フリーランスエンジニアになり、フリーランス用のエージェントに登録しようか悩んでいる方もいるでしょう。
自分で営業をして仕事を獲得するのが苦手な方は、フリーランスエージェントがおすすめです。
しかし、どのエージェントにも支払いサイトや福利厚生などの違いがあり、どれを選ぶべきなのか、複数登録するべきなのかさえ分からない方もいます。
そこでこの記事では、フリーランスエージェントに登録するべきか迷っているフリーランスエンジニア向けに、フリーランスエージェントに複数登録するべきメリットやデメリット、さらにおすすめのエージェント会社について解説します。
フリーランスとして独立した後は、自分で仕事を見つけなければなりません。
複数のエージェントを活用することで、楽に仕事を見つけましょう。
おすすめエージェント | 支払いサイト | おすすめの人/特徴 | 案件のジャンル | マージン率 | 公式サイト (全て完全無料) |
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レバテックフリーランス |
\業界催促/ 15日 |
①業界トップクラスの案件数 ②登録者数10万人超えのNo.1エージェント ③大企業案件が豊富だから単価が高い |
エンジニア、マーケター、高スキルのライター | およそ10%〜20% | 公式サイトはこちら https://freelance.levtech.jp/ 案件数:約40,000 |
ITプロパートナーズ |
35日 | ①週2日から働ける副業案件が豊富 ②2022年の支持率No.1 ③エンド直だから高単価が多数 |
エンジニア、マーケター | 非公開 | 公式サイトはこちら https://itpropartners.com/ 案件数:約5,100 |
フリーランスエージェントは何社登録しても大丈夫?
フリーランスエージェントは何社登録しても問題ありません。
契約違反や法律違反にもならないため、多くのフリーランスエンジニアが複数のエージェントに登録しているのも事実です。
複数のエージェントに登録することで、紹介してもらえる仕事の数が増えるメリットがあり、自分で探すよりも良質な案件を見つけやすくなります。
複数登録するということは担当とのやり取りも増えることになるため、自分で対応できる数のエージェントに登録するよう、注意しましょう。
フリーランスエージェントを複数登録するメリット
フリーランスエージェントを複数登録すると、以下5つのメリットがあります。
並行で複数の案件に携われる
複数のエージェントに登録することで、たくさんの仕事を紹介してもらえます。
ひとつの案件のみではなく複数の案件に携わることができ、収入の心配も少なくなるでしょう。
並行で複数の案件があるのは、仕事がない空白の期間をなくせるため、精神的にも安定します。
また、エージェントによって紹介してくれる仕事の内容が異なることもあるため、自分では探せない仕事に触れることもでき、視野が広がる点も魅力的です。
未経験のITエンジニアでも仕事が見つかる
フリーランスエンジニアは、ほとんどの場合実務経験が必須となります。
未経験でフリーランスエンジニアになった場合は、まず未経験でも可能な案件を見つけなければなりません。
自分一人で探すには限界がある一方、エージェントであれば未経験可の案件を紹介してもらえる可能性は高いです。
実務経験がない未経験の人こそ、フリーランスエージェントに登録するべきと言えます。
仕事がない状況を生み出しにくい
複数の仕事に携わることになるため、一度プロジェクトが終わり次の仕事を見つけるまでの空白の期間がありません。
仕事を見つけるまでの間は、収入がないため不安定になる方もいます。
しかし、エージェントに複数登録することで、空白の期間を生み出すことなく案件に携わることが可能です。
常に仕事をしていたい方こそ、複数のエージェントに登録し仕事を増やすとよいでしょう。
報酬の交渉がしやすくなる
複数のエージェントに登録することで比較対象がうまれるため、報酬の交渉がしやすくなるメリットがあります。
フリーランスとして働いていくのであれば、報酬の交渉は避けては通れません。
そのため、複数のエージェントに登録することで報酬の相場を理解し、比較対象を上げながら報酬の交渉をおこないましょう。
エージェントによってはマージンや手数料が発生することもあるため、報酬の値上げは必須です。
自分に合うエージェントがわかる
複数登録することで、自分に合うエージェントが担当になる可能性が高くなります。
エージェントも人であるため向き不向きがあり、ひとつのエージェントに登録しただけではどのエージェントが自分に向いているのか分かりません。
複数のエージェントに登録すれば、三者三葉のエージェントに出会えるため、自分に向いているエージェントもわかるようになります。
エージェントと二人三脚で仕事を進めるためにも、自分に合うエージェントを探す努力も大切です。
フリーランスエージェントを複数登録するデメリット
フリーランスエージェントに複数登録すると、以下4つのデメリットも発生するため、注意が必要です。
やり取りや面談が増えて面倒
複数のエージェントに登録すると、エージェントごとに面談をおこなう必要があるため、面倒に感じることがあります。
エージェントとの面談で仕事の傾向や、報酬の内容を決めるため、どのエージェントだとしても面談をスキップすることはできません。
また、職務経歴書やスキルシートは、エージェント会社ごとによってフォーマットなどが決まっていることもあり、一つひとつ書き換える必要があります。
数が多いほどやらなければならないことが増えるため、せめて3つ程度に収めることも検討してください。
複数登録できたからといって案件が増えるとは限らない
複数のエージェントに登録したからといって、案件や仕事がたくさん増えるとは限りません。
マイナーな言語しか扱えない場合は仕事自体少なく、実務経験がない場合は、そもそも未経験可の仕事がみつからない傾向にあります。
実務経験があり、多数のプログラミング言語が扱える人であれば、どのエージェントでも多数の仕事を紹介してもらえる可能性は高いです。
しかし、複数登録することで見つかる仕事もあるため、必ずしも複数登録することがデメリットになるわけではありません。
事務作業が増える
複数登録することで、仕事の管理やスキルシートの管理など事務作業が増えるところがデメリットです。
エージェント会社ごとに、必要な書類や書式のフォーマットが異なるため、一つひとつ作成する必要があります。
また、報酬の支払いサイトも会社によってさまざまなため、いつの仕事の報酬がいつ支払われるのか、管理しなければなりません。
支払いサイトが仮に15日と60日のエージェント2つを利用すると、報酬の考え方が複雑となるため、事務作業を増やしたくない方は管理が似ているエージェント会社に登録することをおすすめします。
紹介数が少なくなることもある
複数のエージェントに登録することで、紹介される仕事が被ることもあります。
また、Aというエージェントで紹介されているからBというエージェントにはAとは違う仕事を求めていても、紹介できる仕事がないこともあり、使い方によっては仕事に恵まれないこともあるかもしれません。
そのため、似たような仕事を紹介しているエージェントに複数登録することは控え、似ていないエージェントに登録するようにしましょう。
ある言語に特化していたり報酬が高い仕事ばかり紹介してくれたりと、エージェントごとによって特色が異なるため、確認が大切です。
自分に合うフリーランスエージェントの見極め方
自分に合うフリーランスエージェントの見極め方は、以下3つです。
キャリアアップを考えて紹介してくれるか
キャリアアップも考えて仕事を紹介してくれるエージェントであれば、長い付き合いができるエージェントです。
フリーランスエージェントは仕事を紹介して終わりではなく、プロジェクトがひと段落した後に、またエージェントとともに仕事を探すことになります。
そのため、その場しのぎの仕事ばかりを紹介してくるエージェントは、フリーランスエンジニアのキャリアを考えてないと言えるでしょう。
実績になる仕事を紹介してくれるエージェントは、しっかりとキャリアを考えているため、よいエージェントです。
コミュニケーション能力がある人が担当になっているか
エージェントのなかには、コミュニケーションがとれない人もいます。
こちらの希望を考えていない仕事ばかりを紹介してきたり、そもそも話し方が上から目線なエージェントもいるため、コミュニケーション能力が備わっているか見きわめることが大切です。
最初の面談は電話を使用しながらエージェントと会話するため、最初の面談で判断しましょう。
エージェント会社によっては、エージェントの交代も可能です。
スキルシートを活用して紹介してくれるか
スキルシートをしっかりと見て、仕事を紹介してくれるエージェントはよいエージェントです。
なかには、せっかく提出したスキルシートを活用することなく、関係ない仕事を紹介してくるエージェントもいます。
適当に紹介されていると不快に思うだけではなく、求人を見る時間ももったいないです。
スキルシートを利用しないエージェントにあたってしまった場合は、交代をお願いするか解約することも検討しましょう。
【注意点】複数フリーランスエージェントに登録する際に注意するべきこと
複数のフリーランスエージェントに登録することは、フリーランスエンジニアにとってメリットがあるため、おすすめです。
しかし、複数登録する際は注意すべき点もあるため、確認をしましょう。
並行して登録している状況を担当者に伝える
並行して複数のフリーランスエージェントに登録していることを、担当エージェントに伝えることが大切です。
複数登録していることを伝えないと、紹介される仕事の量が増えるだけでなく、エージェントも管理するのが大変になります。
並行していることは決して契約違反なわけではないため、お互いに管理がしやすいようにあらかじめ伝えることを徹底しましょう。
仮に、並行していることを伝えた結果、態度が悪くなるエージェントはよいエージェントとは言えません。
同じ案件に応募しない
エージェントが紹介してくれる案件が、被ることがあります。
Aというエージェントで応募した場合は、Bのエージェントで同じ仕事が紹介されても応募してはいけません。
応募が重なり、求人を出している会社も混乱してしまうため、控えましょう。
また、別のエージェントから仕事を紹介されて応募済みであることも伝えると、お互いに混乱せずに済みます。
案件のスケジュール管理が大変になる
複数のエージェントに登録すると、案件の量が増えるため稼働のスケジュール管理が大変になります。
報酬の支払い日やどの仕事がいつ終わるのかなど、一つひとつ確認を取ることが大切です。
仕事によって納期も異なるため、スケジュール管理が苦手な方は登録しすぎないことをおすすめします。
ある程度自分で管理できる数のエージェントに登録し、仕事を探しましょう。
まとめ|フリーランスエージェントは複数登録するほうがメリットがある!
フリーランスエージェントはひとつにだけ登録するのではなく、複数登録したほうが仕事も見つかりやすくメリットが高いです。
エージェントは会社によって特色が異なるため、特徴が異なるエージェントに登録し、仕事の幅を広げるのもよいでしょう。
しかし、複数のエージェントに登録するということは、仕事が増えるだけではなく担当してくれるエージェントが増えることにもなります。
面談や事務作業が増えるため、面倒に感じる方は少ない数にとどめてエージェントに登録しましょう。
エージェントは人であるため、性格などが合わないこともあります。
よいエージェントの見極め方を掴み、自分に合うエージェントとともに仕事を見つけましょう。