです。

フリーランス向け求人サイトで探す

フリーランス向けの求人サイトを利用して副業を探すのもひとつの方法です。

週に1日以上のリモートワーク案件が多数提供されており、継続的な仕事が多く掲載されているのが求人サイトの特徴です。

単発の仕事よりも、副業収入が安定するでしょう。

しかし、期間や時間での契約形態の仕事も多く、限られた時間の中で副業を行いたいと考える方には不向きです。

知り合いや友人に仕事の紹介を依頼する

週に1~2回程度の副業であれば、知人から仕事の紹介を受けられる可能性があります。

外注が一般的な下請け業務などがある場合は、事前に紹介をお願いしておくと良いでしょう。

さらに、フリーランスとして独立している知人がいる場合は、簡単な仕事や手助けを申し出ることもおすすめの方法です。

フリーランス副業のデメリット

フリーランス副業のデメリット

フリーランスとして副業を行う際には、以下の4つのデメリットや注意点が存在します。

  1. フリーランスとしての仕事が常に存在するわけではない
  2. 自己管理が求められる
  3. 主業務が疎かになるリスクがある
  4. 副業が勤務先に露見する可能性がある

フリーランスとしての仕事が常に存在するわけではない

副業としてフリーランスを選択した場合、いつも仕事があるとは限らないのです。

アルバイトのように、一度雇用されると契約期間中は仕事が保証されるわけではなく、仕事を手に入れるためには自分から積極的に案件を探す努力が必要です。

副業フリーランスを始めたとしても、案件を見つけて受注できなければ、結局は本業のみで働いているのと大して変わらない状況に陥る可能性があり、これがデメリットとされています。

一方で、本業が忙しい時期には副業を一時的にセーブできるという柔軟性が大きな利点であることも忘れてはいけません。

自己管理が求められる

フリーランスとして副業を行う際には、徹底した自己管理が非常に重要となります。

これは、フリーランスの仕事は全て自分で進めていくことになり、仕事の責任も個人が負担しなければならないためです。

どのような形で仕事を進めるかは自分自身に委ねられているため、作業量や納期管理に注意を払いながら仕事を進める必要があります。

本業と副業のバランスを考慮し、過度な負担を避けながら効率的に働くことが重要であることを覚えておきましょう。

主業務が疎かになるリスクがある

副業としてフリーランスを行う際、過度に専念しすぎることで主業務が疎かになる危険性があるのも、副業フリーランスにおける懸念事項です。

その理由としては、フリーランスの副業では自分自身で仕事を選択できるため、興味を持った仕事や自分が得意とする仕事を引き受けることが一般的だからです。

さらに、フリーランスでの副業では案件ごとに報酬を受け取ることができるため、達成感を得やすいのが魅力的です。

そのため、楽しみながら働ける状況が多く、副業にのめり込んでしまう人も少なくないのです。

副業が勤務先に露見する可能性がある

どのような職種でも、副業が勤務先に知られるリスクは完全には避けられません

特に副業が禁止されている会社で働いている場合、副業が勤務先に知れ渡らないよう慎重に行動する必要があります。

副業を始める前に、再度勤務先の就業規則を確認し、安全に副業が行えるかどうか検討しておくことが大切です。

副業フリーランスでのリスクを回避し高収入を実現する方法

副業フリーランスでのリスクを回避し高収入を実現する方法

副業フリーランスでのデメリットを避け、高収入を得るために役立つ方法は、合計5つ存在します。

  1. 専門的な分野で仕事を選ぶ
  2. コストパフォーマンスに優れたプロジェクトを優先する
  3. 副業として取り組む時間や日数を決めておく
  4. 副業での成功を会社で公表しない
  5. 確定申告を適切に行う

専門的な分野で仕事を選ぶ

副業を選ぶ際には、本業と同じ職種や得意分野での作業に絞ることが効果的です。

その理由は、新たなスキルの獲得が不要となり、効率的に収入を得ることができるためです。

もし本業とは違う分野に取り組んでみたい人や、将来のために視野を広げたいと考えている人は、関心がある分野でチャレンジしてみてください。

コストパフォーマンスに優れたプロジェクトを優先する

フリーランスの副業では、成果物の数と報酬が密接に関係しています。

作業時間と収入が必ずしも等価でないため、限定された時間内で一定の成果物を生み出せるプロジェクトを受けることが重要です。

作業量と報酬のバランスを検討し、損がないように時給換算したうえでプロジェクトを優先的に受注することが推奨されます。

副業として取り組む時間や日数を決めておく

副業を開始する際には、事前に稼働時間や日数を決定しておくことが大切です。

なぜなら、フリーランスの副業はスケジュールが完全に個人の責任となるためです。

スパンの空いた時間で働くスタイルになると、納期に間に合わないことや、仕事にのめり込みすぎてプライベートや本業がおろそかになる危険性があります。

副業での成功を会社で公表しない

副業での収入が安定しても、職場では公言しないようにしましょう。

うっかり上司に副業が知られてしまったり他の人から嫉妬されたりするようなトラブルのリスクもあります

副業が認められている会社であっても、副業から得た利益は秘密にしておくことをおすすめです。

確定申告を適切に行う

年間で20万円以上の副業収入がある場合は、確定申告を行い、税金と保険料を納付しましょう。

確定申告を怠ると、脱税になってしまいます。

年間副業収入が20万円以下の場合は、確定申告の必要はありませんが、別途住民税の納付が必要です。そのため、居住地の役所で所得を申告する必要があります。

フリーランスの副業はバレにくい?アルバイトと比較してフリーランスが安全な理由

フリーランスの副業はバレにくい?アルバイトと比較してフリーランスが安全な理由

フリーランスの副業は、アルバイトと比べて安全性が高いと言えます。

その理由と、副業がバレないようにする方法について紹介します。

  1. 副業としてフリーランスはバレにくさが魅力
  2. 住民税の直接納付がバレない副業の鍵

副業としてフリーランスはバレにくさが魅力

フリーランスでの副業は、通常のアルバイトに比べてその存在が認識されにくいという利点があります。

これは、以下の3つの理由からです。

  1. 多くの仕事が在宅ワークとして実施可能であること
  2. 役所から会社への住民税通知が存在しないこと
  3. 個人で納税することができること

フリーランスの副業には、リモートワークが可能なパソコンを利用して行う職種が豊富です。

そのため、対面での収入を得る場合ほど副業が他人に目撃されるリスクは軽減されています

さらに、企業と雇用契約を結ばずにクライアントと取引するため、収入を得ていることが公になることはほとんどありません

住民税の直接納付がバレない副業の鍵

会社へ副業が知られないようにするには、住民税を自分で直接納付することが必須です。

独自に確定申告(もしくは役所での所得申告)を行うことで、副業による住民税の額が判明し、本業とは別に納付が可能となります。

会社に副業がバレる最も一般的なケースの多くは、本業と副業の住民税の合計額が会社に通知されてしまう場合です。

フリーランスの副業を選択し、納税手続きを忘れずに行うことで、副業が会社にバレるリスクを最小限に保つことができるのです。

フリーランスの副業における開業届提出は必要か?

フリーランスの副業における開業届提出は必要か?

フリーランスの副業における開業届の関連性について説明します。

開業届が不要なケースと要するケースは、以下の3点で異なります。

  1. 副業を開始するにあたり開業届の提出は必須ではない
  2. 青色申告を活用する場合には開業届が必須
  3. 年間収入が113万円を超える場合は開業届の提出がおすすめ

副業を開始するにあたり開業届の提出は必須ではない

まず重要な点として、開業届を提出しなくても、個人事業主として副業を開始することが可能です。

これは、個人事業主というのは税務上の分類であり、実際の働き方そのものとは関係ないためです。

雇用されずに働くという意味では、フリーランスと個人事業主は同じ立場になります。

開業届を提出しなくても副業を開始することで、法律的な問題が生じることはないため安心して下さい

青色申告を活用する場合には開業届が必須

確定申告の際、青色申告を利用可能なのは、開業届を提出した個人事業主だけです。

その理由は、青色申告承認申請書は個人事業主でなければ提出することができないからです。

副業での確定申告を青色申告で行いたい場合は、開業届とともに青色申告承認申請書を提出することが求められます。

また、後から申請書を提出する場合は確定申告の期限である年度内の3月15日までに提出することが必要です。

年間収入が113万円を超える場合は開業届の提出がおすすめ

もし副業の年間収入が113万円を超える場合、開業届や青色申告承認申請書を提出して青色申告で確定申告を行うことがおすすめです。

その理由は、青色申告による確定申告では年間最大65万円の控除が適用されることがあるからです。

基礎控除を合わせれば、年間113万円分の控除が受けられますので、収入が113万円を超える場合は青色申告を利用した方が節税効果があります。

一方、白色申告では基礎控除48万円分の控除しか受けられないため、所得税の課税対象額が高くなってしまいます。

会社員がフリーランスの副業を開始する際に考慮すべきポイント

会社員がフリーランスの副業を開始する際に考慮すべきポイント

会社員がフリーランスの副業を開始するにあたって必要な要素を、以下の6つにまとめてご紹介します。

  1. 開業届と青色申告承認申請書の提出を忘れずに
  2. 会計ソフトの活用がおすすめ
  3. 経費計上と領収証の管理を忘れずに
  4. 確定申告について
  5. 住民税の納付について
  6. 会社への申告が求められる場合もある

開業届と青色申告承認申請書の提出を忘れずに

副業としてフリーランスをスタートさせる前に、開業届と青色申告承認申請書の提出が重要です。

国税庁の公式ウェブサイトから、必要な書類をダウンロードし、必要事項を記入した後、身分証明書のコピーと共に、管轄税務署に送付しましょう。

2部ずつ計4枚の書類と返信用封筒を同封して、受領印入りの控えを返送してもらうことがオススメです。

会計ソフトの活用がおすすめ

青色申告で確定申告を行う際に、会計ソフトの導入を検討しましょう。

青色申告では複式簿記による記帳が必須であるため、手書き帳簿に比べ、時間短縮が可能になります。

簡易記帳で申告すると、控除額は10万円までですが、会計ソフトを利用することで、副業に専念しやすくなるでしょう。

経費計上と領収証の管理を忘れずに

フリーランスとして働く利点の1つは、仕事関連の費用を経費として計上できることです。

副業でも経費の計上が認められているため、仕事に関連する出費と領収証の管理をきちんと行いましょう。

自宅勤務の場合、家賃や光熱費の一部を経費として計上することも可能です。

副業としてフリーランスを始める前に、開業届と青色申告承認申請書を提出し、会計ソフトを導入し、経費計上と領収証の管理を行うことで、効率的な副業を展開できます。

これらの対策により、副業に集中し、収益の最大化を目指しましょう。

確定申告について

自営業の開業届を税務署に提出しておくと、確定申告の時期が近づくと、税務署から必要書類の通知が届くことを覚えておいてください。

提出用の書類に記入を済ませて、郵送で税務署に送付する場合には、青色申告の控除額が55万円となります。

ただし、e-Taxを使用して電子申告を行う際には、より高い65万円の控除が適用されます。

電子申告を行うにはマイナンバーカードやカードリーダーが必要となるため、早めに準備しておくことが大切です。

住民税の納付について

副業から得た収入を申告することで、住民税の納付額が算出されます。

住所地の市役所(区役所)にて所得を申告し、直接住民税を納付する普通徴収を選択してください。

支払い手続きはその場で済ませる必要はありません。

クレジットカード、コンビニ支払い、銀行口座からの自動引き落としなど、様々な方法が用意されています。

会社への申告が求められる場合もある

企業によっては、副業を行う際に、それを会社に申告しなければならないケースも存在します。

後から問題が発覚し、規則違反になる事態を回避するためにも、事前に申告しておくことでトラブルを最小限に抑えることができます。

改めて就業規則を確認し、副業の申告が必要であれば上司に相談しておくことが望ましいです。

副業フリーランスを本業フリーランスへと昇格させる方法とは?

副業をスタート地点に、本業としてのフリーランスを目指すにあたり、以下の3つのポイントをチェックしておくことが重要です。

  1. 本業を超える収益を達成するための方法
  2. 継続的なクライアント関係を築く
  3. フリーランスエージェントへの登録を検討する

本業を超える収益を達成するための方法

フリーランスとして独立する際には、現在の企業で得ている給与を上回る収入を確保することが不可欠です。

それは、独立して収入が減少すると、会社を辞めるメリットが失われるからです。

フリーランスは仕事や収入に保証がない状況に置かれます

リスクを取って独立する以上、少なくとも収入の面でしっかりとしたメリットが得られるように売上を向上させることが重要です。

売上が安定するまでの間、複業として様々なプロジェクトに取り組んでみることも大切となります。

継続的なクライアント関係を築く

フリーランスは企業と個人との契約によって仕事が発生するため、信頼できるクライアントを獲得することが大切です。

仕事を安定して発注してくれるクライアントがいなければ、突然無職になる危険性もあります。

副業を行いながら取引先クライアントとの良好な関係を構築し、人脈を広げてから独立することが理想的です。

フリーランスエージェントへの登録を検討する

フリーランスエージェントは無料で利用でき、1社だけでなく複数のエージェントに登録が可能です。

複数登録により、多くの案件を見つけ、自分に適した仕事を探すメリットがあり、一般的には2社以上の登録が理想的とされています

まとめ|副業フリーランスは会社にバレることなく賢く稼ぐ方法

副業フリーランスの魅力は、時間許す限り自由に収益をあげることが可能であることです。

副業の種類によっては、本業に匹敵する収入を達成することも夢ではありません

個人として収益を申告し税金を納めれば、副業が会社に知られることは無いので安心です。

さらに、副業が安定した状態になると、本業フリーランスや起業の道が広がります

クラウドソーシングサービスなどを活用して、限られた時間を最大限に活かす副業案件を見つけてみましょう。