「職種別でシステムエンジニアに求められるスキルと能力は違う?」
こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、システムエンジニア(SE)に必要なスキルと能力、職種別で求められるスキル・能力、システムエンジニアのキャリアプランを詳しく解説していきます。
また、システムエンジニアのスキルマップ、SEとして大切なこと、スキルアップする方法、おすすめの資格も解説しています。
システムエンジニア(SE)への転職を検討している人またはIT業界の仕事に興味がある人はぜひ、参考にしてみてください。
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すべてのシステムエンジニア(SE)に必要なスキルと能力一覧
SEはシステムを開発する仕事です。システム開発と言えばプログラミング技術が注目されがちですが、SEには共通して以下の5つのスキルや能力が求められます。
システムエンジニアに必要なスキルをまとめると以下の通りです!
スキル名 | 説明 | 具体例・使用言語 |
---|---|---|
システム開発スキル | システムエンジニアの基本スキル。設計や構築に必要な具体的なシステムのイメージが求められる。 | ・Webシステム:PHP、Java、Ruby、JavaScript<br>業務システム:Java、Python、VB.net ・スマホアプリ:Swift、Java |
提案力 | 顧客の要望に応じたシステム開発を行う際、システムで対応できない場合の理由説明や代替案の提案が必要。 | – |
論理的思考能力 | プログラミングや課題解決に必要なスキル。誤りがないように論理的に考えながらプログラムを組む能力。 | – |
ヒアリング能力 | 顧客の要求を正確に理解するためのスキル。システムの利用方法や将来性、コストなどから最適な実現方法を決定。 | – |
マネジメントスキル | 複数のエンジニアやプログラマーとチームで働く際、チーム全体の流れをマネジメントする能力。 | – |
システム開発スキル
システム開発スキルはシステムエンジニアの基本スキルです。
プログラムを組むためには具体的なシステムのイメージが必要で、システム開発スキルがないと設計や構築ができないからです。
また、案件や開発領域によって扱うプログラミング言語が異なるので、領域別に使われる以下のプログラミング言語の習得を目指しましょう。
- Webシステム:PHP、Java、Ruby、JavaScript
- 業務システム:Java、Python、VB.net
- スマホアプリ:Swift、Java
提案力
システムエンジニアにとって提案力も重要なスキルです。
基本的に顧客の要望に合わせたシステム開発をしますが、システムでは対応できないことも発生します。
そのため、顧客が納得できるようにわかりやすく理由を説明したり、代替案などの提案が必要になるのです。
提案力があると仕事に対する姿勢やシステムエンジニアとしての能力をアピールできるので、顧客からの信頼も得やすくなります。
論理的思考能力
論理的思考能力はプログラミングや課題解決のときに必要となるスキルです。
プログラミングでは1つの誤りがあるだけでシステムが作動しなかったりエラーが発生するので、論理的に考えながらプログラムを組む必要があるからです。
また、システムの問題や課題を解決へ導くためには、道筋を立てて考える必要があります。
そのため、システムエンジニアには論理的思考能力が求められるのです。
ヒアリング能力
ヒアリング能力はシステムエンジニアに欠かせないスキルです。
システムエンジニアは顧客の要求をシステム開発で実現する仕事だからです。
そのためには、顧客が望んでいることを正確に理解する必要があります。
システムの利用方法や将来性、コストなどから最適な実現方法を顧客と決める必要があるので、システムエンジニアにとってヒアリング能力は重要なスキルなのです。
マネジメントスキル
システム開発の現場において、複数のエンジニアやプログラマーとチームで働くことも多くあります。
ただ、納期までにプロジェクトを完了させるためには、チーム全体の流れをマネジメントする能力が必要です。
また、どんなに事前準備をしていても、開発に遅れが生じてしまう場合があります。
マネジメントスキルがあると、顧客との交渉やスケジュール調整ができるので仕事を滞りなく進められます。
【分野別】システムエンジニアの仕事内容
分野別にシステムエンジニアの仕事内容を以下にまとめました。
システムエンジニアへの転職や分野選びに悩んでいる人はぜひ、参考にしましょう。
システムエンジニアの仕事内容をまとめると以下の通りです!
エンジニアの種類 | 説明 | 必要なスキル・知識 |
---|---|---|
組込系エンジニア | 家電や携帯電話などの電化製品、産業用機械などに組み込むソフトウェアを開発。 | ハードウェア知識、力学、物理、専用OS、プログラミング言語 |
アプリケーション開発系エンジニア | スマートフォンやPC用のアプリ、データベースソフト、在庫管理アプリなどを開発。 | 専門性の高い技術力、特定のプログラミング言語 |
業務系エンジニア | 企業の業務を自動化・効率化するためのアプリケーションを開発。 | 企業業務知識、ヒアリング能力、コミュニケーションスキル |
制御系エンジニア | 電子機器や機械などに組み込まれたソフトウェアの制御システムを開発。 | 自動制御知識、ハードウェア知識、幅広い工程の対応能力 |
Web系エンジニア | Webサイトやスマホサイト、ECサイトで動作するシステム・アプリケーションを開発。 | サーバー、ネットワーク、データベース、セキュリティ、保守・運用、SEO対策、アクセス分析 |
組込系エンジニア
組込系エンジニアは家電や携帯電話などの電化製品、産業用機械などに組み込むソフトウェアを開発します。
専用のシステム開発OSやプログラミング言語を使用して、機器動作の設計・構築・運用・保守を担当します。
ハードウェアのなかにソフトウェアを組み込むのでハードウェアに関する知識、力学、物理などの知識も必要です。
アプリケーション開発系エンジニア
アプリケーション開発系エンジニアはスマートフォンやPCなど使用する各種アプリ、データベースソフト、在庫管理アプリなどを開発します。
開発するアプリの機能や目的によって、プログラミングで使用する言語が異なるのが特徴です。
また、アプリケーション開発では専門性の高い技術力を求められることも多く、特定のプログラミング言語を習得することは必須です。
業務系エンジニア
業務系エンジニアは企業の業務を自動化したり、効率化を図るためのアプリケーションを開発します。
そのため、企業の業務内容を細かく熟知しておく必要があり、エンジニアは実際の業務を体験しておくことが望ましいです。
業務の従事者から要望をヒアリングをしてアプリケーションを開発するので、コミュニケーションスキルも必須です。
制御系エンジニア
制御系エンジニアは電子機器や機械などに組み込まれたソフトウェアの制御システムを開発します。
自動制御の基礎知識やハードウェアに関する知識が必要なので、機械に詳しくないと制御系エンジニアとして働くことは難しいです。
また、ソフトウェアの設計・構築以外に導入後のアフターフォローも担当するので、システムエンジニアのなかでも幅広い工程に携われます。
Web系エンジニア
Web系エンジニアはWebサイトやスマホサイト、ECサイトで動作するシステム・アプリケーションを開発します。
また、システムを安定稼働させるために保守・運用・SEO対策・アクセス分析なども担います。
そのため、サーバーやネットワーク、データベース、セキュリティなどWebに関する詳しい知識が必要です。
【職種別】システムエンジニアに求められるスキルと能力
システムエンジニアに求められる6つのスキルと能力を職種別に解説します。
システムエンジニアの役割とそれぞれの特徴について以下の表にまとめました!
エンジニアの種類 | 説明 | 必要なスキル・知識 | 主に使用するプログラミング言語 |
---|---|---|---|
アプリケーションエンジニア | Webサービス、スマートフォン向けアプリ、業務システムなどを開発。 | プログラミングスキル、ヒアリングスキル、UI/UXの知識、アプリ申請の知識、サーバー・ネットワークの知識、ソースコード管理、クラウドプラットフォームの知識 | ・業務系アプリケーション:C、C#、Java、COBOL ・スマートフォン向けアプリケーション:Java、Swift、Kotlin、Objective-C ・Webアプリケーション:JavaScript、HTML、CSS、PHP、Ruby、SQL |
ネットワークエンジニア | システム開発やIT基盤ネットワークの設計、運用、保守を担当。 | 高度なネットワークの知識、セキュリティの知識、クラウドの知識、ネットワーク機器を扱うスキル、コミュニケーションスキル、ヒアリングスキル、論理的思考力 | Ruby、Java、Python、JavaScript、C言語、PHP |
ブリッジシステムエンジニア | オフショア開発のプロジェクトを円滑に進めるための橋渡しを担当。 | システム開発における基礎スキル、コミュニケーションスキル、語学力、マネジメントスキル、両国の商習慣や文化への理解 | プログラミングは行わない |
サーバーエンジニア | サーバーの設計、構築、運用、保守などシステムの土台となるサーバー環境を作る仕事。 | プログラミングスキル、コミュニケーションスキル、OSの知識、サーバーの知識、ネットワークの知識、セキュリティの知識、インフラ全般の知識 | Ruby、Python、PHP、Java、JavaScript、C言語 |
インフラエンジニア | システムの基盤となるサーバーやネットワークなどのインフラ環境を設計、構築、運用。 | プログラミングスキル、コミュニケーションスキル、ヒアリングスキル、サーバーの知識、ネットワークの知識、セキュリティの知識、クラウドサーバーの知識 | Java、Shell、DOSコマンド、PowerShell、Python、Ruby |
社内SE | 企業のシステム部門・総務部門を担当し、社内システムの構築・運営保守。業績アップや業務プロセスの改善、コスト削減を目的としたITシステムの導入・開発も担う。 | プログラミングスキル、コミュニケーションスキル、企画・提案力、ヘルプデスクに関するスキル | Java、C言語、HTML、CSS、JavaScript、PHP、Ruby、SQL、Python |
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアはWebサービス、スマートフォン向けアプリ、業務システムなどを開発します。
必要なスキルや能力
- プログラミングスキル
- ヒアリングスキル
- UI/UXの知識
- アプリ申請の知識
- サーバー・ネットワークに関するスキル
- ソースコード管理
- クラウドプラットフォームの知識
主に使用するプログラミング言語
- 業務系アプリケーション:C、C#、Java、COBOL
- スマートフォン向けアプリケーション:Java、Swift、Kotlin、Objective-C
- Webアプリケーション:JavaScript、HTML、CSS、PHP、Ruby、SQL
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアはシステム開発やIT基盤ネットワークの設計、運用、保守をする仕事です。
また、ネットワークエンジニアはデータベースエンジニアやセキュリティエンジニアを兼任する場合も多いです。
必要なスキルや能力
- 高度なネットワークの知識
- セキュリティの知識
- クラウドの知識
- ネットワーク機器を扱うスキル
- コミュニケーションスキル
- ヒアリングスキル
- 論理的思考力
主に使用するプログラミング言語
- Ruby
- Java
- Python
- JavaScript
- C言語
- PHP
ブリッジシステムエンジニア
ブリッジシステムエンジニアはオフショア開発のプロジェクトを円滑に進めるための橋渡しをする仕事です。
具体的には以下の業務を担当します。
- オフショア先へプロジェクト計画を説明
- オフショア用の設計書作成(翻訳・補足)
- 納品物の品質チェック
- オフショア開発の進捗・品質報告
- 日本とオフショア間のミーティングセッティング
主に必要なスキルや能力
- システム開発における基礎スキル
- コミュニケーションスキル
- 語学力
- マネジメントスキル
- 両国の商習慣や文化への理解
一般的なシステムエンジニアとは異なり、自らプログラミングコードを書くような仕事はありません。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアはサーバーの設計、構築、運用、保守などシステムの土台となるサーバー環境を作る仕事です。
必要なスキルや能力
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- OSの知識
- サーバーの知識
- ネットワークの知識
- セキュリティの知識
- インフラ全般の知識
主に使用するプログラミング言語
- Ruby
- Pyhton
- PHP
- Java
- JavaScript
- C言語
インフラエンジニア
インフラエンジニアはシステムの基盤となるサーバーやネットワークなどのインフラ環境を設計、構築、運用する仕事です。
近年、クラウド上にインフラを適用するケースが多くあり、クラウドサービスを利用したインフラ設計・構築の業務も増えています。
必要なスキルや能力
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- ヒアリングスキル
- サーバーの知識
- ネットワークの知識
- セキュリティの知識
- クラウドサーバーの知識
主に使用するプログラミング言語
- Java
- Shell
- DOSコマンド
- PowerShell
- Python
- Ruby
社内SE
社内SEは企業のシステム部門・総務部門を担当し、社内システムの構築・運営保守をする仕事です。
また、業績アップや業務プロセスの改善、コスト削減を目的としたITシステムの導入・開発も担います。
必要なスキルや能力
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- 企画・提案力
- ヘルプデスクに関するスキル
主に使用するプログラミング言語
- Java
- C言語
- HTML
- CSS
- JavaScript
- PHP
- Ruby
- SQL
- Python
システムエンジニアに必要なものとは?未経験エンジニアに必要なスキルと知識
未経験エンジニアに必要な4つのスキルと知識は以下が挙げられます。
未経験エンジニアに必要な4つのスキルと知識を以下の表にまとめました!
スキル・知識 | 説明 | 必要な場面・理由 |
---|---|---|
プログラミング言語の知識 | システムエンジニアにとって基本的なスキル。設計書の作成や様々な案件で必要。 | ・Webシステム: PHP、Java、Ruby、JavaScript<br>業務システム: Java、Python、VB.net ・スマートフォンアプリ: Swift、Java |
情報処理に関する知識 | システム開発の全体像を理解し、効率的なプロジェクト管理を行うために重要。 | ITの基礎知識: ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク<br>情報処理の全体像: データの収集、加工、保存、分析、伝達 |
コミュニケーション能力 | 顧客や開発メンバーとの円滑なコミュニケーションが不可欠。 | ヒアリング: 顧客の要望を正確に理解する<br>提案・指示: 仕様や開発内容を明確に伝える<br>報告: 進捗状況やトラブルの報告 |
問題解決能力 | バグやエラー、トラブルに迅速に対応し、開発プロジェクトを円滑に進めるために必要。 | ・トラブルシューティング: 問題の原因を特定し解決する ・論理的思考: 問題の根本原因を分析し、解決策を見つける ・柔軟な対応力: 新たな問題や変更に対応する |
プログラミング言語の知識
システムエンジニアにとってプログラミング言語の知識は必須です。
システムエンジニアは要件定義や設計、予算作成などの上流工程を担当しますが、設計書の作成では必ずプログラミング言語を使用するからです。
また、担当する案件によって扱うプログラミング言語が異なります。
複数のプログラミング言語を扱えるとシステムエンジニアとして仕事の幅が広げられます。
情報処理に関する知識
システム開発の構築において、情報処理に関する知識は重要です。
システムエンジニアはプロジェクト全体の状況を正確に把握する必要があるからです。
また、情報処理に関する知識があることでITの基礎知識や情報処理の全体像を理解しやすくなり、仕事への理解も深められます。
コミュニケーション能力
システムエンジニアにとって、コミュニケーション能力は極めて重要です。
ヒアリングで顧客から要望を聞き出し、開発メンバーとのミーティングなどコミュニケーションを取る場面が多いからです。
また、仕様の提案や開発内容の指示、進捗・トラブル報告などでは、コミュニケーション能力がその後の業務にも影響を与えます。
相手が何を伝えたいか理解し、自らの考えを性格に伝えるためにもコミュニケーション能力は重要なのです。
問題解決能力
問題解決能力はどのITエンジニアにも必要な能力です。
システムの開発現場ではバグやエラーなど、原因がわからないトラブルが多く発生します。
そのため、システムエンジニアには最善の方法で問題を解決する能力が求められるのです。
スキルの可視化をして強みと弱点を見つける!システムエンジニア(SE)のスキルマップについて
システムエンジニア(SE)として活躍するために、スキルマップを活用するのがおすすめです。
スキルマップの詳しい情報を以下で解説します。
スキルマップとは
スキルマップとはスキル項目を網羅的に分類し、従業員や自分自身のスキルをまとめた一覧表を意味します。
基本的には会社が従業員のスキルレベルを可視化し、成長計画などの目的で使用するツールですが、個人でも利用可能です。
自分自身のスキルを客観的に見直し、強みと弱みを細かく分析するためにスキルマップを上手く活用しましょう。
スキルマップを作成するメリット
優秀なシステムエンジニアにも得意分野と不得意分野が存在します。
スキルマップを作成することでスキルが可視化され、重点的に対策すべき弱点を把握できるのです。
また、弱点を正確に把握することで目標ややるべきことを定められるので、モチベーションの向上にも繋がります。
転職活動においても、自分の強みと弱みを具体的に説明できることで説得力を上げられ、面接官に好印象を与えられます。
スキルマップの作成方法
スキルマップの作成方法は以下のとおりです。
- エクセルやスプレッドシートを用意する
- システムエンジニアとして求められるスキルを書き出す
- 項目に対して1〜5までの自己評価の点数を入力する(3段階評価や○×も可能)
作成時の注意点
スキルをランダムに書き出すとわかりにくいので大分類・中分類・小分類などのように詳細のプロセスからスキルをリストアップするのが上手く作るコツです。
また、日常業務や周りの同僚や先輩の仕事ぶりから見つけたスキルも都度スキルマップに書き足していきましょう。
スキルマップを定期的に見直しながら、自分自身に振り返りのタイミングを作ることも重要です。
SE力とは?システムエンジニア(SE)として大切な5つのこと
システムエンジニア(SE)として大切なことは、以下5つです。
日々の業務が忙しいと忘れがちになりますが、システムエンジニアとして活躍するために重要な要素なので意識しながら仕事に取り組みましょう!
チーム力を大切にして仕事をする
システムエンジニアにとってチーム力を大切にして仕事に取り組むことは重要です。
システム開発はプロジェクトのチームメンバーや外注のメンバーなど、多くの人と関わり合いながら進めるからです。
チーム力を大切にすることでメンバー全体の生産性を最大限に引き出すことができ、完成度の高いシステムを開発できます。
常に早めの行動を意識する
システム開発の現場では仕様変更や問題対処などで、急なスケジュール変更が頻繁に起こります。
そのため、常に早めの行動を意識して仕事に取り組むことが必要なのです。
また、プロジェクトチームで仕事をする際は1つの作業が遅れるだけで、チーム全体の作業が滞ってしまいます。
人に仕事を依頼する場合も早めの行動を意識して動くことが仕事をスムーズに進められるコツです。
目的意識を持って仕事に取り組む
エンジニアの仕事はシステム設計やプログラミング、テストなど単調な作業が多い仕事ですが、目標意識を持って仕事に取り組むことは重要です。
目標意識を持つことで単調な業務でも作業効率や細部の作業に集中して取り組め、システムの品質も上げられるからです。
勉強を習慣づける
需要の高いシステムエンジニアでい続けるためには、勉強する習慣を身につけることが大切です。
IT業界は新しい技術やトレンドのプログラミング言語など、流行の流れが早いからです。
1日もしくは1週間の学習時間を決めて勉強を習慣化することで、効率よく勉強ができます。
ITセミナーや勉強会などに参加して、最新情報に触れる機会を増やすのもおすすめです。
時間の重要性を意識する
指示された作業を単調にこなすだけでは、システムエンジニアとして成長できません。
常に時間は有限であることを意識し、時間の重要性を考えることが重要です。
時間を大切に使うことで物事の優先順位をつけやすくなり、勉強やスキルアップなどに使う時間を意識的に確保できます。
システムエンジニアのキャリアプランは何がある?
システムエンジニアのキャリアプランを解説します。
キャリアプランを考える必要性
IT業界では携わる職種によって年収や働き方が大きく異なるからです。
また、システムエンジニアとして技術力やスキルを上げるためには時間と努力が必要になります。
安定したキャリア形成のためにも、キャリアプランを考えて日々の業務に励むことが重要なのです。
キャリアプラン①管理職
システムエンジニアとして経験を積むことで、課長や部長などの管理職を目指せます。
ただ、管理職になるためにはシステムエンジニアとしての技術力以外に人脈や人望が不可欠なので、日々の業務のなかで役員や従業員の信頼を得られるよう努めましょう。
また、高度なマネジメントスキルや経営戦略に関する豊富な知識があれば、最高技術責任者(CTO)になる道もあります。
キャリアプラン②プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーはシステム開発のマネジメントをする仕事です。
プロジェクトの代表として責任者とのやり取りやリスクヘッジへの対処、プロジェクトの実現に向けた業務をします。
高度なマネジメントスキルやコミュニケーション能力が求められるので、チームマネジメントの経験を積むことが必要です。
キャリアプラン③スペシャリスト
スペシャリストとは専門性の高い技術を持つシステムエンジニアのことを意味します。
幅広い分野の知識や経験を持つジェネラリストとは異なり、ひとつの分野に特化した知識や経験、スキルを持っていることが特徴です。
ただ、スペシャリストになるためには専門性の高い案件で経験や実績を積まなければなりません。
まずは、プログラマーとして経験を積んでからシステムエンジニアになり、SlerやIT関連企業で上流工程の経験や実績を積んでいきましょう。
システムエンジニアとしてスキルアップする方法とは?おすすめの資格一覧
システムエンジニアとしてスキルアップできる、おすすめの資格を解説します。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はIPA(情報処理推進機構)が主催するITエンジニア向けの資格です。
資格を取得すれば、システムエンジニアとしての基礎知識を有していることを証明できます。
また、IT業界では知名度が高い資格で、システムエンジニアの登竜門資格として知られています。
試験は毎年4月と10月の2回で実施され、システムエンジニアに必要な基礎的な知識を試す問題が多く、未経験エンジニアを目指す人は最初に取得すべき資格といえます。
MCSA
MCSAはMicrosoft社が認定する資格で、正式名称はマイクロソフト認定テクノロジースペシャリスト(Microsoft Certified Systems Administrator)です。
マイクロソフト認定資格プログラムは以下のように細分化されています。
- BI Reporting
- Microsoft Dynamics 365 for Operations
- SQL 2016 データベース管理
- SQL 2016 データベース開発
- SQL 2016 BI Development
- SQL Server 2012/2014
- Universal Windows Platform
- Web Applications
- Windows Server 2012
- Windows Server 2016
シスコ技術者認定
シスコ技術者認定はシスコシステムズが主催しており、一般的なネットワーク知識に加えてシスコ製品に関する知識を有していることを証明する資格です。
試験は4つのレベルに分かれており、18の試験から構成されています。
ネットワークエンジニア向けの資格として知名度が高く、基礎知識レベルのCCNAやプロフェッショナルレベルのCCNPの取得を目指すのがおすすめです。
Linux技術者認定資格
Linux技術者認定資格はLPI(Linux Professional Institute)の日本支部が主催しており、サーバー向けOSのLinuxに関する知識を問う資格です。
試験日は自分で指定が可能で、試験レベルは3段階あり、LPIC-1から順番に受験します。
LinuCレベル1 | Linuxシステムの構築・運用・管理などの基礎知識を問う問題で、初心者向けの資格です |
LinuCレベル2 | ネットワークを含むLinuxシステムの構築・運用・管理に関する知識が問われます |
LinuCレベル3 | 最高レベルの技術者を認定する資格で、Linux以外にもWindowsやUnix、Sambaなどが混在した環境の構築・運用に関する知識が問われます |
SE転職を成功させる秘訣やポイント
SEは需要が高い職種なのでコツやポイントを抑えて転職活動をすることが重要です。
以下で転職を成功させる秘訣やポイントを解説します。
転職目的を明確にする
自分が希望する条件や働き方の仕事に就くためには、転職目的を明確にすることが重要です。
システムエンジニアの分野や職種は幅広く、システム開発をメインにする業務もあれば、プログラミングの機会が少ない仕事もあります。
そのため、転職目的を明確にしていないと好条件の求人でも、想像していた業務とは違う仕事を強いられる可能性があるのです。
まずは転職の目的を明確にして、転職サービスやエージェントなどから求人紹介を得るようにしましょう。
プログラマーからSEへのキャリアパスがおすすめ
下流工程を担当するプログラマーから上流工程を扱うシステムエンジニアへのキャリアパスがおすすめです。
システムエンジニアはコーディング以外の全工程を担当するので、プログラミングスキルが定着していないと適切な設計やマネジメントはできないからです。
また、プログラマーから経験や技術、スキルを習得することで、技術的な裏付けがあるシステムエンジニアになれます。
40代以降のプログラマー転職は厳しい
コーディングのみの経験で、40代以降に正社員や派遣社員として転職することは厳しいです。
一般的に40代以降の人材にはマネジメントスキルが求められるので、プログラミングスキルだけでは高く評価されないからです。
また、高度なプログラミングスキルを持っていても、年齢がネックとなり採用枠から弾かれてしまう可能性もあるので、転職を希望する場合は早めに検討しましょう。
キャリアアップを目指すならSlerがおすすめ!
Sler(システムインテグレータ)は情報システムの構築・運用を一括して扱う事業者のことを意味します。
大手SIerでは営業や企画、プロジェクトマネジメントなど上流工程の仕事に特化しているので、システムエンジニアとしてキャリアアップできます。
大手SIerは給与水準も高いので年収アップも可能です。
大手SIer企業 |
平均年収 |
---|---|
野村総合研究所(NRI) |
1,235万円 |
ISID |
993万円 |
オービック |
921万円 |
伊藤忠テクノソリューションズ |
896万円 |
大塚商会 |
851万円 |
参考資料:ProEngineer
システムエンジニアに必要なスキルのまとめ
システムエンジニア(SE)に必要なスキルと能力、職種別で求められるスキル・能力、システムエンジニアのキャリアプランなどを解説しました。
案件や分野によっては求められるスキルや使用するプログラミング言語が異なるので、スキル習得の際は確認が必要です。
また、自分だけのスキルマップを作成することで強みや弱みを可視化でき、目標設定やスキルアップに活用できます。
高単価の案件を探すなら…
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