フリーランスエンジニアの平均年収の相場は?中央値も解説

フリーランスエンジニアの平均年収の相場は?

エンジニアとして独立を考えている人や、すでにフリーランスとして働いている人のなかにはこのような悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか?

会社員との年収の比較やフリーランスのメリットとデメリット、年収アップの方法などを解説します。

この記事を参考に、フリーランスエンジニアとして稼いでいきましょう。

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【職種別】フリーランスエンジニアの平均年収の相場

【職種別】フリーランスエンジニアの平均年収の相場

「HR forecaster(株式会社パーソルキャリア)」が2022年6月に発表した「スキル年収マップ/ITエンジニア編」をもとに、webエンジニアのなかでも年収相場の高い職種を紹介します。

高年収を狙うのであれば、このなかの職種を将来のキャリアプランに組み入れてみてください。

まずは企業で経験を積んでおくと、フリーランスとして独立後も成功しやすいです。

  1. 1位:ITコンサルタント
  2. 2位:セキュリティエンジニア
  3. 3位:プリセールス
  4. 4位:データサイエンティスト
  5. 5位:システムエンジニア

宿主別のフリーランスエンジニアの平均年収を一覧でまとめた表は以下の通りです。

順位 職種 平均年収 月収 主要な業務概要
1位 ITコンサルタント 752万円 62万円 IT技術を利用してクライアントの問題を解決。高いITスキルやビジネス知識が必要。
2位 セキュリティエンジニア 675万円 56万円 情報セキュリティの専門職。セキュリティシステムの構築やサイバー攻撃対策など。
3位 プリセールス 670万円 55万円 IT製品の説明や提案。IT知識と営業スキルが求められる。
4位 データサイエンティスト 621万円 51万円 クライアントの問題解決のためのデータ抽出、分析。ビッグデータ知識や分析スキルが必要。
5位 システムエンジニア 675万円 56万円 システムの設計、開発。クライアントとのヒアリングやコミュニケーションが中心。

1位:ITコンサルタント

平均年収は752万円で、月収に換算すると62万円です。

ITコンサルタントとはIT分野に特化したコンサルティングをおこなう職種で、クライアントの抱える問題をIT技術によって解決します。

クライアントの問題を正しく把握して適切な改善方法を提案する必要があるため、高いITスキルに加えクライアントの業務に関する知識やヒアリング力、提案力、論理的に説明する力など幅広い能力が必要です。

企業の経営層に対してアドバイスをすることになるため、対等に話せるだけの知識やスキルが求められます。

IT関連のなかでもハイレベルな職種で、未経験から就くことは難しくまずはエンジニアとして経験を積んだあとにキャリアアップする流れが一般的です。

2位:セキュリティエンジニア

平均年収は675万円で、月収に換算すると56万円です。

セキュリティエンジニアとは情報セキュリティを専門とする職種で、セキュリティシステムの構築やサイバー攻撃を防ぐための対策などをおこないます。

企画・提案から設計、実装、テスト、運用・保守といったさまざまなフェーズを担当し、既存システムや運用状況についてクライアントからヒアリングする能力も求められます。

不正アクセスによる被害がたびたびニュースに取り上げられているように、セキュリティが弱いと情報漏洩やシステム停止など企業の損害に直結する恐れがあるため、ハイレベルな知識が必要です。

必須資格や経験はありませんが、「Cisco技術者認定」や「情報セキュリティマネジメント試験」、「情報処理安全確保支援士」などの資格を取得していると有利です。

3位:プリセールス

平均年収は670万円で、月収に換算すると55万円です。

主にITインフラやソフトウェア製品を扱う企業で、ITの専門家として営業担当者に同行して製品や技術の説明を担当します。

営業寄りのエンジニアですが、営業職のように新規開拓したり売上目標を与えられたりすることは少ないです。

ITの知識に加え、自社の製品やサービスの魅力を伝える話術や営業先企業の課題やニーズをヒアリングする能力が求められます。

プリセールスの求人はほかの職種に比べて少なく狭き門となっており、まずはエンジニアとして経験を積んでプリセールスを目指すのがおすすめです。

4位:データサイエンティスト

平均年収は621万円で、月収に換算すると51万円です。

データサイエンティストとはクライアントの抱える問題を把握し、ビッグデータから必要なデータを抽出、分析して課題解決につなげる職種です。

混同されやすいデータアナリストの業務は集計や分析がメインとなっているのに対し、データサイエンティストは課題のヒアリングから解決まで幅広い業務を担います。

ITスキルに加えてビッグデータに関する知識やデータ分析のスキル、問題解決方法を提案するコンサルティングスキルなど幅広い能力が必要です。

エンジニアとして経験を積んだあとステップアップするほか、近年ではデータサイエンスを専門とした大学の学部や専門職大学も開設されており、新卒でも目指しやすくなりつつあります。

5位:システムエンジニア

平均年収は675万円で、月収に換算すると56万円です。

システムエンジニア(SE)とはクライアントからヒアリングした内容をもとに、問題解決やニーズの実現に必要なシステムを設計、開発する職種です。

パソコンに向かっている時間が多いと思われがちですが、クライアントからのヒアリングが重要で、コミュニケーションが欠かせません

プログラミングスクールで知識をつけるほか、新卒採用を実施している企業も多く、システムエンジニアとして経験を積むことでフリーランスとして難易度の高い職種へステップアップの選択肢が広がります

なお、混同されやすいプログラマーの仕事はシステムエンジニアがつくった設計書をもとに実際のプログラミングをおこなうことで、求められるプログラミングスキルはよりハイレベルです。

【言語別】フリーランスエンジニアの平均年収の相場

【言語別】フリーランスエンジニアの平均年収の相場

プログラミングには派生言語を含めて1000以上の言語があると言われており、それぞれ難易度や需要、得意とする分野が異なります。

「HR forecaster(株式会社パーソルキャリア)」が2022年6月に発表した「スキル年収マップ/ITエンジニア編」をもとに、webエンジニアのなかでも年収相場の高い言語を紹介します。

  1. 1位:ABAP
  2. 2位:R
  3. 3位:Perl
  4. 3位:VC++
  5. 5位:Delphi

言語別のフリーランスエンジニアの平均年収の相場は以下の表の通りです。

順位 言語 平均年収 月収 主要な特徴や業務概要
1位 ABAP 661万円 55万円 SAP SEの独自言語。ERP分野での世界シェアトップ。SAP認定コンサルタント資格が有利。
2位 R 656万円 54万円 統計やデータ解析に特化。データアナリストやデータサイエンティストの必須言語。
3位 Perl 630万円 52万円 Webサービスやアプリ開発、サーバー管理などで使用。初心者にも扱いやすい。
3位 VC++ 630万円 52万円 マイクロソフトのC++向けIDE。IoT分野やゲーム、アプリケーション開発で使用。
5位 Delphi 629万円 52万円 クロスプラットフォーム対応。パソコン・スマートフォン向けアプリ開発に適用。

1位:ABAP

平均年収は661万円で、月収に換算すると55万円です。

ドイツに本社を置き、ERP(企業資源計画)分野で世界一のシェアを誇るソフトウェア会社「SAP SE(日本法人:SAPジャパン株式会社)」の製品に使用される独自のプログラミング言語です。

日本国内でも2000社以上が導入しており、ABAPの言語スキルを習得することでそれらの企業で活躍できます。

SAPの多彩なシステムを最適に設計、運用するための知識を持つと証明する「SAP認定コンサルタント資格」は150以上の専門分野に細分化されており、取得すればグローバルに通用する資格です。

無資格でもSAP言語を扱うことは可能ですが、「SAP認定コンサルタント資格」を取得することで仕事を得やすくなり年収アップも見込めます。

2位:R

平均年収は656万円で、月収に換算すると54万円です。

Rは統計やデータ解析に特化しており、データアナリストやデータサイエンティストにとっては必須と言える言語です。

注目を集めているビッグデータの解析やAI学習の分野に強いため、限られた場面でしか使用できないにもかかわらず需要が高くなっています

コード自体は比較的シンプルに作られており難易度は高くありませんが、使いこなすためにはプログラミングスキルに加え統計分析の知識が必要です。

また、互換性が非常に高いことが特徴で、機器やOSが変わると正常に動作しない言語が多いなかR言語は問題なく使うことができ、複数名でデータ共有、開発をおこなえます。

3位:Perl

平均年収は630万円で、月収に換算すると52万円です。

扱いやすさから幅広い場面で使用されており、Webサービスやアプリの開発、サーバー管理などの分野でとくに活躍しているプログラミング言語です。

記述や実行の難易度が低いスクリプト言語の一種であること、可読性が高く第三者が見ても解読しやすいこと、ミスをチェックしやすいことなどから、初心者にも使いやすいと言われています。

また、フリーソフトで誰でも気軽に利用できることも人気の理由です。

しかし近年では各ジャンルに特化した後発の言語にシェアを奪われており、現時点での平均年収は高いものの将来性には不安があります

3位:VC++

平均年収は630万円で、月収に換算すると52万円です。

VC++の正式表記は「Visual C++」で、アメリカのマイクロソフト社がプログラミング言語であるCやC++向けにつくった統合開発環境(IDE)です。

C言語をより効率よく作業できるよう改良したのがC++で、難易度の高い言語として知られています。

処理速度の速さが特徴で、家電製品や車の自動運転をはじめとするIot分野やゲームやパソコン用アプリケーションなど幅広い分野で利用できる人気の言語です。

古くから使われている代表的なプログラミング言語ですが、今後も高い需要が見込めます。

5位:Delphi

平均年収は629万円で、月収に換算すると52万円です。

アメリカのソフトウェア開発会社「エンバカデロ・テクノロジーズ」が開発したプログラミング言語と統合開発環境(IDE)の名称で、パソコン・スマートフォン向けアプリケーションの開発に適しています。

Windows・Linux・Android・Mac OS・iOSなど複数のOSに対応しており、クロスプラットフォームにより複数のプラットフォームで同じ仕様のアプリケーションを作動させることができます。

そのため、たとえばAndroidとiPhoneの両方で作動するアプリの開発などが可能です。

新たなプログラミング言語の登場により以前ほどの勢いはないものの、長年使われ続ける人気の言語です。

フリーランスエンジニアで年収1000万以上稼いでいる人の割合

フリーランスエンジニアで年収1000万以上稼いでいる人の割合

フリーランス白書2019」によると、IT・エンジニア系の職種に就くフリーランスのうち、年収1000万円を超える人の割合は10.6%です。

一方国税庁がおこなった「令和3年度 民間給与実態統計調査」の結果では1000万円以上稼ぐ会社員の割合は4.9%となっており、フリーランスエンジニアの方が年収1000万円を稼ぐ割合が高いことがわかります。

職種別に見た年収1000万円以上のフリーランス割合は下記のとおりです。

IT・エンジニア系は平均値を超えており、フリーランスのなかでも比較的稼ぎやすい職種となっています。

職種 回答数 割合
IT・エンジニア系(Web/グラフィックデザイナー、エンジニア) 198 10.6%
ビジネス系(経営企画、人事、マーケティング、営業ほか) 148 18.3%
文筆系(ライター、イラストレーター、編集者、翻訳・通訳) 219 3.7%
コンサルタント・カウンセラー系(コンサルタント、カウンセラー、講師、スポーツトレーナー) 111 10.8%
職人・アーティスト系(カメラマン、メイク・スタイリスト、美容師、調理師、アーティスト) 84 6.0%
専門・士業系(弁護士、司法書士、行政書士、公認会計士ほか) 23 21.7%
接客・作業系(店舗接客サービス、現場作業員、事務作業) 27 3.7%
その他 59 8.5%
合計 869 9.8%

フリーランスエンジニアで年収2000万以上稼いでいる人の割合

フリーランスエンジニアで年収2000万以上稼いでいる人の割合

フリーランス白書2019」によると、IT・エンジニア系の職種に就くフリーランスのうち、年収2000万円を超える人の割合は1.6%です。

一方国税庁がおこなった「令和3年度 民間給与実態統計調査」の結果では2000万円以上稼ぐ会社員の割合は0.6%となっており、年収1000万円以上と同様にフリーランスの方が割合が高いことがわかります。

ほかの職種と比較した年収2000万円以上のフリーランス割合は下記のとおりで、IT・エンジニア系はほぼ平均値となっています。

職種 回答数 割合
IT・エンジニア系(Web/グラフィックデザイナー、エンジニア) 198 1.5%
ビジネス系(経営企画、人事、マーケティング、営業ほか) 148 3.4%
文筆系(ライター、イラストレーター、編集者、翻訳・通訳) 219 0.5%
コンサルタント・カウンセラー系(コンサルタント、カウンセラー、講師、スポーツトレーナー) 111 0.9%
職人・アーティスト系(カメラマン、メイク・スタイリスト、美容師、調理師、アーティスト) 84 0.0%
専門・士業系(弁護士、司法書士、行政書士、公認会計士ほか) 23 8.7%
接客・作業系(店舗接客サービス、現場作業員、事務作業) 27 0.0%
その他 59 1.7%
全体 869 1.6%

フリーランスエンジニアの年収中央値

フリーランスエンジニアの年収中央値

フリーランススタート」の調査によると、フリーランスエンジニアの年収中央値は年収768万円です。

年収中央値 768万円
平均年収 811万円
最低年収 36万円
最高年収 2,520万円

令和3年度 民間給与実態統計調査」によると、会社員の平均年収は443.3万円となっており、フリーランスエンジニアの年収中央値、平均年収ともに会社員の平均値を大きく上回っていることがわかります。

フリーランスエンジニア年収1000万円が支払う税金や保険料の種類

フリーランスが支払う税金や保険料の種類

フリーランスが支払う税金や保険料の種類を紹介します。

所得税、住民税、個人事業税、消費税、国民健康保険、国民年金があります。

さらに、既婚者と独身者の納付する税金の違いも解説します。

種類①所得税・住民税

所得税は、所得が1,000円以上の場合に適用される税金で、日本では累進課税制度を採用しています。

具体的な税率は、1,000円以上5%、195万円以上10%、330万円以上20%、695万円以上23%、900万円以上33%、1,800万円以上40%、4,000万円以上45%となります。

[blogcard url=https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm]

このため、所得が増えるほど課税される額も増えます。

一方で、住民税は住む自治体に納める税金で、前年の所得をもとに役所で計算され、通知は毎年6月に届くことが一般的です。

住民税には、区市町村民税と道府県民・都民税があり、それぞれの標準税率は6%と4%です。

このように、所得税と住民税は所得の増減によって支払額が変わります。

累進課税制度により、所得が増えれば増えるほど税額も増えるため、所得税と住民税の計算や納税管理が重要です。

[blogcard url=https://www.mof.go.jp/tax_information/qanda020.html#:~:text=%E4%BD%8F%E6%B0%91%E7%A8%8E%E3%81%AF%E3%80%81%E5%BA%83%E3%81%8F%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%AE,%E3%80%8C%E5%80%8B%E4%BA%BA%E4%BD%8F%E6%B0%91%E7%A8%8E%E3%80%8D%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82]

種類②個人事業税・消費税

個人事業税と消費税は、それぞれ条件を満たした場合に課税されます。

個人事業税は、法定業種で事業所得が年間290万円を超える場合に対象となり、税率は3~5%です。

一方、消費税は前々年の年収(売上)が1,000万円を超える場合に適用され、売上と仕入れの消費税を計算して納付が必要です。

該当する個人事業主は、確実に納税を行いましょう。

[blogcard url=https://www.saisoncard.co.jp/credictionary/bussinesscard/article132.html]
個人事業税とは

1 概要
個人の方が営む事業のうち、地方税法等で定められた事業(法定業種)に対してかかる税金です。現在、法定業種は70の業種があり、ほとんどの事業が該当します。

2 納める方
都内に事務所や事業所を設けて、法定業種の事業を行っている個人の方

3 申告の期限・方法
個人で事業を営んでいる方は、毎年3月15日までに前年中の事業の所得などを、都税事務所(都税支所)・支庁に申告することになっています。ただし、所得税の確定申告や住民税の申告をした方は個人の事業税の申告をする必要はありません。この場合には、それぞれの申告書の「事業税に関する事項」欄に必要事項を記入してください。

なお、上記に関わらず年の中途で事業を廃止した場合は、所得税の確定申告や住民税の申告とは別に、廃止の日から1か月以内(死亡による廃止の場合は4か月以内)に個人の事業税の申告をしなければなりません。

引用:個人事業税 | 税金の種類 | 東京都主税局

法定業種と税率
以下は法定業種と税率をまとめた図表です。
法定業種と税率

種類③国民健康保険・国民年金

国民健康保険の保険料は前年の所得に応じて変動し、自治体毎に保険料率も異なります。

住んでいる自治体のホームページで確認が必要です。

フリーランスの国民健康保険加入者は、手当がなく全額自己負担となり、全国共通です。

一方、国民年金は所得に関わらず一律の金額で、年による差異は少ないです。

日本の国民健康保険料(税)の算定方法や徴収期限・方法で一般的な方法を表にまとめてみました。

詳細は各自治体の指針に従って決定されるので、特定の自治体の情報を必要とする場合は、直接その自治体にお問い合わせください。

方法と期限 詳細
算定方法 国民健康保険税は、前年度の所得に基づいて計算されます。所得、世帯の構成、自治体の条例により異なります。所得税額、住民税額などの情報が基になります。
徴収期限 通常、税額通知書が送付された日から2ヶ月以内に4回に分けて納付します。期限は通常、6月、8月、10月、12月の各月末となりますが、地方自治体によって若干の違いがある場合があります。
徴収方法 税金は、直接市役所や指定された金融機関へ納付することが可能です。また、口座振替やクレジットカード決済も可能な自治体が多いです。具体的な方法は、各自治体のホームページや税務窓口で確認できます。
[blogcard url=https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/koukikourei/index_00002.html]

また、国民健康保険税の額を計算するとき、収入が法律で設定された基準を下回る家庭に対しては、一定の割引制度が存在します。

この制度では、一人あたりの保険料(均等割・平等割)が70%、50%、あるいは20%に減少します。

これにより、収入の少ない家庭の負担を軽減することが可能となっています。

割引制度をわかりやすくまとめると以下の図表の通りです。

引用:国民健康保険料・保険税の軽減について

種類④既婚と独身による税金の違い

既婚者と独身者では納付する税金の税率や保険料率に違いはありませんが、利用できる控除や健康保険、年金の加入者数による料金が異なります。

既婚者は配偶者控除を利用できるため、課税対象の所得が38万円少なくなります。

また、国民健康保険料や国民年金保険料は、扶養制度がないため加入者の人数分の保険料となります。

この情報は、結婚前後の収入計画や税金・保険料の節約方法を検討する際に役立つはずです。

適切な情報を把握し、賢い選択を行いましょう。

以下は配偶者控除の金額をまとめた図表です。

配偶者控除の金額

引用:配偶者控除の金額

フリーランスエンジニアのメリット

フリーランスエンジニアのメリット

新型コロナウイルスの流行をきっかけに、フリーランスとして働く人が急増しました。

どんな点に魅力を感じてフリーランスを選択するのか、メリットを4つ紹介します。

  1. 自分で仕事を選択できる
  2. 年収アップを目指しやすい
  3. スケジュールの調整がしやすい
  4. 働く環境を選べる

自分で仕事を選択できる

会社員は配属された部署で指示された仕事をこなさなければいけないため、気が乗らない仕事や苦手なことをやらざるを得ない場合があります。

一方のフリーランスはどの仕事を受けるかは自分で決めることができ、無理して嫌なことに取り組む必要はありません

興味のある分野に広く挑戦することもできますし、特定の分野に特化してスキルを磨くことで高単価の仕事を狙うことも可能です。

柔軟な仕事の選び方ができることがフリーランスのメリットのひとつです。

年収アップを目指しやすい

フリーランスの場合、仕事の選び方や量によって年収アップを目指しやすいです。

日本企業では実力主義の一部企業を除いて勤続年数に応じた定期昇給が多く、会社員として勤務しながら大幅な年収アップは難しいでしょう。

一方のフリーランスはスキルの高さがダイレクトに報酬に反映されやすいことに加え、仕事量も調整できるため多くの仕事を受けて収入をあげることも可能です。

頑張りが収入としてわかりやすく返ってくるため、モチベーションにもつながります。

スケジュールの調整がしやすい

フリーランス白書2020」によると、フリーランスとして働きはじめた理由として「働く時間/場所を自由にするため」と回答した人は50.2%で全体の半数を占めました(複数回答可)。

このことから、自分でスケジュール調整できる点をフリーランスのメリットと感じている人が多いことがわかります。

会社員であれば決まった日に出勤しなければいけませんし、ほかの社員や仕事の兼ね合いで自由に休みが取れるとは限りません。

予定や生活リズム、体調などに応じて休日や勤務時間を調整できることがフリーランスの大きな魅力です。

働く環境を選べる

フリーランスエンジニアは働く土地や場所を自由に選ぶことができます。

現在はリモートワークが広がり好きな場所で仕事ができるようになってきており、居住地を限定しない企業も出てきてはいますがごく少数です。

職種や案件にもよりますがフリーランスエンジニアはオンライン上で完結する仕事も多いため、家のみならずカフェやコワーキングスペース、旅行を兼ねたワーケーションなどどこでも働くことができます

また、転居により仕事が継続できなくなることも少なく、結婚やライフステージの変化により身軽に動くことが可能です。

フリーランスエンジニアのデメリット

フリーランスエンジニアのデメリット

フリーランスが急増しているとは言え、まだマイナスのイメージを持つ人が多いことも事実です。

フリーランスはやめとけと言われるのはなぜか、デメリットを4つ紹介します。

  1. 収入が不安定
  2. 福利厚生がない
  3. 雑務が増える
  4. 審査に通りづらい

収入が不安定

会社員は毎日会社に行けば毎月必ず安定した収入がありますが、フリーランスの場合は約束された収入がなく不安定です。

その分自分の頑張り次第で収入は青天井でもあるのですが、フリーランスになりたては生活費が稼げないことも珍しくありません

また、一度仕事をもらえたとしても継続的に依頼があるとは限りませんし、新型コロナウイルス流行や2008年のリーマンショックのような社会情勢の大きな変化によって、急に仕事を失う可能性もあります

フリーランスエンジニアになってすぐに生計を立てられる見通しが立っている場合は別ですが、はじめは稼げなくてもコツコツと続けていける精神的、金銭的余裕を持った状態で独立しましょう

福利厚生がない

会社員には法律で義務付けられている「法定福利厚生」と企業独自の「法定外福利厚生」がありますが、フリーランスはそれらを一切受けることができません。

法定福利厚生では社会保険料などの一部を企業が負担しているため、退職してフリーランスになると支払額が増えます

また、社宅や住宅手当、健康診断、予防接種、自己啓発支援といったさまざまな法定外福利厚生も会社員の特権です。

はじめからないものだと思えば問題ないのですが、会社員からフリーランスに転向した場合は惜しく感じることもあるかもしれません。

法定福利厚生の種類 企業負担割合 フリーランスの支払い有無
健康保険 50%
国民年金 50%
介護保険 50%
雇用保険 原則2/3
労災保険 全額
子ども・子育て拠出金 全額

雑務が増える

フリーランスはメインとなる業務に加え、案件を獲得するための営業や請求・経費精算などの経理業務、年末の確定申告といったあらゆる仕事を自分でおこなう必要があります。

企業であれば各部署の担当者がおこなっているため、会社員時代には経験したことのない業務に戸惑うことも多いでしょう。

慣れないうちは手間取ってしまい、時間とエネルギーを消耗することがデメリットです。

審査に通りづらい

フリーランスは社会的信用が低く、クレジットカードやローン、賃貸の審査にとおりづらいデメリットがあります。

会社員であれば勤務する企業の信用を使えますが、フリーランスは自身の信用のみで勝負しなければいけないのです。

フリーランスだからと門前払いされるわけではなく、確定申告をした控えや所得税の納税証明などを提出して審査基準を満たすことが証明できれば問題ありません。

フリーランスエンジニアの年収アップ方法

フリーランスエンジニアの年収アップ方法

フリーランスエンジニアとして働くのであれば、待っていても仕事は来ないので自らとりに行かなければいけません

どのように案件を獲得すれば月収アップにつながるのか、仕事の探し方や取り方を解説します。

フリーランスとして独立する前に、会社員として働きながら副業で案件をこなして実績を積んでおくとスムーズです。

  1. さまざまな媒体を利用する
  2. 仕事を見極める
  3. 営業力をつける
  4. 人脈を広げる
  5. スキルを磨き続ける

さまざまな媒体を利用する

クラウドソーシングサービスに加え、IT業界に特化したフリーランスエージェントや求人サイトも複数あり、フリーランスエンジニアが仕事を探す方法は多く用意されています

成功するためには、複数のサービスに登録してより多くの求人に出会いましょう。

しかし、クラウドソーシングサービスの場合は完了させた案件数がクライアントの判断基準になるため、あまりに多くのサービスに分散してしまうと実績として評価されづらいことがデメリットです。

管理しきれなくなったり時間を取られるデメリットもあるので、複数のサービスを確認したら使いやすいものや希望に合う案件が多いものに絞ることをおすすめします。

仕事を見極める

手軽に仕事を受けられる媒体が増えた分、なかには質の悪い案件やクライアントも存在するため、しっかりと見極めて仕事を選ぶ必要があります

とくにフリーランスになりたてのうちは相場感や判断基準がわからずに悪質な案件を受けるリスクが高いため、経験や一般的な相場をもとに自分なりの仕事の選び方の基準を定めておきましょう

なお、悪質案件に引っかかるリスクがもっとも高いクラウドソーシングサービスにおける、要注意クライアントの特徴は下記のとおりです。

  1. 実績件数が少ない
  2. 評価が低い
  3. プロフィールの文章や画像がなどが不十分
  4. 募集内容がわかりづらい、具体的に書いていない
  5. 応募後にまったく違う仕事内容を案内される

1つに該当するからといって必ずしも悪質とは限らないため、総合的にチェックして判断しましょう。

営業力をつける

仕事を獲得するための営業には、下記のようにさまざまな方法があります。

  1. クラウドソーシングサービス、ビジネスマッチングサービスを利用する
  2. 企業のホームページを見て直接応募する
  3. SNSの発信によってスキルをアピールし、集客につなげる
  4. メールや電話、訪問による飛び込み営業をおこなう

口で話す方が得意な人もいれば文章にまとめた方が伝えやすい人もいるので、自分のやりやすい方法を選びましょう。

いずれにしても、営業をかける際には自分のスキルやできることをわかりやすくまとめてアピールできるようにしておく必要があります。

獲得したい仕事に必要なスキルをアピールできるようなポートフォリオを作成しておくとスムーズです。

人脈を広げる

人脈を広げておくと、こちらから営業をかけなくても仕事が舞い込んでくることがあります

知人や友人、会社員時代にかかわった同業者やクライアント(元勤務先から顧客を奪ってトラブルにならないように注意)など既存の人脈のほか、セミナーや交流会、オンラインサロンなどで新たな人脈をつくることも効果的です。

真摯に仕事に向き合っていれば、仕事ぶりを評価したクライアントがほかのクライアントを紹介してくれるケースもあります。

営業をかける手間が必要なくなればその分本業に時間を割くことができるため、年収アップに効果的です。

スキルを磨き続ける

同じことをずっとやっているだけでは同じ収入しか見込めないので、年収アップしたいなら常にスキルを磨き続けましょう。

特定の分野を極めてプロフェッショナルになる、できる業務の幅を広げるなど磨き方は1つではありません。

将来的にどうなっていきたいのか、いくら稼ぎたいのかを考えて、そのために必要なことに取り組んでいきましょう。

未経験からフリーランスエンジニアになるには

未経験からフリーランスエンジニアになるには

ITエンジニアは専門知識を必要とするため、初心者からいきなりフリーランスを目指すことはハードルが高い職種です。

できれば企業で経験を積んでから独立することが望ましいですが、どうしても未経験から挑戦したい場合はこれから解説するステップを踏んでフリーランスエンジニアになりましょう。

  1. スキルをつける
  2. 実績を積む

スキルをつける

独学で学ぶには限界があるため、まずはプログラミングスクールに通って疑問点を質問しながら基礎知識をつけましょう。

オンラインで受講できるスクールも増えており、仕事や学業と両立しながら学べます。

なかには求人を出している企業と提携して人材の紹介料を得ることで成り立っている無料のプログラミングスクールもあります。

また、厚生労働省の「教育訓練給付制度」の対象となっている講座であれば教育訓練給付金として受講費用の20〜50%(講座種類により異なる)を受け取ることが可能なので、活用しましょう。

実績を積む

案件に応募する際には過去の実績によってスキルを見て合否を判断されるため、提示できる実績がないと案件を獲得することが非常に難しいです。

仕事を受けることができないから実績を作れない、実績がないから仕事を受けられないと悪循環に陥るため、ある程度実績を積めるまでは報酬にこだわらずにとにかくできそうな仕事を受けてみましょう。

アプリケーションを自作しておけば、実績がなくてもポートフォリオとして提示することができます。

年収を上げたいフリーランスエンジニアにおすすめのエージェント

レバテックフリーランス:フリーランスエンジニア向け

レバテックフリーランス

・報酬単価が高い
・これからフリーランスを目指す人でもOK
・職務経歴書などの事前準備は不要

レバテックフリーランス」は、5,000社以上の企業から直接案件を保有しており、そのため大手企業の案件があることから、報酬単価が高い案件を多数揃えています。

また報酬単価が高い理由の一つに、仲介業者を一切介さないため、より高単価の案件を直接、あなたに提供できています。

これにより、あなたの専門スキルが真に評価され、報酬に反映されるのです。

レバテックフリーランスでは専任の担当者が案件の紹介から面談の日程調整、単価交渉、参画中のサポートまで全面的に行います。

実際に、利用者の満足度は92.6%と高い評価を得ているのも事実です。

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運営会社の会社概要
項目 内容
社名 レバテック株式会社
代表取締役 岩槻 知秀
代表執行役社長 高橋 悠人
資本金 60,000,000円(資本準備金含む)
事業内容 1. システムエンジニアリング事業
2. IT・Web領域における人材紹介事業
認定 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308734、 労働者派遣事業 派13-308125、 プライバシーマーク認定番号 第10822633
設立 2017年8月1日
株主 レバレジーズ株式会社 (https://leverages.jp/business/it)

ITプロパートナーズ:エンジニア&マーケター&デザイナー向け

ITプロパートナーズ:エンジニア&マーケター&デザイナー向け

・週2日から働ける案件あり
・フリーランス全般の案件がある
・エンド直で高単価

ITプロパートナーズ」は、週2日から働ける案件を豊富に取り扱っています。

またリモートや時間がフレキシブルな案件などのフリーランスが他の案件とも並行しやすく、働きやすい柔軟案件を多く取り揃えています。

さらに会員登録した当日から使えるフリーランス向け報酬即日払いサービスの「ペイトナーファクタリング」と併せて利用することで、請求書をすぐに現金化することができるようになります。

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運営会社の会社概要
項目 内容
会社名 株式会社Hajimari
事業内容 – ITプロパートナーズ事業
– 人事プロパートナーズ事業
– ファイナンスプロパートナーズ事業
– マーケティングプロパートナーズ事業
– intee事業
– TUKURUS事業
– メンタープロパートナーズ事業
– HR University事業
設立 2015年2月26日
資本金 1億円
代表取締役 木村 直人
社員数 128名(2022年11月時点 正社員・インターンのみ)
許認可 – 有料職業紹介事業: 13-ユ-307288 <br> – 一般労働者派遣事業: 派13-306091
所在地 東京本社: 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-16-10渋谷DTビル6階(総合受付)・9階
電話番号 03-6450-6076(代表)
FAX 03-6450-6077
intee専用 03-6277-5980

【年収別】税金・手取りシミュレーション

年収と手取りの比較表

フリーランスの税金や手取りのシミュレーションをまとめました。

年収300万円の手取り額

年収300万円の手取り額

年収300万円のフリーランスの手取りは約234万300円です。

税金と保険料の内訳は、所得税71,700円、住民税15万3,500円、国民健康保険約23万5,200円、国民年金19万9,320円です。

税金・保険の種類 金額
所得税 71,700円
住民税 153,500円
国民健康保険 235,200円
国民年金 199,320円

納付額約65万9,720円を年収から引くと、手取りが約234万300円。

個人事業税を支払う場合、年間5000円の税金が引かれ、手取りは約233万5,300円になります。

年収400万円の手取り

年収400万円の手取り

年収400万円のフリーランスは、手取り約309万円です。

そのうち税金・保険料内訳は所得税13万6,500円、住民税24万4,000円、国民健康保険約33万570円、国民年金19万9,320円。

税金・保険の種類 金額
所得税 136,500円
住民税 244,000円
国民健康保険 335,700円
国民年金 199,320円

そこから約91万円を引いた後の手取りが約309万円。

個人事業税があれば手取りは303万5,000円になります。

年収500万円の手取り

フリーランス年収500万円の手取りは約414万円

年収500万円のフリーランスは、手取り額約381万円となります。

税金と保険料は、所得税22万6,900円、住民税33万4,400円、国民健康保険42万5,970円、国民年金19万9,320円の合計約118万6,590円です。

税金・保険の種類 金額
所得税 226,900円
住民税 334,400円
国民健康保険 425,970円
国民年金 199,320円

個人事業税が課される場合、年間10万5,000円減らし手取り約370万8,410円です。

>> フリーランス500万円の手取り

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年収600万円の手取り

年収600万円の手取り

年収600万円のフリーランスの手取りは、約445万2,000円。

税金と保険料の内訳は所得税40万2,300円、住民税42万4,900円、国民健康保険約52万1,400円、国民年金19万9,320円で、年収600万円の場合、約154万7,920円が納付となります。

税金・保険の種類 金額
所得税 402,300円
住民税 424,900円
国民健康保険 521,400円
国民年金 199,320円

手取り額は約445万2,000円。個人事業税が適用されると、15万5,000円加算され、約429万7,000円の手取り額となります。

>> フリーランス600万円の手取り

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年収700万円の手取り

年収700万円の手取り

年収700万円のフリーランスの手取り額は約508万5,500円。

税金・保険料内訳は、所得税58万3,100円、住民税51万5,300円、国民健康保険約61万6,800円、国民年金19万9,320円。

税金・保険の種類 金額
所得税 583,100円
住民税 515,300円
国民健康保険 616,800円
国民年金 199,320円

また所得税率が23%で、税金・保険料合計約191万4,500円です。

個人事業税が加算される場合、年間20万5,000円も納付が必要です。

>> フリーランス700万円の手取り

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年収800万円の手取り額

フリーランス年収800万円の手取りは約616万円

年収800万円のフリーランスの手取りは約571万8,580円。

内訳は所得税76万4,100円、住民税60万5,800円、国民健康保険約71万2,200円、国民年金19万9,320円。

税金・保険の種類 金額
所得税 764,100円
住民税 605,800円
国民健康保険 712,200円
国民年金 199,320円

税金・保険料合計は約228万1,420円で、さらに個人事業税を加えると約253万6,420円になります。

年間800万円超の所得者は法人化を検討しましょう。

年収900万円の手取り

年収900万円の手取り

配偶者あり、扶養家族なしの人が年収900万円を稼いだ際の手取り額は約709万円です。

引かれる税金や保険料は、健康保険約60万円、国民年金約40万円、所得税約55万円、住民税約36万円となります。

税金・保険の種類 金額
所得税 550,000円
住民税 360,000円
国民健康保険 600,000円
国民年金 400,000円

これらの合計が191万円となるため、年収900万円からこれらを差し引くと、手取り額は約709万円です。

>> フリーランス年収900万円の手取り

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年収1,000万円の手取り

年収1,000万円の手取り

年収1,000万円のフリーランスの手取り額は約701万6,200円。

税金と保険料には、所得税116万9,500円、住民税79万5,000円、国民健康保険82万円、国民年金19万9,320円が含まれ、合計で298万3,820円を支出が発生します。

税金・保険の種類 金額
所得税 1,169,500円
住民税 795,000円
国民健康保険 820,000円
国民年金 199,320円

個人事業税の義務がある場合、33万5,000円の支払いが求められるため、手取りは約666万1,200円になります。

さらに年収1,000万円を上回ると、翌々年から消費税の納付義務も発生する点に注意が必要です。

>> フリーランス900万円の手取り

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年収2,000万円の手取り

年収2,000万円の手取り

年収2,000万円のフリーランスの手取りは約1,283万1,000円。

税金・保険料は、所得税が435万4,500円、住民税が179万5,000円、国民健康保険が82万円、国民年金が19万9,320円で、合計716万8,820円。

税金・保険の種類 金額
所得税 4,354,500円
住民税 1,795,000円
国民健康保険 820,000円
国民年金 199,320円

個人事業税が発生する場合、年間85万5,000円加算され、手取り約1,197万6,000円となります。

年収1,000万円以上の翌々年から消費税の納付義務も発生し、高額の税金・保険料が発生してしまうのが年収2,000万円のフリーランスです。

【月収別】税金・手取りシミュレーション

【月収別】税金・手取りシミュレーション

フリーランスの手取り額を月収別にシミュレーションし、月収30万円・50万円・100万円の3パターンで紹介します。

対象は東京都在住の20〜39歳独身者で、青色申告、経費0円。

月収30万円の手取り額

月収30万円の手取り額

月収30万円のフリーランスの手取りは、約23万3,400円です。

税金・保険料の内訳は、所得税約8,350円、住民税約17,310円、国民健康保険約24,360円、国民年金16,610円。

かかる税金の種類 金額(円)
所得税 8,350
住民税 17,310
国民健康保険 24,360
国民年金 16,610
支払い総額 66,630

合計約66,600円を引いた約23万3,400円が手取り額となり、個人事業税の支払いがある場合は月2,900円の税金が引かれ、手取りは約23万円になります。

>> フリーランス月収30万円の手取り

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月収50万円の手取り額

月収50万円の手取り額

月収50万円のフリーランスの手取りは、約37万1,000円です。

税金・保険料の内訳は、所得税約33,520円、住民税約35,400円、国民健康保険約43,440円、国民年金16,610円。

かかる税金の種類 金額(円)
所得税 33,520
住民税 35,400
国民健康保険 43,440
国民年金 16,610
支払い総額 128,970

合計約12万8,970円を引いた約37万1,000円が手取り額となり、個人事業税の支払いがある場合は月12,900円の税金が引かれ、手取りは約35万8,000円になります。

>> フリーランス月収50万円の手取り額

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月収100万円の手取り額

月収100万円の手取り額

月収100万円のフリーランスの手取りは、約69万9,300円です。

税金・保険料の内訳は、所得税約14万2,800円、住民税約82,900円、国民健康保険約68,300円、国民年金16,610円。

かかる税金の種類 金額(円)
所得税 1,428,000
住民税 829,000
国民健康保険 683,000
国民年金 16,610
支払い総額 2,956,610

税金・保険料合計は合計約30万610円と高額で、さらに個人事業税の支払いがある場合は月37,900円の税金が引かれ、手取りは約66万円になります。

月収100万円を1年間稼ぎ続けた場合、翌々年には消費税の納付義務も発生します。

まとめ|フリーランスエンジニアで会社員より稼ぐことは可能!

フリーランスエンジニアは誰でも気軽に就ける職業ではありませんが、だからこそ働き方次第で高年収が見込めます。

会社員よりも年収が低くなりがちなフリーランスのなかで、会社員以上の年収を目指しやすい限られた職種でもあります。

自由に働きながら稼ぎたいのであれば、ITスキルをつけてフリーランスエンジニアを目指しましょう。

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