「WordPressにおすすめのレンタルサーバーってどれ?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
この記事では、Webサービスにおすすめのレンタルサーバーを目的・ユーザー別に紹介します。
最後まで読むことで、自分のサイトに相応しいサービスを見つけることができるでしょう。
格安で良質なシンサーバーや無料レンタルサーバー、ゲームに最適なサービスなどを網羅しているので、参考にしてみてくだい。
以下の表は、「エックスサーバービジネス」、「さくらのレンタルサーバー」、「ロリポップ」の法人向けレンタルサーバープランをまとめたものです。
サービス名 | プラン名 | 契約期間と月額料金(税込) | 初期費用 | ディスク容量 | ディスク種類 | 転送容量制限 | MySQL上限 | バックアップ | サポート |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エックスサーバービジネス | エンタープライズプラン | 3ヶ月:15,048円 6ヶ月:13,794円 12ヶ月:12,540円 24ヶ月:11,913円 36ヶ月:11,286円 |
16,500円 | 500GB | SSD | 無制限 | 無制限 | 過去14日分 | メール:24時間 チャット・電話:平日10:00〜18:00 |
さくらのレンタルサーバー | ビジネスプロプラン | 1ヶ月:4,714円 12ヶ月:3,929円 24ヶ月:3,866円 36ヶ月:3,819円 |
無料 | 900GB | SSD | 無制限 | 400個 | ◯ | チャット、メール、電話(コールバック予約) |
ロリポップ | エンタープライズプラン | 1ヶ月:2,640円 3ヶ月:2,640円 6ヶ月:2,420円 12ヶ月:2,365円 24ヶ月:2,255円 36ヶ月:2,200円 |
無料 | 1.2TB | SSD | 無制限 | 無制限 | ◯ | メール:24時間 チャット:平日9:30〜13:00、14:00〜17:30 電話:平日10:00〜18:00 |
法人サイトにおすすめの人気レンタルサーバーランキング
法人サイトにおすすめのレンタルサーバーを、ランキング形式でご紹介します。
1位:エックスサーバービジネス|エンタープライズプラン
エックスサーバービジネスは、国内シェアNo1の大手レンタルサーバー「エックスサーバー」が運営する、法人向けレンタルサーバーです。
ディスク容量などのサーバー性能は、通常のエックスサーバーとほぼ同じですが、セキュリティ対策や安定稼働体制・サポート体制が充実しています。
検証プラン名 | エンタープライズプラン |
---|---|
契約期間・月額料金(税込) |
※キャッシュバックキャンペーン期間は2024/2/5 12:00まで |
初期費用 | 16,500円 |
ディスク容量 | 500GB |
ディスク種類 | SSD |
転送容量制限 | 無制限 |
MySQL上限 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 |
バックアップ | 過去14日分 |
サポート | メール:24時間 チャット・電話:平日10:00〜18:00 |
出典:エックスサーバービジネス
2位:さくらレンタルサーバー|ビジネスプロプラン
さくらのレンタルサーバーは、さくらインターネット株式会社が運営してるサーバーレンタルサービスです。
レンタルサーバーの運営歴は20年以上と長く、データセンターを自社管理しているため転送量が多いという特徴があります。
検証プラン名 | ビジネスプロプラン |
---|---|
契約期間・月額料金(税込) |
|
初期費用 | 無料 |
ディスク容量 | 900GB |
ディスク種類 | SSD |
転送容量制限 | 無制限 |
MySQL上限 | 400個 |
バックアップ | ◯ |
サポート | チャット、メール、電話(コールバック予約) |
出典:さくらインターネット
3位:ロリポップ!|エンタープライズプラン
ロリポップは、月額料金の安さで人気のレンタルサーバーです。
上位プランの「エンタープライズプラン」では、SSD1.2TB、月間転送量は無制限と、法人サイトも捌けるスペックとなっています。
検証プラン名 | エンタープライズプラン |
---|---|
契約期間・月額料金(税込) |
|
初期費用 | 無料 |
ディスク容量 | 1.2TB |
ディスク種類 | SSD |
転送容量制限 | 無制限 |
MySQL上限 | 無制限 |
バックアップ | ◯ |
サポート | メール:24時間 チャット:平日9:30〜13:00、14:00〜17:30 電話:平日10:00〜18:00 |
出典:ロリポップ
2024年版|WordPressに最適!おすすめの安いレンタルサーバーを比較
WordPressにおすすめの格安レンタルサーバーを比較・検証しました。
エックスサーバー
エックスサーバーは、国内シェアNo1の大手レンタルサーバーで、王道ともいえるレンタルサーバーです。
2003年から運用を開始しており、運用サイト件数は190万超と国内トップレベルを誇ります。
価格とサーバー性能・機能およびサポートのバランスが良いレンタルサーバーです。
検証プラン名 | スタンダードプラン |
---|---|
契約期間・月額料金(税込) |
|
初期費用 | 3,000円(キャンペーン中は無料) |
ディスク容量(SSD) | 300GB |
vCPU | 6コア |
メモリ | 8GB |
転送量 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 |
バックアップ | 過去14日分 |
サポート | メール:24時間 チャット・電話:平日10:00〜18:00 |
出典:エックスサーバー
シンレンタルサーバー
シン・レンタルサーバーは、エックスサーバーの技術をベースとして、新技術を導入した高機能レンタルサーバーです。
「エックスサーバー」との互換性が高く、利用者が多いためネット上に情報がたくさん載っているのがポイントです。
検証プラン名 | ベーシック |
---|---|
契約期間・月額料金(税込) |
|
初期費用 | なし |
ディスク容量(SSD) | 300GB |
vCPU | 6コア |
メモリ | 8GB |
転送量 | – |
マルチドメイン | 無制限 |
バックアップ | ○ |
サポート | メール、電話 |
出典:シン・レンタルサーバー
ConoHa WING|GMO
ConoHa WINGは、GMOインターネットグループ株式会社が運営しているレンタルサーバーです。
公式サイトによると「国内レンタルサーバーサービスWebサーバー処理速度ランキング」で国内1位となり、2位よりも約2倍も速かったという結果が出ています。
また、他社サーバーの同レベルのプランと比べて月額料金も安いという特徴があります。
検証プラン名 | ベーシック |
---|---|
契約期間・月額料金(税込) |
|
初期費用 | 無料 |
ディスク容量(SSD) | 300GB |
vCPU | 6コア |
メモリ | 8GB |
転送量 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 |
バックアップ | 過去14日分 |
サポート | メール・チャット・電話 平日10:00〜18:00 |
出典:ConoHa WING
個人ブログ・ホームページにおすすめの有料レンタルサーバーを比較
個人ブログ・ホームページ運営におすすめの有料レンタルサーバーをご紹介します。
ロリポップ!
ロリポップは、月額料金の安さで人気のレンタルサーバーです。
最も低価格の「エコノミープラン」は、月額100円で利用できます。
比較プラン | スタンダード |
---|---|
容量 | 300GB |
独自ドメイン | 200個 |
広告表示 | なし |
サポート | 電話、メール、チャット |
WordPress設置可能数 | – |
MySQL | 50個 |
phpMyAdmin | ○ |
メール機能 | ○ |
無料独自SSL | ○ |
出典:ロリポップ
mixhost
mixhostは、アズポケット株式会社が運営するレンタルサーバーで、サーバー性能や高速化への取り組みに定評があります。
上位プランが初回支払時には半額以下で利用でき、アダルト系の利用も可能となっています。
検証プラン名 | スタンダード |
---|---|
契約期間・月額料金(税込) |
|
初期費用 | 無料 |
ディスク容量(SSD) | 250GB |
vCPU | 6コア |
メモリ | 8GB |
転送量 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 |
バックアップ | 過去14日分 |
サポート | メールのみ |
出典:mixhost
リトルサーバー
リトルサーバーは、さくらインターネット株式会社が運営してるサーバーレンタルサービスです。
レンタルサーバーの運営歴は20年以上と長く、データセンターを自社管理しているため転送量が多いという特徴があります。
検証プラン名 | ビッグプラン |
---|---|
契約期間・月額料金(税込) |
|
初期費用 | 920円 |
ディスク容量(SSD) | 120GB |
vCPU | – |
メモリ | – |
転送量 | 180GB |
独自ドメイン | 無制限 |
バックアップ | 7日 |
サポート | メール |
出典:リトルサーバー
初心者ならどこがいい?Webサイトにおすすめの無料レンタルサーバー
初心者にも使いやすいおすすめの無料レンタルサーバーをご紹介します。
- WordPress.com|無料プラン
- スターサーバーフリー|フリーPHP+MySQL
- XFREE|WordPress機能
- XREA|XREAFree
- Google Cloud Platform|Googleの無料レンタルサーバー
WordPress.com|無料プラン
WordPressには、「WordPress.org」と「WordPress.com」があり、一般的に知られているのは「WordPress.org」のほうで、サーバーの契約やドメインを取得して使うことができます。
「WordPress.com」は自分でサーバーの契約やドメインの取得をする必要がなく、完全無料でWebサイトを開設できます。
ただし、使える機能に制限があり、無料プランでは広告を使った収益化が禁止されているため注意が必要です。
容量 | 1GB |
---|---|
独自ドメイン | × |
広告表示 | あり |
サポート | なし |
WordPress設置可能数 | – |
データベース容量 | – |
MySQL | 12個 |
phpMyAdmin | ○ |
メール機能 | ○ |
無料独自SSL | – |
スターサーバーフリー|フリーPHP+MySQL
スターサーバーフリー(StarServer Free)は、ネットオウル社が運営する無料のレンタルサーバーです。
スターサーバーフリーの「フリー PHP+MySQLプラン」では、WordPressが完全無料で利用できます。
容量 | 2GB |
---|---|
独自ドメイン | 1個 |
広告表示 | あり |
サポート | なし |
WordPress設置可能数 | – |
データベース容量 | 50MBまで(制限値) |
MySQL | 1個 |
phpMyAdmin | ○ |
メール機能 | – |
無料独自SSL | – |
出典:スターサーバーフリー
シン・クラウド for Free(旧:エックスフリー)|WordPress機能
高速表示で定評のあるエックスサーバー株式会社が運営する無料レンタルサーバー「XFree(エックスフリー)」は、2023年10月に「シン・クラウド for Free」にリニューアルしました。
有料サービス級の高性能レンタルサーバーが、月額料金なしで無料で利用できます。
サーバーの大手エックスサーバーが運営しているため、サーバー障害がほとんど起きないというのがメリットです。
容量 | 10GB |
---|---|
独自ドメイン | 10個 |
広告表示 | なし |
サポート | なし |
WordPress設置可能数 | 5個 |
データベース容量 | 500MB |
MySQL | 5個 |
phpMyAdmin | ○ |
メール機能 | – |
無料独自SSL | ○ |
XREA|XREAFree
XREAの運営会社は、バリュードメインなども提供するGMOデジロックです。
XREA Freeは、無料で使えるレンタルサーバーの中では珍しく、メール・チャットサポートに対応しています。
また、無料プランでもメールアドレスが取得できるのも嬉しいポイントです。
容量 | 1GB |
---|---|
独自ドメイン | 10個 |
広告表示 | あり |
サポート | メール・チャット |
WordPress設置可能数 | 1個 |
データベース容量 | 5GB |
MySQL | 1個 |
phpMyAdmin | ○ |
メール機能 | ○ |
無料独自SSL | ○ |
出典:XREA
Google Cloud Platform|Googleの無料レンタルサーバー
Google Cloud Platform(GCP)は、Googleが提供する無料レンタルサーバーです。
300ドル分の無料利用枠が付与されるため、一定の利用料を超えるまでは無料で利用できます。
Googleが提供しているサービスなので、安全性が高いうえに高速処理が可能となっています。
容量 | 30GB |
---|---|
独自ドメイン | ○ |
広告表示 | なし |
サポート | なし |
WordPress設置可能数 | – |
データベース容量 | – |
MySQL | – |
phpMyAdmin | – |
メール機能 | ○ |
無料独自SSL | ○ |
出典:Google Cloud
レンタルサーバーとは?基礎知識について解説
レンタルサーバーの基礎知識について解説します。
レンタルサーバーの基本について解説します。
レンタルサーバーとは?役割やしくみについて解説
レンタルサーバーとは、サーバーを貸し出すサービスのことを指します。
サーバーを貸し出しする事業者は、データセンターなどの専用施設にサーバーを設置して、常にメンテナンスを行ってユーザーに貸し出しています。
サーバーは自作することも可能ですが、専門的な技術や、時間と労力がかかります。
そのため、Web サイトを初めて作る人や、サーバー構築の知識がない人は、レンタルサーバーを利用するのが一般的です。
レンタルサーバーでできることは?
レンタルサーバーでできることは、サーバー会社によって異なりますが、おもに以下の内容となります。
- ホームページやブログを開設できる
- ネットショップも作れる
- ホームページにアフィリエイト広告を掲載できる
- メールアドレスが作れる
- SSLを無料で利用できる
4種類のレンタルサーバーを紹介
4種類のレンタルサーバーの特徴をご紹介します。
サーバータイプ | 説明 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
共用サーバー | 複数のユーザーが1台のサーバーを共有 | 低コストで利用可能 | 設定変更やソフトウェアの制限がある |
VPSサーバー | ユーザーごとに専用の仮想領域がある | 設定変更などの自由度が高い | サーバーに関する知識が必要 |
専用サーバー | 1台のサーバーを1ユーザーが独占 | 安定した回線と大容量のスペース | 高コスト |
クラウドサーバー | インターネット上の仮想サーバー | フレキシブルな利用が可能 | サービス提供者に依存する部分がある |
共用サーバーについて
共用サーバーとは、1台のサーバーを複数のユーザーが共有して利用するサービスです。
共用サーバーは、他のサービスと比較して利用料金が安いのがメリットです。
安いレンタルサーバーであれば、月額数百円で利用できるので、ランニングコストが抑えられます。
ただし、1台のサーバーを複数の人が利用するので、サーバーの設定変更や使用できるソフトウェアに制限があり、自由度が低いというデメリットがあります。
VPSサーバーについて
仮想専用サーバーとは、サーバー上にユーザーごとの専用領域が用意されるサービスです。
ユーザー専用の仮想領域が与えられるので、サーバーの設定変更など自由度の高い運用が可能です。
そのため、共用サーバーではできなかったOSの選択や、アプリケーションの構築なども行えます。
仮想専用サーバーは、月額数千円程度から利用できるサービスが多いのもメリットと言えます。
専用サーバーについて
専用サーバーとは、1台のサーバーをユーザーが独占して使用できるレンタルサーバーです。
専用サーバーは、利用者がそのサーバーを独占できるため、安定したインターネット回線を確保できます。
また、大容量のディスクスペースを独占して使用できるため、サイト運営が安定する点は大きなメリットといえます。
ただし、専用サーバーは他のサービスに比べ料金が割高で、初期費用や月額費用が数十万円かかるケースもあります。
クラウドサーバーについて
クラウドサーバーとは、インターネット上に構築された仮想サーバーのことをいいます。
サーバーの仮想化とは、複数の物理サーバを仮想的に1つのサーバーにまとめたり、1台の物理サーバ上に複数の仮想的なサーバーを構築することです。
クラウドサーバーを提供する事業者がネットワーク環境を所有、管理しており、サービスを契約することでネット上にあるサーバーを利用できます。
法人向けレンタルサーバーの正しい選び方
法人向けレンタルサーバーの選び方についてご紹介します。
レンタルサーバーの種類で選ぶ
レンタルサーバーの種類は主に以下の4つがあり、それぞれ特徴が異なります。
- 共用サーバー
- 専用サーバー
- VPSサーバー
- クラウドサーバー
いずれもコストの違いや利点・欠点があるため、特徴を把握してどのサーバーが使用目的に適しているか吟味しましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
共用サーバー |
|
|
専用サーバー |
|
|
VSPサーバー |
|
|
クラウドサーバー |
|
仮想サーバーの使用量によってコストが高額になる |
セキュリティ機能で選ぶ
機密事項を扱う機会の多い法人契約は、セキュリティ機能を可能な限り追加しましょう。
法人向けのレンタルサーバーに理想的なセキュリティ機能
- WAF設定機能
- Web改ざん検知機能
- スパムフィルター
- セキュリティ診断
セキュリティ対策は数が多いほど有利で、多すぎて困ることはありません。
なぜなら、どんなに対策をおこなっても100%危険を回避するのが難しいからです。
1%でも多く危険を排除するために、厳重な安全対策を進めてください。
ディスク容量の大きさで選ぶ
運営するWebサービスの規模や、サーバーの使用目的によって適切なディスク容量は異なります。
例えば、巨大規模のECサイトなら500GB以上、小規模なコーポレートサイトなら200GB〜300GB前後が望ましいでしょう。
また、近年はSSD搭載のレンタルサーバーが増加しています。
SSDはサイト表示や処理速度がHDDよりも高速で、特にビジネスサイトにおすすめです。
ただしHDDより高額になるため、希望する場合は予算を考慮しながら複数のサービスを比較して決めていきましょう。
サポート・保証の充実度で選ぶ
レンタルサーバーの保証やサポートが充実していると、緊急時でも迅速にトラブル対応・解決ができます。
特に巨大メディアを開設・運営する際は、契約先が24時間365日対応できるか確認しておきましょう。
レンタルサーバーの理想的なサポート機能
- 24時間365日対応可能なメール・電話サポート
- データ保存や復元に役立つ自動バックアップ機能
- サーバー移転や各種設定を一任できる無料代行サービス
- ホームページの制作から公開まで一任できる無料制作サービス
- マルチドメイン・サブドメイン・無料独自SSLなどが無制限で利用できるサービス
個人向けレンタルサーバーの正しい選び方
個人サイトやブログに最適なレンタルサーバーの選び方について解説します。
選択基準 | 特徴と考慮点 |
---|---|
初期費用・月額費用 | ・低コストで安定的なWebサイト運用を目指す。 ・小規模サイトなら低価格プラン、大規模サイトなら高機能プランが適切。 ・無駄のない料金プランを選択。 |
機能性・安定性 | ・自動バックアップ、簡易WordPress設置、無料SSL設定、マルチドメインやMySQLのサポートが重要。 ・アクセスが集中しても安定してサイト表示が可能であること。 |
サポート体制 | ・初心者にも丁寧な対応が望まれる。 ・電話やチャットでのサポート体制が整っているサービスを選ぶ。 ・トラブル時の迅速なサポートが重要。 |
上記の基準を参考に、レンタルサーバーを選ぶ際は、自身のWebサイトの規模や運用目的に合わせた適切なサービスを選択することが重要です。
初期費用や月額費用を抑えつつ、必要な機能や安定性、サポート体制を確保することで、効率的かつ安心してWebサイトを運用することが可能になります。
特に初心者は、サポート体制の充実したレンタルサーバーを選ぶことで、運用上の不安を減らすことができます。
初期費用・月額費用で選ぶ
レンタルサーバーを契約する際、最も気になる部分が料金面(初期費用・月額費用)でしょう。
できるだけ低コストで安定的にWebサイトを運用するなら、複数のサービスを比較することが大切です。
例えば、ページ数の少ない個人サイトなら低価格のリトルサーバー、ネットショップの運営ならエックスサーバーやConoHa WINGのプランといったイメージです。
高額な料金プランは機能性やサービスが充実していますが、小〜中規模サイトには過剰スペックで無駄が多くなります。
一方、ページ数の多いビジネスサイトに税込100円台の格安サービスを選んでしまうと、パワー不足でサイト運用に支障が出ます。
機能性・安定性で選ぶ
機能性や安定性を意識してレンタルサーバーを選ぶことも大切です。
機能性 | 安定性 |
---|---|
|
|
ここでの機能性とは、契約者が安心・安全にサイト運用するための機能のことです。
主に上表のようなデータ復元や、初心者にも扱いやすいソフトウェアのインストール、複数サイトの開設が可能な機能を指します。
また、管理画面がシンプルで使いやすい点も、サービスを決めるうえで注視すべき点です。
一方、安定性とはサイトの表示速度を左右するレンタルサーバーのスペックを指します。
サイト運営で最も理想的なのが、ネット回線が混み合う時間帯でも動作が滞ることなく情報コンテンツが見られることです。
アクセスが集中する時間帯には特徴があり、平日と休日で下表のようにわかれます。
サイトが混み合う時間帯
平日 | 休日 |
---|---|
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|
レンタルサーバーの処理能力・速度を測るにはさまざまな手法がありますが、以下の数値からある程度予測可能です。
- CPU
- メモリ
- データ転送量
サービスによっては各種仕様を数値で掲載していないケースもあるため、注意しましょう。
もしプラン選びに迷ったら、レンタルサーバーの運営会社に相談してみてください。
初心者にも丁寧な対応をしてくれるサポートで選ぶ
とくに初心者の場合には、サポート体制が充実しているかどうかも重要なポイントです。
電話やチャットでのサポート体制があれば、ちょっとした疑問もスピーディーに解決できます。
無料レンタルサーバーの場合、サポート体制が整っていないケースが多いです。
自分で調べて解決することが難しい初心者は、サポートが手厚いレンタルサーバーの利用がおすすめです。
WordPressサイトに理想的なレンタルサーバーの機能
WordPressサイト作成・運営に理想的なレンタルサーバーの機能をご紹介します。
PHP・MySQL
WordPressを使用するには、PHPとMySQLが必須です。
PHPとは、動的サイトを生成するプログラミング言語のことで、バージョンが高いほど新しく、処理速度が速いメリットがあります。
MySQLはデータベースの一種で、WordPressサイト1つにつき1個使用するのが一般的です。
複数サイト(マルチサイト)を作成する場合は、サイトの数だけMySQLの数が必要となるため、事前にレンタルサーバーの仕様を確認しましょう。
かんたんインストール機能
かんたんインストール機能を使用することで、シンプルな操作でWordPressをインストールできます。
本来、WordPressの設置は複雑で、専門スキルがないと難しいのが現状です。
近年は、多くの有料サーバーでWordPressを設置できる機能が提供されており、初心者にも扱いやすい仕様になっています。
自動バックアップ機能
トラブルや障害に備えて、データの保存・復元ができる自動バックアップ機能を設置しておくと安心です。
特に、オンライン上での作業が主流となるWordPressサイトは、手元にサイトデータが残りにくく、万一破損・消失した場合は取り返しがつきません。
無料の独自SSL
無料の独自SSLは、WordPressサイトの信用性を高めるために不可欠な機能です。
独自SSLとは、独自ドメインに対してSSL証明を設定することを指し、対象となるドメインは暗号化通信が可能になります。
本来、当機能はコストがかかりますが、近年は無料で設定できるレンタルサーバーも増加しており、従来と比較して導入しやすくなりました。
また、ワンクリックで設定できる機能や自動更新機能も付属しており、更新忘れの心配もなく簡単にセキュリティ対策ができます。
レンタルサーバーにWordPressをインストールする手順
レンタルサーバーにWordPressをインストールする手順は、以下を参考にしてください。
- 希望するレンタルサーバーに契約する
- レンタルサーバーのアカウントページにログインし、独自ドメインを取得する
- サーバーパネルにログインして独自ドメインの設定をおこなう
- 契約したレンタルサーバーの指示に従って「かんたんインストール機能」を使用し、WordPressをインストールする
- サイト・ブログ名、WordPressのログイン情報など必要事項を設定して完了
上記の操作手順はあくまで一例です。
レンタルサーバーによってWordPressの導入手順が異なるため、実際はレンタルサーバーのマニュアルに従ってください。
機能性の高いおすすめのレンタルサーバーに関するよくある質問
レンタルサーバーに関する疑問に回答します。
ゲームにおすすめのレンタルサーバーはどこ?
ゲームにおすすめのレンタルサーバー(VPS)は、以下の3つです。
- conoHa VPS/2GB
- KAGOYA CLOUD VPS/2GB
- さくらのVPS/2GB
ゲーム用には、VPSサーバーを選ぶのが一般的です。
ゲーム用サーバーの選び方
ゲーム用サーバーは以下の基準で選ぶのがおすすめです。
- SSD搭載でハイスペック・高速なレンタルサーバーを選ぶ
- コントロールパネルの操作・管理がしやすいレンタルサーバーを選ぶ
- 初期費用無料・月額料金が良心的なレンタルサーバーを選ぶ
- 申し込み後、すぐに使えるレンタルサーバーを選ぶ
- サーバー構築用のテンプレートが豊富なレンタルサーバーを選ぶ
- 総合的に機能性・柔軟性に優れたレンタルサーバーを選ぶ
- サポートが万全のレンタルサーバーを選ぶ
上記はいずれも国内レンタルサーバーで、コスパ・機能性ともに定評があります。
各レンタルサーバー会社の問い合わせ方法・サポート時間
問い合わせ方法 | サポート時間 |
---|---|
メール ※各社公式サイトの専用フォームからの問い合わせ |
平日10時~18時より順次案内 ※受付は24時間対応 |
チャット | 平日10時~18時 ※休日は対応不可 |
電話 |
レンタルサーバー会社によって問い合わせ方法やサポート時間が異なりますが、おおむね上記の内容で対応しています。
サポートでレンタルサーバーを比較するとどこがいい?
サポート体制が充実しているおすすめレンタルサーバーは以下の4つです。
- エックスサーバー…電話、チャット、お問い合わせフォームからのサポートが24時間365日受けられる
- さくらのレンタルサーバ…メール・電話サポートが平日10~18時、24時間365日受けられる
- ヘテムル…メールや電話のほかに公式ホームページでマニュアルを完備している
- コアサーバー…緊急時にはライブチャットで回答がもらえる
まとめ|使用目的によっておすすめのレンタルサーバーが異なる
レンタルサーバーは種類によって特徴・得意分野が異なるため、使用目的に合わせて適切な媒体を選ぶことが大切です。
例えば、個人の趣味サイトなら格安の共用レンタルサーバー、マルチゲームならVPSサーバー、企業の機密情報を取り扱うならクラウドサーバーが適しています。
また、サイト規模や扱うデータ量によって適正なディスク容量も異なります。
個人サイトなら50GB〜200GB、膨大な個人情報を扱う法人なら1TB〜容量無制限のレンタルサーバーがおすすめです。
安全・快適に利用目的を果たせるよう、複数のサービスを比較しながらレンタルサーバーを選びましょう。