「レンタルサーバーはなぜ必要なの？使用用途や目的について知りたい」
このような疑問をお持ちではないでしょうか？
本記事ではレンタルサーバーがなぜ必要か、使う目的やレンタルサーバーの特徴について解説します。
最後まで読むことで、レンタルサーバーが持つ役割や使うメリットについての知識が深まるでしょう。
また、失敗しないレンタルサーバーの選び方や、格安で使えるおすすめの有料サーバーもご紹介しています。
レンタルサーバーはなぜ必要？何に使う？目的と用途を解説
レンタルサーバーの使用用途・目的についてご紹介します。
- 自分専用の独自ドメインを持ちたいときに使う
- 将来資産となるサイトを作るために使う
- SEO対策に有利なサイト作成のために使う
- WordPressを使用するためにレンタルサーバーを使う
- 自前より割安なためレンタルサーバーを使う
自分専用の独自ドメインを持ちたいときに使う
無料レンタルサーバーは独自ドメインが取得できないことがあるため、有料サーバーを活用するケースがほとんどです。
独自ドメインを取得することで、Webサイトの信頼性向上やSEO対策の強化に役立ちます。
将来資産となるサイトを作るために使う
レンタルサーバーは、将来資産となるWebサイトの構築になくてはならないものです。
例えば、ECサイトやアフィリエイトブログ、就活のためのポートフォリオサイトなどを作成する際は、高スペックな有料サーバーが活用されます。
また、無料サーバーと異なり、有料サーバーは大切なWebサイトを保護してくれるサポート体制が完備されています。
SEO対策に有利なサイト作成のために使う
有料サーバーを契約し、独自ドメインを取得してサイトを構築すると、SEO対策に有利になります。
SEO対策によるサイト評価は、Webサイトの売上を左右する大切な指標です。
WordPressを使用するためにレンタルサーバーを使う
WordPressサイトを構築する場合、MySQLやPHP、大きなディスク容量が必要です。
近年は無料レンタルサーバーでもWordPressをインストールできるようになりましたが、機能性や安全性が不十分なため、おすすめできません。
無料サーバーのデメリット
無料サーバーのデメリットは、以下の7つがあります。
- ディスク容量が少なく、データベースなどの機能性が不十分
- マルチドメインが設定できないことがある
- 複数のサイトを構築できないことがある
- 独自ドメインを使用したメールアドレスを取得できないことがある
- 強制的に広告が表示される
- サポート体制が完備されていない
- 突然サービスが終了する危険性がある
WordPressを活用する際は、できるだけ機能性が高く、動作が安定した有料サーバーを選びましょう。
自前より割安なためレンタルサーバーを使う
サーバーは自前で用意することも可能ですが、費用や設置場所、メンテナンスやシステム構築の専門知識が必要です。
レンタルサーバーは上記の課題を運営者が担ってくれるため、初心者でも簡単にWebサイトやサーバーの管理ができます。
しかも、サービスによっては月額100円〜1,000円程度で利用できるため、経済的負担が少ないのも魅力です。
レンタルサーバーとは？初心者でもすぐわかる基本を解説
レンタルサーバーの基本について解説します。
レンタルサーバーの役割とは？仕組みについて解説
レンタルサーバーとは、サーバーを貸し出すサービスのことを指します。
サーバーを貸し出しする事業者は、データセンターなどの専用施設にサーバーを設置して、常にメンテナンスを行ってユーザーに貸し出しています。
サーバーは自作することも可能ですが、専門的な技術や、時間と労力がかかります。
そのため、Web サイトを初めて作る人や、サーバー構築の知識がない人は、レンタルサーバーを利用するのが一般的です。
何ができる？レンタルサーバーのできることを解説
レンタルサーバーでできることは、サーバー会社によって異なりますが、おもに以下の内容となります。
- ホームページやブログを開設できる
- ネットショップも作れる
- ホームページにアフィリエイト広告を掲載できる
- メールアドレスが作れる
- SSLを無料で利用できる
レンタルサーバーとドメインとの関連性
レンタルサーバーとドメインは、不動産に例えると以下の関連性になります。
- レンタルサーバー／土地
- ドメイン／住所
土地であるレンタルサーバーと住所となるドメインを契約し、その上に家となるWebサイトを構築（建てる）するイメージです。
レンタルサーバーはなぜ必要？4つの種類を解説
代表的な4種類のレンタルサーバーをご紹介します。
共用サーバーについて
共用サーバーとは、1台のサーバーを複数のユーザーが共有して利用するサービスです。
共用サーバーは、他のサービスと比較して利用料金が安いのがメリットです。
安いレンタルサーバーであれば、月額数百円で利用できるので、ランニングコストが抑えられます。
ただし、1台のサーバーを複数の人が利用するので、サーバーの設定変更や使用できるソフトウェアに制限があり、自由度が低いというデメリットがあります。
仮装専用サーバー（VPS）について
仮想専用サーバーとは、サーバー上にユーザーごとの専用領域が用意されるサービスです。
ユーザー専用の仮想領域が与えられるので、サーバーの設定変更など自由度の高い運用が可能です。
そのため、共用サーバーではできなかったOSの選択や、アプリケーションの構築なども行えます。
仮想専用サーバーは、月額数千円程度から利用できるサービスが多いのもメリットと言えます。
専用サーバーについて
専用サーバーとは、1台のサーバーをユーザーが独占して使用できるレンタルサーバーです。
専用サーバーは、利用者がそのサーバーを独占できるため、安定したインターネット回線を確保できます。
また、大容量のディスクスペースを独占して使用できるため、サイト運営が安定する点は大きなメリットといえます。
ただし、専用サーバーは他のサービスに比べ料金が割高で、初期費用や月額費用が数十万円かかるケースもあります。
クラウドサーバーについて
クラウドサーバーとは、インターネット上に構築された仮想サーバーのことをいいます。
サーバーの仮想化とは、複数の物理サーバを仮想的に1つのサーバーにまとめたり、1台の物理サーバ上に複数の仮想的なサーバーを構築することです。
クラウドサーバーを提供する事業者がネットワーク環境を所有、管理しており、サービスを契約することでネット上にあるサーバーを利用できます。
無料レンタルサーバーおすすめ5社を比較！
おすすめの無料レンタルサーバーをご紹介します。
- WordPress.com｜無料プラン
- スターサーバーフリー｜フリーPHP+MySQL
- シン・クラウド for Free（旧：エックスフリー）｜WordPress機能
- XREA｜XREAFree
- Google Cloud Platform｜Googleの無料レンタルサーバー
WordPress.com｜無料プラン
WordPressには、「WordPress.org」と「WordPress.com」があり、一般的に知られているのは「WordPress.org」のほうで、サーバーの契約やドメインを取得して使うことができます。
「WordPress.com」は自分でサーバーの契約やドメインの取得をする必要がなく、完全無料でWebサイトを開設できます。
ただし、使える機能に制限があり、無料プランでは広告を使った収益化が禁止されているため注意が必要です。
| 容量 | 1GB |
|---|---|
| 独自ドメイン | × |
| 広告表示 | あり |
| サポート | なし |
| WordPress設置可能数 | – |
| データベース容量 | – |
| MySQL | 12個 |
| phpMyAdmin | ○ |
| メール機能 | ○ |
| 無料独自SSL | – |
スターサーバーフリー｜フリーPHP+MySQL
スターサーバーフリー(StarServer Free)は、ネットオウル社が運営する無料のレンタルサーバーです。
スターサーバーフリーの「フリー PHP+MySQLプラン」では、WordPressが完全無料で利用できます。
| 容量 | 2GB |
|---|---|
| 独自ドメイン | 1個 |
| 広告表示 | あり |
| サポート | なし |
| WordPress設置可能数 | – |
| データベース容量 | 50MBまで(制限値) |
| MySQL | 1個 |
| phpMyAdmin | ○ |
| メール機能 | – |
| 無料独自SSL | – |
出典：スターサーバーフリー
シン・クラウド for Free（旧：エックスフリー）｜WordPress機能
高速表示で定評のあるエックスサーバー株式会社が運営する無料レンタルサーバー「XFree（エックスフリー）」は、2023年10月に「シン・クラウド for Free」にリニューアルしました。
有料サービス級の高性能レンタルサーバーが、月額料金なしで無料で利用できます。
サーバーの大手エックスサーバーが運営しているため、サーバー障害がほとんど起きないというのがメリットです。
※2023年12月現在、エックスフリーは新規申し込みの受付を停止しています。
| 容量 | 10GB |
|---|---|
| 独自ドメイン | 10個 |
| 広告表示 | なし |
| サポート | なし |
| WordPress設置可能数 | 5個 |
| データベース容量 | 500MB |
| MySQL | 5個 |
| phpMyAdmin | ○ |
| メール機能 | – |
| 無料独自SSL | ○ |
XREA｜XREAFree
XREAの運営会社は、バリュードメインなども提供するGMOデジロックです。
XREA Freeは、無料で使えるレンタルサーバーの中では珍しく、メール・チャットサポートに対応しています。
また、無料プランでもメールアドレスが取得できるのも嬉しいポイントです。
| 容量 | 1GB |
|---|---|
| 独自ドメイン | 10個 |
| 広告表示 | あり |
| サポート | メール・チャット |
| WordPress設置可能数 | 1個 |
| データベース容量 | 5GB |
| MySQL | 1個 |
| phpMyAdmin | ○ |
| メール機能 | ○ |
| 無料独自SSL | ○ |
出典：XREA
Google Cloud Platform｜Googleの無料レンタルサーバー
Google Cloud Platform（GCP）は、Googleが提供する無料レンタルサーバーです。
300ドル分の無料利用枠が付与されるため、一定の利用料を超えるまでは無料で利用できます。
Googleが提供しているサービスなので、安全性が高いうえに高速処理が可能となっています。
| 容量 | 30GB |
|---|---|
| 独自ドメイン | ○ |
| 広告表示 | なし |
| サポート | なし |
| WordPress設置可能数 | – |
| データベース容量 | – |
| MySQL | – |
| phpMyAdmin | – |
| メール機能 | ○ |
| 無料独自SSL | ○ |
出典：Google Cloud
有料で借りるならどこ？料金の安いレンタルサーバー・会社を紹介
おすすめの格安サーバーをご紹介します。
ロリポップ
ロリポップは、月額料金の安さで人気のレンタルサーバーです。
最も低価格の「エコノミープラン」は、月額100円で利用できます。
また、WordPressの導入が簡単で、初心者でも簡単に利用できるという特徴があります。
| 比較プラン | エコノミー |
|---|---|
| 容量 | 100GB |
| 独自ドメイン | 50個 |
| 広告表示 | なし |
| サポート | メール、チャット |
| WordPress設置可能数 | – |
| データベース容量 | – |
| MySQL | – |
| phpMyAdmin | – |
| メール機能 | ○ |
| 無料独自SSL | ○ |
出典：ロリポップ
Xサーバー
エックスサーバーは、国内シェアNo1の大手レンタルサーバーで、王道ともいえるレンタルサーバーです。
2003年から運用を開始しており、運用サイト件数は190万超と国内トップレベルを誇ります。
価格とサーバー性能・機能およびサポートのバランスが良いレンタルサーバーです。
| 検証プラン名 | スタンダードプラン |
|---|---|
| 契約期間・月額料金（税込） |
|
| 初期費用 | 3,000円（キャンペーン中は無料） |
| ディスク容量（SSD） | 200GB |
| vCPU | 6コア |
| メモリ | 8GB |
| 転送量 | 無制限 |
| マルチドメイン | 無制限 |
| バックアップ | 過去14日分 |
| サポート | メール：24時間 チャット・電話：平日10：00〜18：00 |
出典：エックスサーバー
シン・レンタルサーバー
シン・レンタルサーバーは、エックスサーバーの技術をベースとして、新技術を導入した高機能レンタルサーバーです。
「エックスサーバー」との互換性が高く、利用者が多いためネット上に情報がたくさん載っているのがポイントです。
| 検証プラン名 | ベーシック |
|---|---|
| 契約期間・月額料金（税込） |
|
| 初期費用 | なし |
| ディスク容量（SSD） | 300GB |
| vCPU | 6コア |
| メモリ | 8GB |
| 転送量 | – |
| マルチドメイン | 無制限 |
| バックアップ | ○ |
| サポート | メール、電話 |
出典：シン・レンタルサーバー
カラフルボックス
ColorfulBox（カラフルボックス）は、株式会社カラフルラボが運営するWordPressなどのサイト構築・運用が簡単にできるクラウド型レンタルサーバーです。
高速表示やバックアップ、セキュリティといった、レンタルサーバーに必要な機能をほぼ搭載しており、ユーザーから高評価を得ています。
| 検証プラン名 | BOX2 |
|---|---|
| 契約期間・月額料金（税込） |
|
| 初期費用 | 2,000円（3か月以上の契約で無料） |
| ディスク容量（SSD） | 300GB |
| vCPU | 6コア |
| メモリ | 8GB |
| 転送量 | 無制限 |
| マルチドメイン | 無制限 |
| バックアップ | ○ |
| サポート | メール・チャット・電話 平日9:30-12:00 / 13:00-17:30 |
出典：ColorfulBox
さくらサーバー
さくらのレンタルサーバーは、さくらインターネット株式会社が運営してるサーバーレンタルサービスです。
レンタルサーバーの運営歴は20年以上と長く、データセンターを自社管理しているため転送量が多いという特徴があります。
| 検証プラン名 | スタンダード |
|---|---|
| 契約期間・月額料金（税込） |
|
| 初期費用 | 無料 |
| ディスク容量（SSD） | 300GB |
| vCPU | – |
| メモリ | – |
| 転送量 | 無制限 |
| マルチドメイン | 無制限 |
| バックアップ | ○ |
| サポート | メール・チャット・電話 |
出典：さくらインターネット
レンタルサーバーはなぜ必要？失敗しない選び方を紹介
レンタルサーバーの選び方について解説します。
- 常時SSL化しているレンタルサーバーを選ぶ
- 動作が安定しているレンタルサーバーを選ぶ
- サイト表示・処理速度が速いレンタルサーバーを選ぶ
- MySQLが使用可能なレンタルサーバーを選ぶ
- 管理画面の操作がしやすいレンタルサーバーを選ぶ
- サポート体制が完備しているレンタルサーバーを選ぶ
| 特徴 | 重要性と理由 |
|---|---|
| 常時SSL化 | セキュリティ向上のために重要。すべてのページをhttps化することで、情報の盗聴リスクを減らすことができる。 |
| 動作の安定性 | サーバーのダウンタイムを減らし、サイトの信頼性を保つために必要。高い稼働率のサーバーを選ぶべき。 |
| 表示・処理速度の速さ | ユーザーエクスペリエンス向上とSEOに影響するため重要。速いレンタルサーバーを選ぶことが推奨される。 |
| MySQLの利用可能性 | WordPressなどのCMSを利用する際に必要。複数のサイトを運営する場合は、複数のMySQLが利用可能なサーバーが適している。 |
| 管理画面の使いやすさ | 効率的なサイト管理のために重要。直感的な操作が可能で使いやすい管理画面が望ましい。 |
| サポート体制の充実 | 初心者やトラブル時の対応に必要。電話やチャットでのサポートがあると、迅速な問題解決が可能。 |
上記の特徴は、ウェブサイトの運営をスムーズかつ安全に行うために考慮すべき重要な要素です。特にセキュリティと安定性は、訪問者の信頼を獲得し維持するために不可欠です。また、初心者にとってはサポート体制の充実が特に役立ちます。
常時SSL化しているレンタルサーバーを選ぶ
常時SSL化とは、サイトの全ページを「https化」することです。
これまでは、ログインページや個人情報を送信する時など、SSLによる暗号化を部分的に使用するのが一般的でした。
すべてのページをSSL化することで、ログイン情報や決済情報だけでなく、Cookieの盗聴も防止することができます。
そのため、常時SSL化しているレンタルサーバーを選ぶことで、セキュリティリスクの削減が可能となります。
動作が安定しているレンタルサーバーを選ぶ
動作が安定していないレンタルサーバーは障害が多く発生するため、ページが表示されなくなったり、表示が遅くなったりします。
そのため、動作が安定しているレンタルサーバーを選ぶことが大切です。
レンタルサーバーを選ぶ際には、サーバーの過去の稼働実績を数値化した「サーバー稼働率」をチェックしてみましょう。
最低でも99.9％以上の稼働率のレンタルサーバーを選ぶと安心です。
サイト表示・処理速度が速いレンタルサーバーを選ぶ
サイトの表示速度などが遅いと、ユーザーが待ちきれずに離脱する可能性があります。
また、ユーザーがサイト内を移動するときに、ページの表示が遅いとイライラしてしまい、満足度が下がります。
そのため、サイトの表示速度が速いレンタルサーバーを選ぶことが大切です。
さらに、表示速度が遅いサイトは、Googleからの評価が低くなるため、検索順位が下がる可能性が高いです。
MySQLが使用可能なレンタルサーバーを選ぶ
WordPressでサイトを構築するときには、サイト1つごとに「MySQL」というデータベースが1つ必要になります。
そのため、WordPressを使用する場合には、MySQLが利用可能なレンタルサーバーを選ぶことが大切です。
また、レンタルサーバーによってMySQLが設置できる数が違います。
複数のサイトを運営する可能性があるなら、複数のMySQLを設置できるレンタルサーバーを選びましょう。
管理画面の操作がしやすいレンタルサーバーを選ぶ
レンタルサーバーには、必要な設定をレンタルサーバーに入力する「コントロールパネル」という管理画面があります。
コントロールパネルの操作画面が使いやすいかどうかも大切なポイントです。
ただし、コントロールパネルの使い勝手が良いかどうかは、実際に使ってみないとわからないもの。
そのため、無料試用期間があるレンタルサーバーを選び、操作性をチェックしてみるのがおすすめです。
サポート体制が完備しているレンタルサーバーを選ぶ
とくに初心者の場合には、サポート体制が充実しているかどうかも重要なポイントです。
電話やチャットでのサポート体制があれば、ちょっとした疑問もスピーディーに解決できます。
無料レンタルサーバーの場合、サポート体制が整っていないケースが多いです。
自分で調べて解決することが難しい初心者は、サポートが手厚いレンタルサーバーの利用がおすすめです。
レンタルサーバーを選ぶ際の注意点
レンタルサーバーを選ぶ際の注意点をご紹介します。
| 注意点 | 説明 |
|---|---|
| 広告の自動表示 | 無料レンタルサーバーでは、自動的に広告がサイト上に表示されることがある。広告を表示したくない場合は、有料サーバーを検討することが望ましい。 |
| アダルトサイトの運用に関する規約違反 | アダルトサイトを運用する際は、特定のレンタルサーバーでのみ許可されている。許可されていないサーバーで運用すると退会勧告を受ける恐れがある。 |
| サーバーのスペック | WordPressやECサイトなどの動的なサイトを運営する際は、高スペックなサーバーが必要。低スペックのサーバーでは動作不安定になる可能性がある。 |
上記のポイントは、サイトの性質と目的に合わせたレンタルサーバーを選ぶ際に重要です。特に無料レンタルサーバーの利用を検討している場合、自動広告表示の有無やサポートの範囲を確認することが重要です。また、アダルトサイトなど特定の内容を扱うサイトを運営する場合、利用するレンタルサーバーの規約や条件を事前に確認し、違反しないよう注意が必要です。
レンタルサーバーによっては広告が自動表示されることがある
一部の無料レンタルサーバーでは、サイトに広告が自動表示されることがあります。
レンタルサーバーを維持するには費用がかかります。
無料レンタルサーバーの場合、利用者のサイトから出る広告収入で、維持費を賄うケースが多いからです。
自分のサイトに広告を自動表示させたくない場合は、広告が表示されない無料レンタルサーバーや、有料レンタルサーバーを選択しましょう。
アダルトサイトを運用する際は規約違反をしないよう注意する
アダルトサイトは、運用が許可されたレンタルサーバーのみ設置できます。
許可されていないサービスでアダルトサイトを作成すると、公序良俗に反する行為とみなされ、退会勧告を受けることがあります。
レンタルサーバーのスペックによっては動作が不安定になる
WordPressサイトやECサイトなど、サーバーに負荷がかかりやすいホームページを作成する際は、高スペックなレンタルサーバーが必須です。
低スペックなサーバーで規模の大きい動的サイトを運営すると、処理速度の低下など不具合につながります。
レンタルサーバーを契約する際は、ディスク容量や採用されている媒体の仕様を入念に確認し、自社サイトに適切か吟味しましょう。
レンタルサーバーに関するよくある質問
レンタルサーバーに関するよくある質問をまとめました。
コストのかかる有料のレンタルサーバーは必要ないのでは？
個人的な雑記ブログや趣味サイトを構築する場合は、無料レンタルサーバーでも対応できます。
しかし、ECサイトやネットショップ、アフィリエイトブログなど、お金を生む媒体を構築するなら有料サーバーを選ぶのが得策です。
有料サーバーは、安全性の保証や独自ドメインの設定、動作の安定化など無料サービスにはない強みが備わっています。
レンタルサーバーの構築は難しいの？
レンタルサーバー（共用サーバー）を利用する場合は、ハードルの高いサーバー構築を運営者に一任できるため、初心者でも扱いやすい仕様になっています。
ただし、専用サーバーやVPSサーバー、クラウドサーバーはサーバー構築が難しく、中・上級者向けのITスキルが必要です。
レンタルサーバーとクラウドの違いとは？
レンタルサーバーとクラウドサーバーは「サービスを借りる」という意味合いは同じですが、以下の違いがあります。
- レンタルサーバー／CPUやメモリをほかのユーザーと共有して使うことが多い
- クラウド／CPUやメモリを1ユーザーが専有して使うことが多い
レンタルサーバーとクラウドサーバーの特徴は「レンタルサーバーはなぜ必要？4つの種類を解説」で紹介しているので、参考にしてください。
サーバーOSとクライアントOSの違いとは？
サーバーOSとクライアントOSには、以下の違いがあります。
| サーバーOS | クライアントOS | |
|---|---|---|
| 特徴の違い | サーバー用に特化したOS | クライアントが使用するパソコンのOS |
| OS の一例 |
|
|
まとめ｜レンタルサーバーは大切なサイトを保持するために必要
有料のレンタルサーバーは、Webサイトを安全に運用するために欠かせません。
近年は、無料サーバーでもSSL設定や独自ドメインの取得が可能な媒体が見られるようになりましたが、有料サーバーには劣ります。
有料サーバーは、Webサイトの拡張や安定化に優れているだけでなく、障害やトラブルから保護するための手厚いサポートも受けられます。
サイト訪問者に自社の誠実さを知ってもらい、安定的にビジネスを運用できる良心的な有料サーバーを検討してみましょう。